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#好きな曲 ♪ワンダーランドと羊の歌(ハチ Feat.初音ミク)

いつの間にやら夏本番である。
冷夏と言われていたのも過ぎてしまえばなんてことないように、暑い。
空気は蒸し蒸し、アスファルトの照り返しはギラギラ、ミンミンジージー蝉の声、風が吹いたと思ってもブォンと熱風。
打って変わって空には時折分厚い雲を見せながらも、澄みきった青が広がっている。

「ワンダーランドと羊の歌」はそんな暑い暑い夏が来ると、聞きたくなる曲。
夏のオススメの曲の一つだ。
アーティストはハチ Feat.初音ミク。今やハチPは米津玄師としてもすっかりお馴染みですね。
シャカシャカ、ズッチャンガッチャンピーヒャララ。
アジアンなメロディに乗る初音ミクの歌声。
曲調も歌詞の方向性も、「のらりくらり」という言葉がぴったりはまる。
その日暮らしで何の根拠もないけど果てしなく前向き、みたいな。

"夏のお祭り加減"

もちろんMVも最高で、ハイコントラストな色づかいかつ細かな書き込みで日本の夏のかんかん照りを連想させる。

どうもハチです。
夏のお祭り加減を曲にしました。

そして投稿者コメントにもある「夏のお祭り加減」はまさに言いえて妙。
お祭りって、原理はわからないけど何だかワクワクしてしまう。
暗い中に屋台の即席ライトが点々と灯っている風景は不思議だし、人の声と祭囃子で耳に届く音は賑やか。人や屋台の食べ物の匂いと一緒に、ぬるくざわついた空気が流れている。
お祭りのときのワクワクや、どこか突き放せないような愛着のある感覚。
そんな夏ならではの心持ちを、この曲は思い出させてくれる。
実は、この曲の歌詞中に特段夏を表す言葉は見当たらない。青空、海、花火とか。
それでもこの曲は確かに「夏」だからすごい。音だけで一つの季節を表してしまうなんて。

歌唱イメージは初音ミク(江戸っ子少年)

サウンドの心地よさが最強なのでつい忘れそうになるが、初音ミクの歌声も最高。
お祭り騒ぎな音に乗りすぎず、でも伸び伸びと爽やかに。
歌っているのは確かに初音ミクという可愛い女の子の声なんだけど、負けん気の強い少年が語りかけながら歌っているようにイメージできてしまう。
滲み出るのはまるで江戸っ子みたいな適当さと潔さ。
過ぎたことは気にしない。くじけない。
前向きに手を引いてくれるのだ。
「新しい灯を迎えに行こう」と。

ワンダーランドと羊の歌、ぜひ聞いてみてね。

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