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日向咲太郎について

昔は自分の気持ちを伝えるのが苦手な男の子でした。だから、連絡先もなかなか交換できず、デートにもなかなか誘えず、告白もなかなかできませんでした。

でも、恋人がほしくてほしくてたまりませんでした。

「どうやったら恋人ができるのだろう」

「どうやったら好きな人と付き合うことができるのだろう」

そんなことを考え続けて、大学は心理学部へと進みます。ただ、心理学を学べば学ぶほどわかったことは「恋愛心理学」なんてものは存在しないということです。相手の気持ちがわかる方法も100%相手を好きにさせる方法もそんなものはありはしなかったのです。

成績証明書

↑色々隠してはいますが大学院までちゃんと出た証拠です。本当は学位が良かったのですが、手元に成績証明書しかありませんでした(笑

心理学部で恋愛を学ぶこともできなかったし、おとなしく就職しようかなと思ったときです。誰かが言ったのです「ないなら作ればいいじゃない」と。

そう、なければ作ればいいのです。この日向咲太郎が、恋愛と人の心理の関係を明らかにしていけばいいと思い立ったのです。

そんなわけで、大学院への進学を決めます。大学院では必ず論文を書かないといけないのですが、そこで選んだのは「水商売における、好意的感情の形成について」です。

水商売の世界では「色恋営業」という言葉が当り前のように使われています。これは「相手に恋をさせたり、自分があたかも相手に恋していることを装って店に来てもらう手法」です。

「色恋営業」という言葉からして、恋愛が頻繁にやり取りされている世界なのでしょう。ホストやホステス、風俗嬢にインタビューや質問紙で調査を行いました。そして「恋をさせる」ということはどういうことなのかということなのかを研究していったのです。

「恋」を学ぶと人間関係が色々と見えてきました。カウンセリングの訓練を受けていたことも手伝って、私は次第に人と話したり自分の気持ちを伝えたり恋をすることができるようになっていきました。

恋というのは実はとっても簡単でした。いくつかのことをちゃんと実行できていれば、好きになった人と恋人関係になるということはそこまで難しくないということがわかりました。

ただ、本当にうまくいく率が多いので気うつりしやすい私はなかなか長続きしないというのが最近の悩みです。

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