見出し画像

至福の時間

小さい頃から読書が好きで
学校の夏休みも
仕事の夏休みも
何がしたいといって

自由に

好きなだけ

時間に捉われずに

本を読むのが一番の愉しみだった。

母親から
「本ばかり読んでいないで外に行って遊びなさい!」
と叱られると
まっすぐに図書館に行って
本を借りて
芝生の上に座って
日が暮れるまで読んでいる。

小学校2年生の時の担任の先生は
年度終わりの文集に
わたしの思い出を
「まるで亀のよう。休み時間になると本に熱中していて、名前を呼ぶと
本からニューっと顔を出してこちらを見る」
と書いている。
現代なら、問題視されそうな文章だが
当時のわたしの姿は、まさにそんな感じだった。

本を読むにもいろんなタイプのひとがいて
同じ作家の本を読む人。
知識を増やしたくて読む人。
長編が好き。
詩が好き。
エッセイが好き。

わたしは、ファンタジーや児童書が特に好き。

非日常の風景を想像しながら
その風景の地図に従って
どこまでもどこまでも歩いて行きたい。

次に好きなのは推理小説。
現実世界では絶対に共有できない
「他人の脳から世界を見る」ような感覚に
たまらなく魅力を覚える。
人の真理にも興味があるし。

そんなわけで
いくつになっても
図書館のカードは皺くちゃになるほど本を借りて読んでいる。

運のいいことに
昨年からお世話になっている職場は、建物内に公共の図書館がある。
あらかじめネットで予約しておいた本を
休憩時間に受け取りに行き
自分のロッカーに入れておいて
少しずつ持って帰って読んでいる。

昨日は昼休みに本を取りにいったら
いっぺんに9冊届いていたので
ロッカーはいっぱいになってしまった。

半分以上は児童書で
あとは杉井光かな?

そして、1冊 
題名が気になったので借りてしまった本がある。

『ゲスな女が、愛される』 心屋仁之助

この本はまだ読んでいない。
「ゲス」という言葉の定義がわからないが
なんとなく面白そう。


借りて来た本には期限があるので
嬉しい悲鳴でどんどん読まないと!!

本に夢中になって
他のことを後回しにしてしまう
幸福な2週間になりそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?