下北沢のコーヒー屋さん、コフィアエクスリブリス。

りっちゃんとのおでかけの最後に、コーヒーとおやつを食べに立ち寄りました。

店内に漂うコーヒーの香りと、土曜の午後のしあわせな空気が、今日はほんとうにいい日だなと思わせてくれます。

心の休日、一緒に過ごしたいひと

りっちゃんとの休日は、仕事中に抑え込んでいた感性と感情を全部さらけ出せるような、大事な時間。

どうしてだろうな。

彼女の前では、難しく考えることも、建前を用意することも、なにかを疑う気持ちも、自然と消えていく。

人と話すと、相手に"もっと頑張りたいな"とか、ちょっとプレッシャーめいた感情を抱かせてしまうような気がしている私は、りっちゃんの持つ不思議な力に憧れています。

自分にはない、不思議な力。憧れていながらも、きっとそんなりっちゃんと私だからこそ、これからできることもあるのかなぁとも思います。

ふたつだから、できること

コフィアエクスリブリスで出会った、小さなワイングラス。

手作りだなってわかるような、ひとつひとつの形の違いに惹かれて、手に取りました。

ちょうど、明後日は彼の誕生日。さっきリカーショップで買ったラムとジンを思い浮かべて、このグラスが、私たちの乾杯の時にあったらいいなと思う。

ちょっと悩みながらも、レジに持っていくと、店主さんがボソりとひとこと言いました。

「うん。グラスとか器は、ふたつ買ったほうが幸せになれますよ。」

「え。」

「だって、ふたつあってはじめて、乾杯できるでしょう。」

その言葉に、心に灯るものがありました。

２つ買うことなんて、よくあること。

でもそこに、店主さんの言葉は、そっと光を当ててくれました。

こういう言葉をかけられる人になりたいなぁ。

そう思った1日でした。

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