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要するに飛びたい

空気感は写真にも映ると、小さい時から親に言われて育ちました。

カメラマンをしていた父と、デザイナーの母にとって、わざわざ海外まで行ってロケするのはけっこうざらだったと言います。だいたい、そういう時プロデューサーが、「カリフォルニアの空気感がほしい」と言って、海外ロケをつくるのだとか。

バブルだったから、というのも1つの理由です。でももう一つ、作り手たちは空気感までも大切にしていたからだと思うのです。

Googleも、ストリートビューもInstagramもない。自身が経験したことだけを、伝えられることだとしていた時代。
コンテンツをつくる人たちは自分たちの経験を伝えることに誇りを持って、発信をしていたのでしょう。

いまや、ちょっと調べればあるゆる場所の写真や情報がバーっと出てきます。でも、経験した人の言葉だと感じるものは、あまりにも少なく感じます。

空気感は、経験することでしか言語化できない、丁寧に丁寧に磨かないと伝わらないこと。

せっかくの言葉だから、せっかく誰かに読んでもらうのだから、できるだけ経験して感じたことを、丁寧に伝えようと思っています。

きれいめなことを言ったけれど、
要するに、海外に取材いきたい。

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言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。