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小さな頃の話

私がまだ4歳くらいの頃の話。

妹はまだ生まれたばかりの赤ちゃんでした。

とあるお休みの日、母が近所のスーパーマーケットへ買い物に行き、父と妹と3人でお留守番をしていた時のこと。

妹が泣き出したんです。

父も私も頑張って妹をあやしたのですが、なかなか泣き止みません。
きっと、おなかが空いたたのでしょう。

「早くお母さん帰ってこないかな…」
そう思った私は、自分のおもちゃの携帯電話で母に電話をかけました。

「お母さん、妹が泣いてるの!!早く帰ってきてねー!!!早く~!!」

その電話をかけ終わった瞬間、母が帰って来ました。

私は嬉しくて嬉しくて!

おもちゃの携帯電話だということには薄々気付いていたのですが、通じるはずのない電話が通じた気がして!

今思い出しても奇跡だと思うし、なんだかワクワクしてきます。

小さな頃の奇跡って、素敵!

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