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自分は本業以外もいろいろしているくせに「芸人さんは漫才が面白ければいい」論者の私が「新世界」を読んでうっかりやる気になってしまったりちょっとゾクゾクしたりおまけに励まされたりしていまった話。|元外コン脱サラベーシストの本棚 #10

火曜note。このマガジンも10冊目ですね。何気にBookReview回はPVも出るのと、周りからも概ね好評です。ありがとうございます。

今回はこれ。

私が西野さんのキングコング以外での活動を知ったのは例の「はれのひ」事件。

うちはテレビがない家なので、こんな仕事をしているのに、私エンタメ系ニュースには本当に疎いんですよね。。だから絵本書いてる人だったりするのもそもそも知らなかったし、お笑い好きの母親譲りの
「芸人さんはやっぱり芸が面白くてなんぼ!!」=(「ミュージシャンはとにかく演奏が良くないと!!」)というポリシーも手伝って。なんとなく彼の絵本や本にはあまり触手が伸びなかったのです。

でも、本当になんとなく、、なんとなく気になっていろいろ彼の情報をおっかけているうちに、この「新世界」が無料公開されていることを知って(今更だけど)読んでみました。

ここから全文読めます。

この本では"お金"に代わる新しい価値として”信用”を挙げています。「信用を貯めてあとから換金することもできる時代になった」とか、なるほどと思いながら一般的な価値観としてはちょっとまだ難しいかな。(あ、ちなみに「嘘をつくことは信用を失っていくことになる」というところにはドキッとしましたね。(笑))と思いながら読んでいると次第にこの議論が発展してきます。

これは確かに面白い!!やっぱり「信用してる人からのおすすめ」をみんな聞きたいんですよね。匿名投稿じゃなくて。ホリエモンのグルメサービスしかりだけど、これを地図にしようというのは面白いと思いました。そういえば昔WEBやSNS上の人の距離とかを表示してくれるようなサイトがあったりしたなあ。

Amazonではオンラインサロンなどのメンバーになっている方や彼の本を読んでいる人は「既出」の内容というコメントもあったけど、私は西野さんの本を読むのも初めてだし、こんな活動も素敵だと思いました。

おりしも、自分がもう一度Music Caravanを立ち上げようとしていて、その活動資金としてnoteの売上を当てようとしている今、ちょっと背中を押されました。

最近は近くにオンラインサロンを主催している人もちらほら出てきているし、アーティストが活動資金を安定的に得る手段の一つとしてもいいかなと思いますよね。恥ずかしいことですが、この本を読んで既存のファンクラブとオンラインサロンの違いもやっと分かってきました。とはいえどこかに入ってみないとわからないこともあると思います。私もいろいろアンテナ高くしていこう。少し飛躍しますが、アウトプットとしてBookReviewをやってからこういうものに広く興味を持てるようになったとちょっと得した気分です。

そしてこちら。

まだまだ私はいろいろへたくそですが、月並みな感想ですがいっぱい頑張ろうともおもいました。音楽家にとっての❝力を付ける❞というのは何より上手くなることだと思うので。たくさん練習してたくさん学ぼう。

とはいえ、番組昔打ち切りが決まったことをばねにしているというこちらの一文もちょっと引っかかっています。

これってバンドに当てはめるとかなり残酷だけど、やっぱり私たちも数字から逃げちゃいけない側面があることを再認識しました。「ありがたい仕事」をいつまでももらい続けているばかりではいられないからね。最近は私もブッキング含めての条件の良いオファーをいただくことが多いけどこれまでお世話になった人に優先的に返したいと思ったりするもんね。そして自分のバンドでもやっぱり結果を出していきたい。じゃないといい音楽をやっていても続けられないからね・・・・・。もちろんいい音楽を作らないと結果もついてこないのだけど。両輪ですね。

さて、私も「これが大人です」と胸を張って言える40代になりたいからあと3年半、いろんな力を貯めたいと思います。このままだとオンラインサロン入会しちゃいそうだな。まあ、それもありかもってことで。この”全文公開”西野さんの狙いが当たってると思います。

他の本もよんでみたくなっちゃったし。

ではではまた。



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