学生インターン、高田。DIGGLEの社員さんにインタビューをする。 #1

こんにちは。DIGGLE学生インターンの高田ひなこです。現在大学2年生。仕事や将来について漠然と考えることが多くなり、自分はこれからどうなりたくて、何をしたいのか。日々悶々と考えていますが答えがなかなか出せません。
 今回「DIGGLEの社員さん方にインタビューをする」という企画を頂き、とても良い機会なのでテーマを『仕事』に設定し、お話を伺うことに。その範疇から大きく外れさえしなければ、まあ何でもよしとする、割と自由なインタビューにしたいと思い、とにかく自分の聞きたい事を率直に投げかけてみました。

 第一弾は我らがCEO、山本さんです。

高田ーまずは起業についてお聞かせ下さい。明確なビジョンや自分が感じている課題や疲弊などが無ければ出来ないものなのでしょうか。昨今の起業ブームでやたらと「とりあえず起業したら」とか「起業しろ」と言う人や「なんとなく起業」する人が増えてきていますよね。その辺り、どうお考えですか。

山本さん(以下敬称略)ー起業のすることのリスク自体が下がっていて。一番大きいのは転職市場の活性化ではないかなと思っています。起業することによって次に再就職できないとか、そういったことが今はほぼなくなっているんじゃないかな。むしろ起業することによって得られる知識があると思うんですよ。例えばお金の調達の仕方、会計、組織を作ること。普通の会社だと入社数十年経ないとビジネスとして出来ないことが起業を自分ですればすぐに出来るじゃないですか。そういったことの価値が見直されているのでは、と思います。実際に起業をする取っ掛かりはいくつかあると思っていて、「とにかく会社を作って自分で何かをやりたい」、「事業を起こしたい」ということであったり、社会的な課題ー自分が感じている不条理や非効率を解決することであったり。大きなことじゃなくても普通に生きている中での「不便さ」を受け入れることへの疑問でも。その中で「もし自分がこのサービスを作ったらお金を払う人いるんじゃないかな」とか、卑近な例からスタートする、みたいな。きっかけはどれでもいいと思っています。社会的に解決したい大きな課題に捉われがちですけど、必ずしも成功している人はそこからスタートしているわけではないですよ。

高田ーありがとうございます。では次にヒト・カネ・モノの面でみたときでの起業へのプロセスを教えて下さい。

山本ーまずはヒト。僕たちの会社が一番評価されているポイントは「年老いた営業」と「若いエンジニア」。僕が持っている経験がお客様の獲得であったり、顧客ニーズに直結しやすかったり。そしてモノを作るってなると、水上の技術力、最近のテクノロジーをキャッチアップする能力。この全然違う強みのある2人の組み合わせが一番評価頂いてるんじゃないかな。水上と一緒にスタート出来たっていうのが一番の財産ですね。やっぱり、チームがあって、そこからモノを作ってお金を集めるっていう流れです。ヒトが一番大事だと思います。

高田ー起業とは話がまたそれるのですが、今度は山本さん自身について。外資系企業と日系企業にお勤めされた経験があるそうなのですがそれぞれの良い点・悪い点を教えて下さい。

山本ー外資系企業の良い点はKPIがはっきりしていて、それを達成したらお給料になる点、そのための最善手をいつも考えます。相手の年齢やポジションにとらわれずに行動できたのは良かったですね。悪い点は属人化しやすい点ですね。保守的にもなります。チームで何かしようとする気にならなくて。自分さえ良ければいいみたいな(笑)逆に日系企業はその裏返しになっているんじゃないですかね。チームで何かを達成すること、誰かをトレーニングしてあげることが出来る点。悪い点は評価が曖昧な点ですね。お給料に反映されにくいとか。

高田ー日常生活でB2Cしか関わって来なかった1学生にB2Bの面白さを教えて下さい。

山本お客様の顔がはっきり見えるところが楽しい。〇〇さん、この人の為にサービスをイメージして提案するとか。お客様との関わりがすごく深いです。昔から繋がりがあるお客様と今でも仕事、プライベート関係なく会うこともあって。学べることも多いです。そこが一番楽しいところなんじゃないかなと思います。B2Cでお客様と食事に行くとか怖いじゃないですか(笑)

高田ー確かに(笑)想像できないです。

高田ー最後になります。私は2年後に社会に出るわけなのですが、進路を決める上でどうしても聞きたいことがあります。好きなことを仕事にするのか、得意なこと・強みを仕事にするのかどっちがいいとお考えですか?

山本僕は圧倒的に後者ですね。好きなことの内容にもよるんですけど、さっきのB2Bの話みたいに自分のお客様が誰なのかを想像するのが大事。結局自分が一番関わるのは対お客様とのコミュニケーションだと思うので。そこで自分とお客様の相性だったりとか、自分の強みが発揮できる時が一番楽しい気がしますね。例えば、旅行が好きなヒトが旅行会社に入ったとしてもお客様は別に旅行と関係ないじゃないですか。お客様自身は旅行好きかもしれないけど。だったら自分で旅行すればいいんじゃないのって(笑)誰にどんなサービスを提供して誰がどうなるのかっていうことが自分のイメージと一致していれば、あまりにも興味ないことでない限りいいんじゃないかな。

高田ーなるほどです。どうもありがとうございました。

 起業って今ではそこまで敷居が高いものではなく、気持ちさえあれば可能なんですね。これまで興味はほぼゼロに等しかった私が様々なその魅力をこのインタビューを通して知れたことはとてもプラスになりました。そして自分の人生の選択肢の中に「起業」が増えました。非常に短絡的ですが。
 最後の質問の、「好きな事を仕事にする」vs「得意な事・強みを仕事にする」は私の中の永遠の議題です。山本さんのお考えに納得させられ、今は完全に後者に傾いています。やはり、今回は何と言っても1企業のCEOに聞きたいことをひたすらに聞けるということ自体が貴重な体験になりました。

 次回、第2弾はCTO、水上さんです!主にエンジニアに関するあれこれを聞かせてもらいました。


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