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編集後記、的なもの。

「限りある時間だから、家族について考える 7つの質問」を
読んでくださった方、
考えてくださった方、
話し合ってくださった方、
皆さん ありがとうございます。

「7つの質問、どうでしたでしょうか?」
もしよければ、
感想など聴かせていただけると 嬉しいです。

実は「7つの質問」を作ってみたら?と
中尾亜由美 さんに、
アドバイスをいただいたのは
3月初旬でした。

それから約4か月もの間、
一体、何してたんだよ?
という感じですよね。

その間、ずっと自分と格闘してました。
(今も、まだ少し葛藤はあるかな。)

というのも
こんなことを 書いているけれど、

わたしは
まだ 自分の家族を持って5年そこらだし、
身近な人を亡くしてもいません。

だから、偉そうに「7つの質問」で
考えてもらう 機会を作れたら、
と思ってはいるけれど

「あんたに何が分かるの?」
と言われてしまえば、
「ごめんなさい」
としか  返す言葉がありません。

もし、不快な想いをされた方が いらっしゃったら、ほんとに ごめんなさい。


だけど、
そういうことを言われても仕方ないと思いながらも、
この「7つの質問」を考えたのは

8年間、ずっと 
がん患者さんの告知直後~終末期までを
ケアしてきて
いろんな家族のカタチ、
最期の迎え方を 見てきて

本人も 家族も 納得のいく最期を迎えて、
穏やかに亡くなられる方もいれば

一体、本人の意思はどこにあるのだろう?と
考えさせられる場面も
本当にたくさん見てきたから。

最期の、最期のことは
今の この時代でも、
意外と、
家族に判断を委ねることが
とても多いです。

その時に「どうしたら良いか」と、
悩む家族も 本当に多い。

本人の意思が分からないから
家族が悩みながら決めて
本当にこれで良かったのだろうか。と、
その後も
ずっと悩んだり、後悔したりするひとがいる。

告知直後も、
家族や親族が あれこれ良かれと思って
いろんな治療を勧めたり

副作用や全身状態が思わしくない状態でも
周りの期待を裏切れなくて
無理に治療を頑張っている方も
たくさん見てきました。

本当に本人が望んでいることは
意外と違うところに あったりする。


だから、
健康なときから
「家族で考える時間」
「家族で話し合う時間」
「「もしも、の時」を考えること」を
してほしい。

そう 思ったから
悩みながらも
やっぱり、この質問を作ることにしました。


Twitterだったと思うけど
「死」について話したら、
フォロワー数が激減した、という
書き込みを 見たことがあるけれど、

実は、わたしも
この質問を始めてから
facebookに投稿しても、
「いいね」や「コメント数」が 少し減りました。笑。

それくらい、
日本では「死」や「最期」について
考えること、話すことは
まだまだ タブーなのかな、と思います。

ただ、わたしの書き方や文章構成が
面白くないのも
大いに原因の一つかもしれないけれど。汗。


でも 実際、厚生労働省の調べ
「終末期の医療について、家族と話し合ったことがあるかないか」の問いに
半数以上の人は「話し合ってない」
と答えています。

今の時代
2人に1人は がんになる時代、

そして2025年には
5人に1人が 認知症になる時代、

このほかにも、
難病や脳梗塞で
体の自由が利かなくなる場合もあります。

自分の身体の健康は 無限じゃないし、
家族のカタチも 年月が経てば
どんどん変化していく。

みんなそれぞれ
価値観や想いだって変化していく。

それを 家族の中で
知っていく、
受け入れていく機会が増えてほしい。

限りある時間だから、
普段から
たくさん話しあう習慣を作って

その都度、
家族とともに「どう生きるか」を 
考えながら 過ごせたらいいな。

そうして
人生最期まで悔いなく生きること、

残されるひとも
後悔なく、生きていけることを 願って。

7つの質問は すべて書き込んで考えてもらえるように
書き込みシートを作りました。

それぞれの記事の後ろに貼ってあるので、
印刷して 家族みんなで 考えてみてね。


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