仕事も暮らしも、一本の道の上に
道を楽しむと書いて、道楽。
シンプルに捉えたら、人生を歩んでいくことそのものを丸ごと楽しんでいる様子を示すように思えませんか。
こう問いかけてくださったのは、Waseiの鳥井さんでした。
「うん、そうだよね」と思った私。
けれど、今の世の中で一般的に持たれている「道楽」に対してのイメージはこうです。
本業ではないことに力を注ぎ、無駄に過ごしているようなイメージ。
でも、どうして本業ではない好きなことを楽しんで、その時間にふけってはいけないのでしょうか?
どうして、本業=好きなことではない、としなくてはいけないのでしょうか?
この価値観自体、もう変わってきていると感じます。まだまだ、仕事は辛いものだという声も聞こえてきますが。
もちろん、仕事は楽しいこと、ハッピーなことばかりではありません。でも、「楽しもうとする姿勢」を持つことがもたらす弊害ってあるのでしょうか?
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私は、日々のほとんどを占める「仕事」を、「暮らし」と切り分けたいとは思いせん。
去年1年、仕事と日常を切り分けた結果、私は”好きだ”と思う暮らしをすることはできませんでした。仕事を「仕事だから」と割り切ってやる集団の中では、あまり”好きな自分”でいられなかったのだと思います。
私は、日々に起こるすべてを、循環させたいと思っています。
取材した時間で得た学びを、暮らしにも、次の取材にも、大切な人との会話にも、私の心の栄養にもしたい。大切な人との会話から学んだことを、原稿にも、noteにも、他の友達にも届けたい。
目の前で起こる一瞬の積み重ねが、人生になっていくから。
人生を楽しむために一瞬を愛したいし、あえて愛さない瞬間ってつくらなくてもいいと思います。
毎日歩く、この道を楽しむ心持ち。
「道楽」って、素敵な言葉だと思いませんか?
この言葉の意味を考えさせてくれた鳥井さん、ありがとうございました。
言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。