バーニャが誤飲した話(自戒をこめて)

今年も終わりがぼんやりと見えてきた。
新しく買っておいたスケジュール帳に来年の予定を書く。最初のうちだけは丁寧にきれいに字を書く。来年は一言日記をまたつけてみようかな。出来れば面白い事だけを書いていきたい。
以前は日記を事細かにつけていたが、嫌なことを書くことが多くなりまるで恨み辛み呪いにノーフューチャーを刻んでいる気持ちになり、読み返すのも嫌になってしまいやめた。
面白おかしく生きていきたい(本日2回目)
さて、ちょっと前に餅に殺されかけた話は書いたが、なんと大切な愛猫(これずっと気になってるんだけど、あいねこ?あいびょう?)バーニャがビニール紐を食べた。
猫さんはゲロリンする前にちょっと咳のような声?を発する。
その日バーニャは何度かコホコホと咳のような音の後に「キシャー」という謎の声を発して少し吐いた。
そして、夜の10時過ぎまた吐いて見てみるとビニール紐が口から出ていた。万国旗を口からドンドン出すマジックあったよね。じゃなくて!慌てて引っ張るがあまり勢いよく引っ張ると内臓を傷つける恐れがあると以前ネットで見たので躊躇してしまった。
どうやら昼前に食べてしまい、発覚したのが夜だった。
慌てて救急病院をネットで探し、同時進行でタクシーを呼ぶ。携帯電話って便利だね。
そこでの処置は嘔吐を促すお薬がメイン。
あとは、麻酔が効いてるうちに内視鏡か開腹手術。手術は本猫に負担がかかるので最終手段らしい。
結局様子を見ることになった。
元気も食欲もないバーニャ。いつもはミロちゃんのご飯を奪ってまで食べてるのに。
とっておきの缶詰を開ける。食べてくれた。流石とっておき。病気の時に桃の缶詰を食べる的な日本古来の祈りに似た行為なのか。違うな。
翌日は朝から仕事なので、またしてもネット大活躍で朝早くからやってる病院で診療&預かって頂く。ここでは「ラキサトーン」という普段は毛繕いで飲んでしまった毛玉を出しやすくするチューブのお薬を処方。口の中に塗るのだが下手くそで落ち込む。
そしてまた翌日はかかりつけの病院へ。
エコー検査で腸が無事に動いていることを確認し、一安心。
ちょっと高めのウェットフードをあげる。
そしてその日の夜、無事にビニール紐は出た。
これが毛糸だったら絡まりやすいのでとても厄介だったこと、ビニール紐は透明なのでレントゲンには映らないこと(おもちゃとかだと映るので飲んでしまったのか、どこにあるのか分かる。)確実に飲んだのなら救急病院で内視鏡をしても良かったかも。とのお話だった。
3件の病院をハシゴし、ストレスでバーニャは過剰グルーミングをしてお手手が一瞬にしてハゲてしまった。断首台に行く前日に一晩で白髪になったマリーアントワネットみたいだ。

グルーミング中。過剰になると遊んだりブラッシングして気を逸らす。


さて、その日から我が家の紐類が消えた。
「眠れる森の美女」で魔女の毒が塗られた糸巻きで指を傷つけ眠り続けてしまったお姫様を憂いて国中の糸巻きを無くしてしまった王様の気持ちがよく分かる。
ネコーズお気に入りの長い靴紐は私と遊ぶ時だけ出すようにポーチに入れておもちゃ箱にしまった。
しまうところを見てないのにミロちゃんがそのポーチを私の足元に置いたのにはビックリした。

遊んでちょーだいと言ってるミロちゃん。

自分の事より大事なネコーズが元気で長生きするには私の努力も大事なのである。
皆さんもお気をつけください。






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