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結婚出産で友達を失わない為にできること~吐き出し先を複数持とう~

先日、夫実家に帰省する機会がありました。

幼馴染の私たち夫婦。夫の地元は私の地元です。

今回は、久しぶりに親友と2人で話して考えた、結婚出産後の友達関係について書いてみようと思います。

友達には会いたい、でも不安

帰省の予定が決まった時点で、夫から「息子見てるから、友達と会っておいでよ」と言ってもらったのですが、ちょっと悩んでしまった私・・・

・拠点が義実家になるので、ご迷惑を考えるとなかなか動きづらい
・移動だけでハード、予定入れすぎるとしんどい

というのもあったのですが、それ以上に「友達と会うのがちょっと不安」というのが本音でした。

今回連絡するなら相手は決まっていました。

高校からの親友Aちゃん。息子が産まれてから一度家に会いに来てくれたことはあったものの、2人で出かけるなんて妊娠発覚ぶりです。

会いたい。でも。

彼女は独身で、まだまだ恋愛を楽しんでいて、仕事もバリバリで。
私は彼女と何の話ができる?

今の私の毎日は、ほぼ息子・夫・家事だけでできていて。テレビもほとんど見れていないし、ほとんどの知識はTwitter頼り。私はこの毎日にとても満足して楽しんでいるけれど、会話の相手としてはどうなんだろう。

Aちゃんのことは大好き。彼女とならどんな話も楽しい。だけど、例えばついつい息子の話をしすぎてしまって嫌がられたらどうしようとか。どこか上から目線になってしまわないかとか。

そういうことを考えたらなんだか不安になってしまって、結局連絡をしないまま帰省の日を迎えました。

が、たまたま帰省中の新幹線でAちゃんから連絡があり、今の状況を伝えると「え?帰ってくんの?!なんで言わんのよ!」と怒られ、次の日に会えることになりました。

ありのまま正直に打ち明けてみた

Aちゃんに会ったらやっぱりすごく嬉しくて、楽しくて。

でも、家庭内とTwitterについての話題がどうしても増えてしまうのは事実なので、思い切って今回悩んでいたことを打ち明けることにしました。

子ども・夫・家事以外に話題はほぼないこと。
Twitter依存が激しいこと。

すると彼女はこんなふうに言っていました。

ヒナくらい仲良い相手だったらある程度はいいけど、やっぱ正直なところ子どもの写真ずっと見せられてもそこまで・・ってなっちゃうのが本音だよね。既婚者からしたら『独身』って自分が通ってきた道だろうけど、独身の私からしたら『結婚生活』とか『子育て』は経験ないしどうやったってわかんないし。
そう考えるとTwitterはいいよね。だって「子どもがー」とか「夫がー」とか、毎日のようにヒナからLINE来てたらやっぱり距離置くしかないもん。私も妊娠したらTwitterやるわ(笑)

なんというか、うまく言えないけど、やっぱりこの子は私の親友なんだなぁって。嬉しく思ったんです。

言葉だけ見ると少しきつく聞こえてしまうかもしれませんが、彼女が本心で向き合ってくれたことが嬉しかった。安心しました。

それから、こんなことも言っていました。

既婚者・子育て中の人が偉そうとは別に思ってない。でも、偉そうに言ってくる人が一定数いるのは事実。「結婚してないから(子どもいないから)わかんないだろうけど」って。そういう人のせいで、また上から目線来るんちゃうか?!って身構えちゃうとこはあるよね・・・

なんか、しみじみと考えさせられました。自分の日々の言動を振り返ったり、友達との関係に感謝したり。今回会えて良かった。2人でゆっくり話ができて、本当に良かったです。

ちなみに。

夫には「ほら、会いに行って良かったでしょ。ヒナの勝手に自己完結する癖よくない!友達減ってしまうで!」と笑われました。仰る通りですホントに。

私たちが行き着いた大切なこと

今回Aちゃんと話していて、ある結論に行き着きました。

『どんな時も、気持ちの吐き出し先は複数用意しておくべき』

Aちゃんが言っていたように、私がもし毎日「今日息子がこんなことしててかわいくてねー」「今日夫が帰ってくるの遅くてさー」なんてLINEを送りつけまくっていたら、私たちの関係はまず間違いなく崩壊しているでしょう。少なくとも、当分は距離を置かれると思います。

逆にAちゃんが「彼がこんなこと言ってきてー」「別れようか悩んでるんだけどどうしよう」なんてひたすら私にぶつけてきていたら、やっぱり私も距離を置くしかない。

Twitterでも、何人かに分散して吐き出すでも、書くだけでスッキリするなら日記でもいい。とにかく、吐き出し先を複数用意しておくこと。

それが、自分にとっても相手にとっても、ちょうどいい距離感をつかめるコツなのかもしれない。

これって、夫婦関係においても同じな気がします。今日嬉しかったこと・イライラしたこと。仕事から帰ってきた夫に全部全部ぶつけていたら、それもやっぱりキツイ気がする。

冷たいと言われるかもしれないけど、これでいい

先日『夫は他人』というツイートをした時、冷たい・怖いという意見を目にしました。

今回の話も、もしかしたら「冷たい」と感じる人もいるのかもしれない。

でも31年間生きてきて、こういう考えに行き着いてからの方がずっとずっと、楽しいです。幸せです。人間関係も前よりずっとうまくいくようになりました。

他者と自分をしっかり分けて考え、その上できちんと相手を大切にすること。

まずは自分を大切に。自分の精神の安定を保つことができて初めて、友だちやパートナーを大切にできるということ。

言いたいことがなんかゴチャゴチャになってしまいましたが、これが今の私にとっての真理です。

(私が変わったのはアドラー心理学の本を読んだのがきっかけでした。『嫌われる勇気』についてはまた改めて書く予定です)

※ブログ「ヒナスイッチ」2017年9月23日の記事を移動しました

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