ひなた

学んだこと・考えたことの整理として、もしくは演習として書いています。 経済学、プログラ…

ひなた

学んだこと・考えたことの整理として、もしくは演習として書いています。 経済学、プログラミング、英語が好きです。 基本的に無学なので誤りを含む可能性が多分にあります。 過去の記事に誤りがあっても、自分の思考の記録としての側面を大切にしたいので、削除しません。お許しを。

マガジン

  • ミレ二アルnote

    • 96本

    1980年代から2000年代、それぞれの世代について綴ったnoteです。高校生、大学生がたくさん書いています。無料で全部見れるようになっていますが、若い子にどんどんサポートしてください!(願望)

  • 思考問題備忘録

    問いだけを投げて答えを返していない記事の集まりです。過去に自分がどんな問いを持っていたか、忘れてもここを見れば思い出してまた考え直せるように集めておきます。自分の答えが出たら追記して「思考実験シリーズ」に追加します。 皆様の答えをコメント等でお聞かせください。

  • 思考実験シリーズ

    思考実験(一部本当の実験)をしたものを集めています。

最近の記事

AIは人類にパラダイスをもたらす、と思っていた時期がぼくにもありました。

以前、こんな記事を書きました。 今回の記事「AIはこの世界に楽園を実現しない」は上記の記事の付随記事、いわば続編ですので、まだお読みになっていない方は上の記事を読んでからこちらの記事に目を通していただければと思います。 本当は上の記事を公開した後にすぐにこの記事を公開しようと思っていたのですが、なかなか重い腰が上がらず時間がかかってしまいました。 はじめに上記の記事で私は「AIは人類に楽園をもたらす」という主張をした。その理由は、AIが人間の労働をとって変わることによっ

    • 倒れている自転車を立てないで

      街中で倒れている自転車をたてることを善行として実行している人を時たま見かけるが、私はこれはやらない方が良いのではないか、と思う。 自転車が倒れているということは、その場所(その日)に何らかの原因があることを考えるべきである。例えば、風が強い日だとか、自転車が密集していて誰かが自転車を停めたり出したりする時にドミノ式で倒れてしまうとか、土地の構造上歩行者がどうしてもぶつかってしまいやすい、とか。 その原因を排除せず自転車を起こすことは、また自転車が倒れる可能性を作り出す行為

      • AIはどれだけ賢くなっても人間の仕事を奪わないし、奪われたとしてもそれは人類のパラダイス

        「AIが発達すると人間の仕事が奪われる。どうするのか」というような質問を受けると、私は大体次の二つの返事を返す。 一つ目は、 「AIは人間の仕事を奪わないから安心してよい」 二つ目は、 「AIを国有化すればよい」 である。 それぞれ、どのような根拠に基づいて私が以上のような返答をしているのかを二項に分けて説明してゆく。 市場に任せていればAIは人間の雇用を奪わない仮に経営者が、より効率のいい、あるいは低コストで運用できるAIを導入するために従業員を解雇し、業務の

        • 出る杭になりたいならコスパ思考を捨てろ

          はじめに最近の若者は、コストパフォーマンスを重視する傾向にあると思う。コストパフォーマンスとは日本語でいうと費用対効果、つまり「効率」のことをさすわけだからコストパフォーマンスを重視することは効率的、ひいては合理的な行動に繋がるので、良いことである。 しかし、コストパフォーマンスをいつも重視する人は大抵「出る杭」、つまり「ひときわできる人間」にはなれない。今更感情論、精神論を展開しても仕方がないとは思いつつも、若干精神論の様相を呈すかもしれないが、できるだけ論理的に展開する

        AIは人類にパラダイスをもたらす、と思っていた時期がぼくにもありました。

        • 倒れている自転車を立てないで

        • AIはどれだけ賢くなっても人間の仕事を奪わないし、奪われたとしてもそれは人類のパラダイス

        • 出る杭になりたいならコスパ思考を捨てろ

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        記事

          「保育士不足」「待機児童」は経済学的に考えれば解決できないのが当たり前という話

          昨今、「待機児童問題」や、その根源となっている問題として「保育士不足」がしばしば取り沙汰されます。厚生労働省の発表でも、我が国では約7.4万人保育士が不足していると言われています。(画像の元データである厚労省の資料は記事の最後にリンクを掲載しています。) では、7.4万人保育士につく人が増やせたら、この国から待機児童がいなくなるのでしょうか? 結論は、NOです。 この問題は「人手不足」で片付けられるほど簡単ではありません。待機児童問題は、量的なアプローチでは解決できない

          「保育士不足」「待機児童」は経済学的に考えれば解決できないのが当たり前という話

          iPhoneのノッチは絶対になくならない

          【本記事は太古の昔、西暦2019年に公開されたもので、現状と異なっている場合があります】 今忙しくて長い記事を読んでいる時間がないよ!という方のためにこの記事の結論をさきにお伝えします。 「iPhoneのノッチはなくなりません」 iPhoneは言わずと知れた人気のスマートフォンですが、Xからは、初代iPhoneから必ず搭載されていたホームボタンを廃止し、画面占有率を高めて、生体認証システムのFace IDを搭載した「ノッチ」を画面上部に搭載しました。 こんな感じ。

          iPhoneのノッチは絶対になくならない

          科学はなぜ「神」を相手にしないのか

          最後の更新から期間が開いてしまい申し訳ありません。今回これまでと少しテイストの違う記事をお送りしたいと思っています。 科学は生意気である「科学は生意気である」 これは、「科学は人間にとって大切なことを明らかにできていないのに幅を利かせすぎだ」という思いや「なぜ科学は非常に限られた条件下でしか役に立たないのに万能であるかのように扱われているのか」といった疑問からしばしばいわれる言葉です。神は存在するのか? 「幸福」とは何か?ほとんどの人が実質的に無宗教の日本ではあまり感じな

          科学はなぜ「神」を相手にしないのか

          人間の選択の面白い話と私の独自研究を行動経済学の視点から

          今回はかなり自己満足の色が強い記事です。行動経済学とは何たるか、など、そういった導入部分はバッサリカットして、今回私が行った研究(と呼べるほど高尚ではないが)に関するレポートを書くという感じのテンションで書かせて頂こうと思っています。 行動経済学に関してしりたい!という方はこの新書をお勧めしているのでぜひ読んでみてください。巷にある非常にわかりやすく書いてある読み物よりは専門的で、かつ、事前に知識を蓄えることなく読める書籍になっているので入門書として最適な一冊だと思います。

          人間の選択の面白い話と私の独自研究を行動経済学の視点から

          「もっと頑張ろう」の危うさ

          何かに失敗したとき、予定よりもうまくいかないとき、無意識に「もっと頑張ろう」「もっと頑張らなきゃ」と思う人が多い。 「もっと頑張ろう」はもっぱらポジティブで前向きな言葉ですが、これには見落としがちな危うさがあると思います。まず前提として、成果というのは次のように表されることを確認しておきます。 成果=努力量×その努力の効果×能力 頭のいい人なら体に染み込んでいるプロセスだと思いますが、失敗した時にまずすべき事とは 「失敗した過程を分析し、何が失敗の原因で何をどう改善す

          「もっと頑張ろう」の危うさ

          【データ増強版】中高生世代の音楽事情のすべて

          先日、サブスクリプション制の課金についての記事について書かせていただきました。 今回の記事はある意味この記事の続編のようになっておりますので、まだお読みでない方はぜひ上の記事もお読みください。(こちらを先に読んで上の記事をあとで読んでいただいても結構です) 今回書かせていただくことは、 ・高校生の音楽の聴き方について ・高校生の新しい楽曲との出会いについて の二つです。 〜高校生の音楽の聴き方について〜高校生(n=110)に音楽の聞き方についてアンケートを行いました

          【データ増強版】中高生世代の音楽事情のすべて

          高校生、 “課金”「する人」と「しない人」ここが違う

          以前書かせていただいた「こうすれば中高生が月額課金制で課金するのでは?という考察」の記事の最後の部分に、こう書きました。 ここで浮かんだ疑問、 「なぜ高校生はKyashやLINE Payを使えるのに使わないのか」 (なぜ普及しないのか) について考察してみたので後日noteを書こうと思います。 と。これがその記事です。 この記事のタイトルは 「高校生、"課金"「する人」「しない人」の違い」 なのに高校生のキャッシュレスの話にすり替えられた!!と思った方がいるかもしれ

          高校生、 “課金”「する人」と「しない人」ここが違う

          こうすれば中高生が月額課金制で課金するのでは?という考察

          NewsPicksさんにこんな記事がありました。 この記事の中に、こんな部分があります。 今や、NetflixやSpotifyなどのデジタルコンテンツだけでなく、ソフトウェアはもちろんこと、デバイスや自動車までが、月額課金のサービスとして提供される動きが、顕著になってきた。 ーーNews Picks 現在はデバイスや自動車までが月額課金制のサービスになりつつ有るというのには驚きました。 今回僕が考察したいのは 「中高生にとって、月額課金制はどのように映るか」 と

          有料
          300

          こうすれば中高生が月額課金制で課金するのでは?という考…

          「うざい」「キモい」とヘイトを集めていたTikTokが結局当たった理由

          「うざい広告」「キモい」「黒歴史製造機」など散々な言われようだったTikTokですが先日のApp Storeでは、「写真/ビデオ」部門で Instagramに続き第2位でした。 ちなみに、ランキングはこんな感じで決まるそうです。 Q.ランキングはどのように決まるの? A.アップルは公式には仕組みを発表していません。公式には発表されていませんが、世の中の人がいろいろと実験、調査をしておおよそのロジックの仕組みは解析されています。ただしアップルは常にロジックを更新し続けてい

          「うざい」「キモい」とヘイトを集めていたTikTokが結局当たった理由

          #高校生リアリティ 現役高校生のメルカリ、インスタ消費論

          きっかけはこのツイート。 僕もメルカリヘビーユーザーなので興味をそそられて筆を執ることにしました。 〜高校生の消費〜高校生の消費の傾向はSNSやメルカリなどのフリマアプリの登場で大きく変化したのは間違いありません。 TwitterやInstagramは高校生の間でも最も勢いのあるSNSですが、この二つの中でもInstagramは高校生の消費に大きな影響を与えています。 これはもはや「言わずともしれた」域に達していますが、「インスタ映え」のために消費を行う、もしくは「イ

          #高校生リアリティ 現役高校生のメルカリ、インスタ消費論