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5月28日は花火の日

1733年、日本で初めて花火が打ち上げられたそうです。

厳密にはそれ以前から花火という概念そのものは存在していて、初めてだったのはあくまで「打ち上げ花火」という事なのですが、一応正式名称は「花火の日」という事だそうです。

元々は飢饉や疫病で亡くなった人々の慰霊のためのものだったとか。手向けの花で花火を打ち上げるとは、なるほど江戸時代っぽい風流な感じがします。

花火といえば、日本の夏に欠かせない風物詩の一つです。今年も打ち上げ花火、見たいものです。

さて、花火といえばこの小説。

「夏と花火と私の死体」は、乙一先生の小説です。

舞台はもちろん夏、殺人を犯してしまった少年少女の物語が、独特な語り口から展開されます。犯行を隠蔽しようと焦燥感に駆られる少年少女と対照に、牧歌的でのんびりとした時間が流れる田舎の雰囲気がとてもノスタルジックで魅力的な小説です。

夏の雰囲気とミステリー的な恐怖感覚を同時に味わえるので、花火の日にはもってこいの小説です。読んでみて下さい。

そういうわけで、明日は花火の日。初夏も終わった事ですし、本格的な夏を感じましょう。

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