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共演者に演奏で「何が大切か」問いかけることができる音楽家ってそうはいないから、私にとって太郎さんとの共演は発見の連続です。

金曜日のnoteです。今日は助川太郎さん。

そう、この太郎さんです。

こちらの記事でも書いたけど、太郎さん、非常に音楽的なレベルの高い方です。ご本人はブラジル音楽を基調として活動されていますが、下手したらjazzでbassを弾いても私より上手いかもしれませんよ。。

それくらい、ジャンル問わず「音楽」への理解が深く「表現」の幅が広い素晴らしいアーティストさんなのです。

因みに、、、超因みにですが、私がコントラバスを弾くきっかけになった男の子は「太郎くん」と言います。その時の太郎くんはチェロ弾きでしたね。もうやめちゃったかな。。

さて。

共演させていただくようになって(助川)太郎さんの音楽性は即興を大事にしながらもクラシカルな要素が沢山あることがわかってきて、中でも「ソロを前提としたアドリブの応酬よりもまずはテーマを大事にしよう」と教えていただいたことは実は今の私の作曲やアレンジの方針にとても大きな影響になっています。

今ピアノトリオでやっているカルメンは多分太郎さんや「助川ブラザーズ」との出会いがなければ生まれていないと思います。

他にも「ベースがずっとベースでいる必要はない。」とかね。イチベレ氏のワークショップを教えてくださったのも太郎さんだったな。

私は太郎さんと演奏するとき、大概何かしらの「課題」を感じています。あるいは「問題意識」というか。南米のリズムはもちろんのことコードワークとかダイナミックスの持って生き方とかね。かなり細かく聞いてます。そして自分のダメさにへこんでいます。。。まあ、本当は「毎日持っとけよ」という緊張感だったりするのかもですが、そんなレベルではなく、全身アンテナ立てて瞬発力とかテンションとかフルマックス。

でもその結果音を詰めすぎてしまったり、相変わらず音の立ち上がりの速さで勝負しようとしてしまったり。良くない方向に走りそうにもなっていました。

前回共演させていただいたときにご指摘いただいて、今週は少し改善できたかな。。

常に音楽的な本質を追求できる太郎さんとの共演。これからもいろいろありますよ。

そして、こちら私は出ませんが。太郎さんの今のユニットです。

8/1  助川太郎GROUP Hall Concert in ティアラ ~ 歓びの人生 〜
助川太郎GROUP 初のホールコンサート、遂に開催!!
料金(全席指定・税込)4000円(友の会3600円)
【予定曲目】春風(オリジナル)、蘇州夜曲、コンドルは飛んで行く、イパネマの娘
【出演者名】 助川太郎(ギター)山下Topo洋平(ケーナ、サンポーニャ)阿部篤志(ピアノ)
会場:ティアラこうとう 〒135-0002 東京都江東区住吉2-28-36


是非。

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