あなたの回答は「会社の回答」になっているか?
みなさんこんにちは。
ひねくれ者のミニマリストです。
今回お話するのは「あなたの回答は「会社の回答」になっているか?」です。
とある日のお客さんとのやりとり
先日お客さん(まあまあ若い人)と会話をしていた際に「実はこんな問題が発見されて、こんなことをやってほしいのですが・・・」と相談を受けました。
だいぶ前から確認をお願いしていた案件で、やっと答えが返ってきたと思ったら色々と問題があったようで、なんとかして欲しい・・・と依頼を受けたものです。
簡単にいうと、予定していた作業方法ではNGになってしまったので、なんとか他の作業方法を考えて欲しい、ということです。
ちなみに、それは結構大きな問題であり、私が所属している会社だけでなく、お客さんの色んな部署に与える影響も非常に大きいことだったのです。
「何とかならないか?」ということでお客さんと話を進めて行きました。
そして・・・ある日、そのお客さんの事務所で話をしていると、そのお客さんの上司が現れて「何か良くない話ですか??」と言われました。
私がお客さんの事務所でじっくりと話をしている時は大抵良くないお話なので、その上司もそんな感じで声をかけてきました。笑
どうやらその上司も細かいことは理解しておらず、ぼんやりと「そんな話がある」としか聞いていなかったようで、私が細かい状況説明をしました。
すると、その上司がその若いお客さんに色んなことを確認し始めました。
「あれはやったのか」「こんな確認はしたのか」などですね。
そうすると、その若いお客さんも「いや、それは・・・」という感じで口をつぐみ始めました。
私からすると「おいおい!それも確認しないままうちに考えろ考えろって言ってたのか!?それじゃあただの空回りじゃないか!!」という気持ちでしたが、そこはぐっとこらえて、その上司と話をしました。
その上司が登場する前は、どうやっても超面倒臭い&超大変な作業方法にしかならない状況で「それ本当にやるの!?」というレベルでした。
が、その上司が登場してからは「こうしたらもっと簡単に問題が解決されるのでは?」という提案をしてくれました。
結果的に、その問題は保留になったままですが、とりあえずお客さんの中で「もっと楽に解決できる方法はないか?」ということを模索することになりました。
あなたの回答は「会社の回答」になっているか?
このやり取りをしている時に感じたことがあります。
それが「あなたの回答は「会社の回答」になっているか?」です。
上記のケースでいうと、若いお客さんはただ自分の知識と浅い経験、自分の考えだけで物事を進めてしまっており、結果的に周囲を振り回してしまっていました。(振り回されていたのは自分です。笑)
上司に確認・相談することもなく、経験豊富な年上の先輩たちにもヒアリングすらしていないような状況でした。
なので、私もその若いお客さんから色々と質問を受けていたのですが、どれもこれも「いやいや、うちじゃなくてお客さんの中で誰かに聞いたらどうなんですか」というレベルの質問ばかりでした。
つまり、この若いお客さんは、自分の考えを「会社の回答」にしてしまっていたわけです。
先輩や上司に相談するなりアドバイスを求めるなりしていたら、もっといい解決方法が出ていたかもしれませんし、私としても「それならやるしかないですね」となっていました。
当たり前の話ですが、ビジネスにおいてお客さんから「これが会社としての回答です」と言われたら、お金をもらっている以上やるしかないですからね。
しかし、今回はそうではなく、その若いお客さん個人の考え・見解・知識が私たちへの回答になっていました。お客さんの中で誰にも相談することもなく・・・
「会社の回答」ではなく「個人の回答」になっていたということです。
周囲に意見を求めろ!
この記事を見ている人が経験年数何十年ものベテランプレイヤーならまだしも、そうでないならば、きちんと周囲に意見を求めて、どうしたらいいのかを探りましょう。
知識を得ることは、自分で頑張ればいくらでも知識を得ることは可能です。
でも、経験だけはそうはいきません。
ある程度は年数に比例するものですからね。
なので、特に若い人は、周囲に意見を求めて他人の経験をシェアするようにしましょう。
経験年数が少なくても、他人の経験を自分の知識として吸収することは可能なわけです。
その時に「この人に聞くのは嫌だなあ」「こんなことを聞くのは恥ずかしいなあ」と思うかもしれません。
私だってそんなことは多々あります。
でも、会社員として会社から給料をもらっている以上は、自分の好き勝手に仕事をしてはいけませんし、好き嫌いで進めていいこともありません。
個人事業主なら別ですけどね。まあ、独りよがりな考えで仕事を進めると大抵痛い目に合うものですが。
自分の回答が「会社の回答」になっているということを理解した上で発言しましょう。
自分の思いつきや考えのみで発言し、それが原因で周囲の人が振り回される・大変な目に合う、ということだってあります。
個人事業主なら話は別ですが、もしあなたが会社員ならば
自分の回答が会社としての回答になる。そう考えた時に、この回答は会社としての回答になっているか。自分一人の考えだけで進めていないか?
ということをきちんと考えましょう。
今回の例でいうと、その若いお客さんの発言が、もし仮に上司の耳に入っていないまま物事が進んでいったとすると、うちだけでなくお客さんの色んな部署の人も大変な目に合うところでした。
そうなってしまうと、その若いお客さん自身も「あいつがこんなことを言うから大変な目にあった」と責任をなすりつけられるだけですしね。あとあと上司からも「なんで言わなかったんだ!」と怒られるのも目に見えています。
noteの記事は会社員にはあまり読まれていないかもしれません。
どちらかというと個人事業主とか零細企業の人が読んでいるものだと思います。
が、もしあなたが会社員ならば「組織で生きている」ということを常に念頭において行動しましょう。
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