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COM-PJ 轍

こんにちは!オオノヒナと申します。
瀬戸内海に浮かぶ離島で育ったことから、海洋プラスチック問題を解決したいという想いがあり、このプログラムに参加しました。

それ以外は何も持ち合わせていなかった私ですが、3ヶ月間、COM-PJを使って自分自身と社会課題に向き合ったことで、沢山のものを得て、大切なことに気付きました。

その轍をここに記録し、誰かの背中を押すことに繋がれば幸いです。

1. 3ヶ月の気づきと変化

結論から言うと、自分自身の面では、自己認識できるようになり、事業面ではヒアリングと仮説検証の大切さを学び、その速さと深さを実感しました。

そして、総じてtalikiとCOM-PJが大好きになりました。
KRPの皆様にも感謝でいっぱいです。


私がこのプログラムに応募した当時の気持ちは鮮明には覚えていませんが、二次募集の締め切り2日前にtwitterでたまたま見かけて、ビジネスビジネスしていない感じ、本質を捉えようとする感じ、大人なのにピュアに真剣に優しさとか大切にしてる感じ、募集要項のページで感じた、そんな雰囲気になんだか惹かれて、すぐに応募しました。

これが人生で初めての”アクセラ”というプログラムに参加したことになると、採択されてから知りました。
こんな小娘を採択してくださり、本当にありがとうございます。

COM-PJを終えて、この時に惹かれた雰囲気は間違っていなかったと、すぐに応募した自分めっちゃナイスやったなと思います。ナイスっ!!


このプログラムでは、ひたすら言語化と素早いアクションの回転率が印象的でした。

基本のインプットを必要なタイミングで効率よくしていただいた後に、グループに別れて、上手くいったことは褒めて、できなかったことはなんでできなかったのか、どうしたらできるのか、もっとよくするためにはどうしたらいいのか、みんなでフィードバックをし合う日曜日の報告会。納得のいく結果が出せなくて、みんなに合わせる顔がないと思っても、zoomが終わるともう一歩踏み出す勇気が湧いてきます。

終わったら、リフレクションシートを書きながら、自分に向き合い、ネクストアクションを計画し、明日(月曜日)からがんばるぞとまた気合を入れ、実行。

無理かも、、挫けそう、、と思った水・木曜日くらいにガクさんがリフレクションシートに一つ一つコメントをしてくださったり、夜にDiscordに行けばコツコツ頑張る皆さんがいてもくもく会をしたり、slackでは#よしよし #お手伝い求む ってチャンネルが動いてて、同じように頑張っている皆さんがいるから自分も。と、なんとか踏ん張れます。

他にも、自己理解WS、ゲストの方の講義、コーチング、メンターチャンネルなどなど、めちゃくちゃ質の高いプログラムが盛り沢山です!!

自己理解WS、コーチングの時間は問いをもらって、自分自身と対話し理想・目標・過去・未来など言語化します。すると、今まで考えたこともなかった自分の裏の目標や傾向が分かり、強み・弱みを乗りこなすことができるようになります。また、行動分析レポートと自分自身のトリセツを作ってもらえ、最小限のリソースで最大限の成果を出すためのヒントになります。


そして、事業面では、
事業に対する"愛"と、ヒアリング・仮説検証の大切さを、何度も身をもってひしひしと実感しました。

私は、"海洋プラスチック問題を解決したい"というバカでっかい問題だけを掲げ、誰の何のペインを解決したらいいのかなんて考えてもいませんでした。

メンターの工藤さんが、全国を回って300人以上のヴィーガン・フレキシタリアンの方々の話を聞き、クリティカルな課題を見つけられた、と言うお話から、ユーザー起点でプロダクトを作る、ヒアリングの方法・ポイントまで丁寧に教えていただいたこと。

ゲストの田口さんからは、チョコレートとガーナのカカオ農家さんへの溢れる愛と、ユーザーファースト精神を。坂口さんからは、SDGsの本質と”この指とまれ”のき込む力を。

お手伝い求むチャンネルでは、片山さんがテキストでもめちゃめちゃ丁寧で分かりやすくアドバイスや参考資料を送って対応してくださり、「安く・早く・間違える(そして学ぶ)」ということを教わり、活路が見えたり。

まずはアンケートとヒアリングを始め、人々の抱える課題と未来のユーザーさん探しを始めました。コンプロ前は、飲食店がストローやカトラリーを環境に配慮することで集客につなげるPR兼コンサル的なことをしようとしていましたが、ヒアリングでユーザー側のニーズがないと気づきました。「答えはユーザーしか知らないけど、ユーザーはその答えに気づいていない」ということも、コンプロで学び、今でもずっと覚えている言葉の一つです。
海洋プラスチック問題の記事も沢山読んで、何が正解なのかどう解決できるのか、クリティカルな課題とは、別解は、なぜ私が取り組むのか、これを見つけるのが一番難しかったです。

悩んだ末、消費者に近い視点から、水筒選びの課題とマイボトルを普及させるという視点で、水筒専門のオンラインセレクトショップを始めてみることにしました。(インスタで水筒紹介をしています。水筒を欲しくなったら覗いてみて下さい👀🌱)もっとマイボトルを普及させることに成功したら、将来的には、自動販売機でマイボトルを使える環境を作りたいと考えています。


そうして、あっという間に3ヶ月を走り抜けていました。

振り返ってみて気付いたことは、
自己認識の対義語、いわゆる、”自己欺瞞” の状態から脱出することができます。
自己欺瞞とは、自分で自分の気持ちを欺き、それを正当化しようとし、現実を見る目が歪み、本人が何も見えていない状態。
逆に、自己認識できている状態とは、自分のことを理解できているから他人にも寄り添え、giverでいられる状態だと思います。そして、そんな人が最後までやり切れるのではないでしょうか。

つまり、コンプロの三原則
①やり切れ ②giverであれ ③ユーザーに誠実であれ
を体現できる瞬間です。

このプログラムに関わっている方々はみーんな当たり前のようにそれができています。


それに気付けたのは、紛れもなく、コンテンツを考えて企画しいつも的確なアドバイスをくれる運営の皆様、一緒に頑張ろうって言ってお互いに助け合った参加者の皆様、COM-PJで関わってくださった全ての方々のおかげです。

ありがとうございました☺︎


2. これからどうしていくか

私は今、20歳。大学2回生。

BEYONDが終わった10月は、学校も始まってしまい、
これからどうしようか?と少し血迷った月でした。

もちろん、海洋プラスチックという課題には一生かけて向き合っていきたいと思っていて、本当はBEYOND後も続けていくつもりでした。しかし、ゲストで審査員の熊野さんの「事業家こそ、もっと自由に、未来に夢を飛ばせ」という言葉を聞いて、もっと他の方法も試してみたい、自分にしかできない事業をしたい、自分がやってて死ぬほど楽しくて面白い事業をしたい!と思いました。

そして、今は、もうちょっと他も当たってみようとしています。

この3ヶ月で、自分とこの世界のことを少し知れたように、
まだまだ私の未知の世界が広がっています。

この世界の"本質"を見つめ、"真の価値"とは何なのか、見極められる人間になりたいです。そして、みんなみたいに優しくて面白くてgiverな人間に。

まだまだ成長するぞー!!


最後に。

3ヶ月間伴走してくださった1on1担当のガクさんを始め、BEYONDの発表で勇気をくれたタカさん、私のつまずきに気づいてくれて優しく聞いてくれる運営の皆様。

誰よりも熱い想いで課題に真摯に向き合い、事業は違うけど、同じように頑張っている同志のような仲間の参加者の皆様。

3ヶ月間、本当にありがとうございました。

これからも、皆さんにいい報告ができるように私らしく尽力してまいります。

3. ちょっと興味あるかも...と思った方へ!

私の轍が参考になったかは分かりませんが、とにかく、Control + Enterで改行することも知らなかった私でさえ、3ヶ月で起業家さんの話が理解できるくらいにまでなることができました!

ここでは良い影響しかありません。この場での努力は絶対に無駄になりません。
事業化だけでなく、一生使える大切なことを沢山得ることができます。

ぜひ、一歩踏み出してみて下さい。

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