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【布教】「松本しげのぶ作品3大闇主人公」について語らせてくれ【デュエマ】

はじめに

突然だが、あなたは闇主人公はお好きだろうか?
私は好きです。キャラのギャップと鬱展開でテンション上がるクソオタクなので。
暗い展開に唸りながらどこかでニヤついている自分がいる。冷静に考えるとただの変質者だな?

主人公という一番目立つポジションでありながら、何かしらの仄暗さを持ったキャラ。その暗い要素はキャラの過去かもしれないし、周囲の存在かもしれないし、生い立ち(種族)かもしれない。それらは物語の鍵として、主人公含め周囲を驚異の展開へと導く。

何にせよ、我々は彼らの持つ闇の要素に感化される運命なのだ。

これ書いてて思い返したんですが、筆者の近年の推し闇主人公は鬼太郎(アニメ5期)、ミッキーマウス(EpicMickey)、麻倉葉でした。性癖分かりやすすぎるだろ。自己犠牲をサラッとやらかすキャラ最高だな〜〜Ah〜〜〜!!!!

要するに、

ギャップはあればあるほどいい。


ということである。

その上でさらに、そういった闇主人公がいるのが『デュエル・マスターズ』シリーズでおなじみ松本しげのぶ大先生の作品なのだ、というのがこの記事の要点だ。今日はそれだけでも覚えて帰ってくれ〜。頼む。

コロコロまんがと思って侮るなかれ。デュエマ本編を本誌や別冊、アニメで見たことがある方ならもう分かるであろう、「松本しげのぶ作品の鬱展開はマジの闇」なのだ。

典拠:アニメ『デュエル・マスターズ キングMAX』1話。バサラの過去。白凰。etc.

ネタバレOKな人はこの動画も見てみよう。
鬱シーンを公式がカード化する狂気が見られるぞ!



デュエマWINのアニメ版が放送開始して1か月が経つ。各配信サイトでの視聴も解禁され、原作マンガの1話はアニメ版のキャスト陣でボイスコミック化した。布教するには絶好のチャンス。

というわけで、今日の議題はこれ。

敬称略。

松本先生の描く作品のなかでも暗い要素を持つ主人公を今回は紹介したい。

注意事項
公式でこういう概念があるわけではないです、私が勝手に言ってるだけです。あしからず。
都合により、記事中に登場するイラストはすべて自作絵でお送りいたします。
※怒られたら消す。

ドハマりして日の浅い、履修途中のにわかが偉そうに書くのははばかられるので、私の体験ここすきポイントも交えて話したいと思う。

それではドウゾヨロシク。

3大闇主人公

1.鬼太郎:人間と幽霊族の友情譚
2.錬:無邪気で残酷な生物兵器「錬人」
3.斬札ウィン:明るいあいつの相棒は邪神

1.鬼太郎:人間と幽霊族の友情譚





ご存じ『ゲゲゲの鬼太郎』には、原作漫画やアニメの他に、水木プロでない他の作家が描いたスピンオフ漫画が存在する。そのうちの一つが、松本しげのぶ版『ゲゲゲの鬼太郎』だ。アニメ版第6期(2018~2020)の放送開始に合わせ、別冊コロコロコミックスで連載開始した作品である。当時筆者は鬼太郎にドハマりしていたので、当然この単行本も購入し拝読した。

松本先生バージョンの鬼太郎。
原作寄りの見た目と独自のシリアス顔がキュート。

『ゆる〜いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争』とのコラボ。
最高にかわいい。
来年サ終するんだよな。ありがとうゆるゲゲ、この二人を実装してくれて・・・。

「へーデュエマの作者が鬼太郎のマンガ描くんだ」と当初は淡々と思っていたが、1巻巻末の京極夏彦氏との対談で衝撃を受けた。
妖怪ガチ勢じゃねえか。コミックスに載っていた内容と同じもの+αが以下の記事から読めるので貼っておく。

私は「鬼太郎は単独のバトルが一番カッコイイ」に共感した。めちゃくちゃわかる。アニメ5期世代なので余計に。原作漫画も好きなのでなおさら。

お話の鍵となるのは小学生・ゆうた。1話で鬼太郎と出会い助けられることで友達になり、交流を深めていく。話の主軸はこの2人。原作でもアニメでも見られない展開が繰り広げられていく。

鬼太郎が人間の女の子でも妖怪仲間でもなく、「人間の少年」と出会うことによる化学反応。「おばけと友達の男の子」としての鬼太郎。新鮮な体験ができる。ギャグありシリアスあり、ちょっぴり感動ものもあり。

原作リスペクトが大量。特にねずみ男の表情。口を描かずに目周辺の表情のみで感情表現する描き方、はんぱない。2巻では原作まんがでは描かれていないマイナーな妖怪が多いのもポイント。(浅学ゆえ、ここら辺の記述間違えてたらすみません!)

全2巻だが個人的にあと5巻くらい読みたい。だって2人の掛け合いが可愛すぎるんだもの。鬼太郎のバトルがかっこよすぎなんだもの・・・。


松本鬼太郎かわいいよ!

1巻表紙。原作まんがにも同じ構図の装画が存在する。リスペクトたすかる。


2.錬:無邪気で残酷な人造生物兵器「錬人」



お次はコロコロGで連載されていた作品『錬人』から。コロコロGとはかつて不定期で発行されていた漫画雑誌で、紙の青年誌「コロコロアニキ」、そしてwebまんがサイト「週刊コロコロコミックス」の前身にあたる。そう、『ぷにる』でおなじみのあのweb雑誌の基となった漫画誌に連載されていた作品なのだ。

ターゲットの年齢層が幼年誌と少年誌の中間であるため、コマ送りはコロコロ寄り、描写は少年誌寄りである。流血表現や人体切断表現を含む。

彼は強暴な生物兵器である『錬人』の一人で、見た目は少年(?)、性格は無邪気、でもいざ戦わせると軍の部隊が全滅する。そんなキャラ。足のカマによる斬撃が強く、大量の銃弾を躱せるスピードキャラ。

ヒロイン・朝霧生子(いくこ)に出会い彼女に懐くが、それには理由があるらしく。
生子は錬と出会うことで、日本を取り巻く重大な秘密に近づいていく。詳しくは本編を読もう!

朝霧生子と冒頭に登場する博士。錬人と関係があるようだが果たして。(博士の配色が分からずオリジナルで塗りました。公式設定あったら拝見したいです。)



この作品が単行本として発売されたのは2011年、『鬼太郎』より前だ。
筆者は『鬼太郎』のあとに電子書籍で購入し読んだ。で、この方闇主人公好きなんだなと確信した。だってこんな展開されたらさあ…!(1話後半)(3話)

上のURLから1話を丸々試し読みできる。
紙版は入手困難であるため、電子版での購入推奨。


全1巻全3話、未完未回収の伏線、多数
つらい。


そりゃーそうよ。




錬は基本的に無口だが時々喋る。個人的に彼の好きなセリフは2話の「どんぐり!!」だ。前後の詳細が分かりづらいが、読んでいただければその理由がわかる事だろう。あんなん泣くわ。
鬱展開、最高だよ・・・。本当に。


3.斬札ウィン:明るいあいつの相棒は邪神



最後は最新作『デュエルマスターズ WIN』より、斬札ウィン。ある日を境に邪神のカードを手に入れ、世界を滅ぼせる力を持った「アビスベル=ジャシン帝/邪神くん」と関係を持つことに。

アニメ版新番組予告。驚異のジャンプ力。かわいい。



シリーズ初の闇文明使い。いわゆる「闇のカード」使いって悪役のイメージがあったんだけども今回主人公が使うんだもん、びっくりだあよ。

スターターデッキ&拡張パックのCM。グラフィックがカッコいい。

闇属性ではない切札家の主人公たち。手前から、デュエマバカ勝舞。 カレーパン中毒者勝太、Sっ気のあるジョー。シーンはアニメ『デュエル・マスターズ』(2017) 32、33話を参照。


アニメ版斬札ウィンの本気モード。回によって作画が微妙に違うのも注目ポイント。
『アビスラッシュ!!』

アニメ版の、普段と本気モードのトーン差が最高。原作まんがではデュエマバカ、というかデュエマヘンタイ感が強調されているのもまた良き。「いいね〜♡」ってあんなオタク的な方向でテンション上がりながらデュエルする主人公、いるんだ。
好物はタコさんウインナーらしいです。かわいいね。

影響されてタコさんウィンナー作りましたの図。


とても快活で純粋にデュエマを楽しんでいる中学1年生である。煽り性能が高く、現状一番の同世代ライバルである覚知山(おぼちやま)ボウイとは激しい舌戦を繰り広げている(アニメ4話)。邪神くんとの出会いにより、関東最強のデュエリスト集団「D4」にも目をつけられることになるが、果たしてウィンくんの行く末やいかに。

原作寄り作画のウィンくん。目は緑色。デュエマはアニメ・まんがが同時進行なので、それぞれの物語が絡まったり、独自の展開ではっちゃけたりする様を楽しめる。



失礼しました。ただのオタクになってしまい申し訳ない。

というのも拙者、コロコロオンラインで1話を初めて読んだ時、彼が闇主人公だと知って大興奮した侍で候。

記事のサムネを見てほしい。
歴代主人公が並ぶだけで、胸に込み上げるものがある。
(記事内の原作まんが勝舞編、勝太編、ジョー編の公開は終了しています)

筆者のデュエマWINへの言及で最古のもの。うるせえ。

もう一度言おう。デュエマ本編や上二つの作品を読んだ、もしくはアニメで見たことがあるならもう知っているであろう、「松本しげのぶ作品の鬱展開はマジの闇」なのだ。

「デュエマで闇主人公ってやべー物語確定じゃないっスか大先生!」となったのは私だけではないはず、決して。
これからの展開がヒジョーーーーーーに楽しみである。

ボイスコミック版原作1話。源さん必殺はアニメではやらなかったので地味に嬉しい。
『ぎゃらくてぃかごおるでんくらっしゃああああ!』


おわりに

以上、松本しげのぶ作品における闇主人公について取り上げた。
あなた好みのキャラはいただろうか?少しでも興味を持ったのなら、各URLから作品を手に取ったり、アニメを視聴したりしてみて欲しい。
特に今回取り上げた作品は様々な理由で入手困難だったり後から円盤化される可能性が低かったりするので、ぜひ推せるうちに推してほしい。資金に余裕があったらグッズも買おう。

そしてもし、










































と感じてくれたなら、さらに嬉しい。正気を失いながら文書いて絵描いた甲斐があるので。

最後まで読んでくれてありがとう!それでは。




松本しげのぶ作品三大闇主人公。

(お借りした素材:パチンコフォントメーカー
https://codepen.io/jagarikin/full/PGNwrv)