見出し画像

【日向坂46】新参者を振り返って/ステージで輝く清水理央と渡辺莉奈

さて、今回は2023年11月に断続的に行われた日向坂46の4期生による単独公演『新参者』の感想を書いていこうかと思います。

遅筆につき年末まっさかりの時期になってしまいましたが、総括してとても素敵な公演だったと思います。一人ひとりが輝いていて、かつグループ全体、そしてファン全体に対しても前向きな活力を与えるきっかけとなった公演だったと感じています。


■1.踊り続けた魂の公演。

そんな小見出しから始まってしまいましたが、やはり新参者公演の最大の特徴は時間に対する曲数の多さ。

通常のライブだと3曲に1回、多くても4曲でMCを入れて場をつなぐのが鉄板ですが、新参者公演はなんと5曲ぶっ通しで踊り続けるシーンが多々。アンコールまでの約90分間で16曲もの楽曲を披露してくれています。

それに加え、日向坂46の公式YouTubeチャンネル『日向坂ちゃんねる』の中でも言及されましたが、全10公演ある中の7公演目からはなんと『ときめき草』の披露が追加。何かの楽曲とチェンジして披露したわけではなく、純粋な追加。90分の間に実に17曲もの楽曲を披露しています。

その多さはグループの先輩たちも称賛するほどで、同チャンネルではグループのエースでもある小坂菜緒が以下のようなコメントを残しています。

たくさん覚える曲もあったと思うし、私たちもこうライブでたくさん曲を覚えるっていうのを経験したことがあるからこそ、ちょっと大丈夫かなって心配になってたんですけど、そんな心配を吹き飛ばすくらい本当に楽しい公演だったし、本当に純粋にすっごい楽しかったです。

【日向坂四期生】新参者公演の舞台裏に密着してみた【一体感】

筆者もなかなか良い世代になってきたからこそ、これを『10代だからこその体力』と評価してしまいがちですが、実際に公演を観に行って感じたのは体力以上に気合。みんなでこれをやり遂げるという気合と精神力で乗り切った魂の舞台だったと感じています。


■2.舞台で映える、一人のスター。

まず大前提として、全員がこの公演で輝いていたと感じています。

その上で筆者が特に目を奪われたメンバーが2人います。そのうちの1人が『清水理央』。初の4期生楽曲『ブルーベリー&ラズベリー』でセンターを務めたメンバーで、筆者の感覚からすると、とにかく踊りが上手い。

後に日向坂46 OFFICIAL YouTube CHANNELにアップされた『「リクエストひなリハ」~見たことない魔物~』の動画を見てもらうとわかりやすいのですが、彼女のダンスはとにかくブレない。持ち前の長身も相まって常に洗練された印象を受け、それは舞台上でも圧倒的と思えるほどでした。

そしてこれはあくまでも筆者個人の感想ですが、それはグループのエースにしてパフォーマンス面を支える屋台骨の一人、1期生の佐々木美玲に通ずるものを感じました。

彼女も同期から「舞台上のみーぱん(美玲の愛称)は違う」と言われるほどステージ映えする人物で、清水と同様に長身から繰り出される軸のぶれないダンスと、練度の高さから垣間見える余裕のあるパフォーマンスが観客を引き込む。そんな特徴を持ったメンバーです

センターに立てばそのパフォーマンス力の高さでグループ全体の練度を引き上げ、たとえセンターを外れても軸となる場所でグループ全体のパフォーマンスを底上げする。そんな役割の担い方もまさに美玲と共通する部分だと筆者は感じています。

(彼女のことを語ろうとすれば、加入前の合宿の段階から4期生全体を鼓舞していたり、新参者の舞台裏でも円陣の先陣を切っていたりと本当に枚挙にいとまがありません。が、今回はあくまでもステージ上の彼女の話題のみということで割愛させていただきます…。とても素敵なメンバーなので、気になる方はぜひブログやメッセージなどをチェックしてみてください。)


■3.最年少は、舞台で輝く。

正直思いがけない伏兵だったのが最年少の渡辺莉奈です。筆者自身は4期生だと宮地すみれを推しているのですが、その彼女に集中できなくなるくらい視線を奪われたのが渡辺莉奈でした。

これが本人にそのまま褒め言葉として受け取られるかは微妙なのですが、舞台上の彼女はとにかく可愛いんです。小柄な体格ながら目一杯舞台を駆け、クールな性格ながらたくさんの笑顔を観客に向けてくれる。そんな純粋に頑張る彼女の姿が未だに強く印象に残っています。

歌が上手い、ダンスが上手い、パフォーマンスが映える。それはもちろんアイドルにとって武器ですし、言葉として起こした時にとても綺麗に映ります。ですが『可愛い』はアイドルにとって最大の武器。それは長らく筆者の頭から抜け落ちていた部分で、彼女を見て改めて気付かされた部分でした。

クールだからこそ映像等ではなかなかがむしゃら感が伝わりづらい部分もあるのかもしれませんが、あの舞台で見た彼女はハッキリと輝いていて、それまでの努力やステージでの頑張りがこれでもかというくらい客席に響いてきました。

清水と合わせて、こんなスター性のある世代がいるなら日向坂46はまだまだ大丈夫。そう実感させてくれたのが渡辺莉奈でした。



ということで今回はここまでとさせていただきます。

冒頭でも記載しましたが、総じて素晴らしいとしか表現のしようがなかったのが新参者公演です。筆者は6公演目に参加しましたが、きっとどの公演でも違った姿を見せ、それぞれの努力や葛藤が垣間見えたのだと思います。

彼女たちの頑張りがファンにも先輩たちにも影響を与え、そして出来上がったのが集大成となる『Happy Train Tour 2023』の追加公演。その他にも色々な要因はありますが、こうした様々な道のりを経る中で、グループにもファンにもどんどん良い雰囲気が生まれてきていると筆者は感じます。

良い意味でも、覚悟の意味でも、きっと来年はグループにとって変化の年になるはず。時に驚かされたり、舞い上がったり、ファンとしても色んな姿を目にすることになる気がしています。

ですがこんなにも素敵で、未来を築いてくれると確信できる世代がいる。筆者はそれが妙な安心感になっていて、今後への期待がますます大きくなっています。

2024年、日向坂46にとって飛躍の年となりますことを。

一ファンとして心から願っております。


#20.未来への一歩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?