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遊戯王デュエルリンクス GRフェス 2024 Mar. 銀アイコン獲得したときの感想

 どうもこんにちは、第2回GRフェスお疲れ様でしたということで、今回もなんとか57位で銀アイコンが取れたので、その時の感想とかフェス中考えていたことなどを色々まとめていきたいと思います。最後まで目を通していただけるとうれしいです。



・使用デッキ

①ドラゴニックレゾナンス(DP0~15000あたりまで)




②オーバーロード(DP15000~42580)


 
 持ってないカードがいくつかあったので、今回現実的に組めるデッキが、①レゾナンス②オーバーロード③ハーピィ④セブンスロードの4候補くらいに限られていました。まず事前調整の段階で結果的にセブンスロードまで手をつける時間がなかったので、自然とセブンスロードは候補から外れました。残り3つのデッキを調整していくことになるんですが、ハーピィも後述の理由で候補から外れます。


・事前調整での所感

 調整の場は主にGR1stでしたが今回PGRとナナオさんという方のポイントバトルにも数回参加させていただきました。今回3つの環境で調整していたわけですが、正直なところを言うとGR1stでの調整はあまり有効なものではなかったと思います。

 前回の第1回GRフェスの時は構築もプレイも猛者ばかりで戦うたびに経験値が溜まっていく感覚があったのですが、理由は分かりませんが自分のデッキの回し方だけ覚えるのに止まっていた印象でした。そのため細かいところの相性を知るためにPGRとポイバの門を叩くことになります。
 
 PGRでは全試合すべてハーピィで試しました。デッキの自由枠が多くて罠ビっぽい性能が好きで選びましたが、構築が下手だったのか自分が使うと事故率が高く、逆に再現性の高い最大手のロイヤルデモンズ相手に勝ち越せるビジョンが湧きませんでした。さらに事故率軽減のため自分のなかでエッセルが3枚必須な結論に達したところ、2枚しか持ってなかったので、ハーピィのフルパワーを自分では引き出せないと感じてハーピィを使うことを断念することになります。
 
 そこからオーバーロードレゾナンスの二択になりますが、ガチデッキ相手にどこまで勝率を出せるのか確かめたかったのでナナオさんのポイバに参加してみることに。

 そこでいざオーバーロードを使ってみるとスキルの強いこと強すぎること。加えて一発逆転のマキシマムという二の矢まで搭載されてるのでほとんど隙を感じません。とりあえずのセブンスロードとトルネ+下級でビートダウン、もしライフ削りきれずに盤面を押し返されても役満のマキシマムがあるのは完全ズルじゃんとか思ってました。

 しかし、たしかに感じるパワーの印象とは違って思ったよりDPが伸びて行きませんでした。           

 プレイングがヘタクソだったのももちろんあるんですが、当時シェア率ナンバーワンだったロイヤルデモンズに勝率が悪いのに気づき、分析してみることに。その結果、

①じわじわビートダウンでライフを取りながらマキシマムのパーツを集めていくコンセプトが、事故らなければ2ターン~3ターンでほぼ確実にキルが取れるロイヤルデモンズに速度で負ける
②上級モンスターが多い構築の都合上盤面に上級+下級が残りやすいので返しのターンのヘヴィメタルにライフをごっそり持っていかれてマキシマムを揃える前に負ける

という当たり前なことに気づきます。GR2ndはロイヤルデモンズがTOPシェアということは明らかで(※)、そのためロイヤルデモンズに不利を取るデッキは今回厳しいと考えていたため、オーバーロードのメインデッキとしての選択肢をいったん断念します。ちなみに、GR2ndが終わった今ではロイヤルデモンズ対面は不利というほどでもなくほぼ五分だと思っていますが。
 
 そして次は最後の候補レゾナンスの調整に入ることに。結論から言うとそこそこ強かったんです。今でも決して弱くはないデッキだとは思ってます。
 
 そのレゾナンスがポイバでは一番意識してたロイヤルデモンズに勝ち越せていて、なおかつオーバーロードにもそれなりに勝てたのでDPが盛れていました。これも後述しますがハーピィには不利ですが、ロイヤルデモンズに勝ち越せて(いた)ことと全体的に万遍なく戦える手ごたえをその時は感じていたので、ロイヤルデモンズに不利を取るオーバーロードよりも勝率が出るレゾナンスをメインに選ぶことにしました。

 しかし当時は、これが苦しい旅のはじまりになることは、まだ知る由もありませんでした。


・GR2nd本戦 1日目

 初っ端からさっそくレゾナンスを使って走っていきました。スタートダッシュは順調にDPが推移していき、勝率60~65%あたりを保ったまま1万ちょっとまで沼ることもなく1回負けても2回勝つみたいなテンポで進んでいきました。

 ところが最高のゲーム体験はすぐに地獄の入り口へと変わりました。
 
 とにかく苦手対面のハーピィが爆増します。ロイヤルデモンズなんかより全然当たる。他対面で勝ってもハーピィに狩られる、ハーピィに狩られてるうちに他の対面でも負けてDPを大きく落とすというのを繰り返していくことに。

 それもそのはず、こちらが2体リリースでせっかく出したモンスターを向こうは1体リリースで簡単に2600打点を出して処理してくる。かつスキルと効果で2600打点を2体並べて盤面を処理しつつライフレースで有利を取るのはザラ。

 さらに言えば、例えばスレイヤー+下級モンスターという盤面を作ってもハーピィの伏せが多くグレイモヤor本命の札を割れない、そして仮に割れたとしても簡単に相手の前盤面をこじ開けられない。こちらはとにかくドラギアスを引くしかないのに引いても新リミットの都合で上級モンスターを並べて大きくライフを取りに行くことが出来ません。

 ドラギアスが強いデッキなのにハーピィ相手にはドラギアスが強く使えないデッキなわけです。ハーピィ対面では相手にターンを返さずにライフを取り去るパワーがないといけない訳ですが、そもそもスレイヤーでバックを割りながらビートダウンしていくというデッキコンセプトなので、新リミット下ではスレイヤーを出したら横にドラギアスはほぼ出せないので、いくらスキルで打点を上げてもライフカット能力で劣っています。

 なので陰陽+ドラギアスや盾剣+ドラギアスなどを都合よく引いてOTKみたいなことがたくさん出来ないととても勝ち越せないのです。今だから思うことですが、上級モンスターが出しにくいGSみたいなデッキって感じですね。やりたいことは結局GSみたいなことなんだと思います。
 
 そんなこんなでここから長い間DPが停滞していきます。また、データ上でも勝ち越していたロイヤルデモンズにもここから負け始めます。仮に連勝しても、ハーピィにDPを吸われついでにロイヤルデモンズや他対面にも負けてDPを大きく落とす。そんな繰り返しで一生1万ちょい~20000弱を1日目はずっと続けていくことになります。
 
 このタイミングでレゾナンスを使い続けることに疑問を持つべきだったのでしょうが、その時は「前回のGRフェスの時より引きの要素が強くなってるからある程度の停滞はザラにある」と考えていたので、レゾナンスを使うことにこだわっていました。それだけロイヤルデモンズに勝ち越したいということに固執していたとも言えます。


・GR2nd本戦 2日目①

 2日目も変わらずレゾナンスを使い続けていました。しかしさすがに「下振れが続いてるから我慢のしどころだ」とだんだん思えなくなってきます。

 有利対面だったはずのロイヤルデモンズもほぼ5分、ハーピィには負け越していて、他対面も別に得意なわけではないので、全体の勝率がほとんどフラットになりつつありました。記憶が正しければ53%くらいまで落ちていたと思います。

 そんな中、独演とディグニティをガン積みしたロイヤルデモンズの群れに襲われて5連敗。たしか全員別々の名前のプレイヤーだったんですが、12000DP あたりまで叩き落されてそこで心が折れました。ドラギアスで殴ってライフを取っていくデッキなのにそんな構築が流行ったら何やってももう無理です。

 その時点で昼頃だったんですが、ロイヤルデモンズに多少厳しくても、サブデッキのオーバーロードを使うしかもう手段がありませんでした。ちなみに、それ以降そういうタイプの構築のロイヤルデモンズにはほとんど出くわさなかったので、あの群れはいったい何だったのか、どこに消えたのか今でも疑問です。おかげで目は覚めたけど。


・GR2nd本戦 2日目②

 ここからレゾナンスを諦めてオーバーロード1本で行くことになるのですが、GR1stやポイバで多少調整していたとは言え、レゾナンスほど構築もプレイングも経験値が足りなかったので、半分手探りで走り始めました。

 デッキチェンジした途端3連敗スタートという見事なKCあるあるから幕を開けましたが、徐々にプレイングが落ち着いていき、DPを上げていきました。その道中はなるべく頭を使いながらプレイするように意識しました。

 例えば、プレイングの癖というのか分かりませんけど、多くのプレイヤーが上級モンスターを出すときにアドバンス召喚からモンスターを展開してくるため、真ん中が上級左右が下級という盤面になりやすいです。そのため、仮に相手が自軍モンスターの目の前のモンスターを攻撃するとして、こちらは左右のどちらかに守備力の高いモンスターを寝かせると盤面が残る可能性が出てきます。

 ハーピィ対面で例えると、先攻1ターン目にこちらは裏守備3セットでターンを返す、すると相手が引き次第ですがハーピィ三姉妹を連続アドバンス、+下級でバトルに入ってきたとします。するとこちらから見て真ん中左が三姉妹になるので、右に守備力の高いモンスターを置くと生き残る可能性があるということです。

 これに気づいていたプレイヤーはたくさんいると思いますが、このロジックで守備置きしたり、逆に相手のモンスターを攻撃するようにしていたら最終的に得することが多かったです。もっとも、上手い人ならそのロジックをさらに逆手にとってプレイするのでしょうが、2日目はそのようなことを考えながらオーバーロードの回し方にも慣れていきました。



・GR2nd本戦 3日目①

 3日目の正午くらいの段階で20000ちょっとのDP。ランキングの更新を見ると200位~300位圏内にはつけていたのでワンチャンでアイコンの可能性が残っていると判断して走り続けることに。

 そして2日目までとは違う苦しい環境に入ります。3日目に入って徐々にグッドスタッフが増加。3日目の昼頃にはロイヤルデモンズを抑えて圧倒的なシェア率でとにかくマッチングする。引きが嚙み合ってしまえば1ターンで6000ライフを現実的な確率で削り取ることの出来るGSは脅威でしかありませんでした。

 この1ターンで6000ライフ削り取れるという性能は他の環境デッキにもなかなか出来ない所業なので、ドラギアスが苦手な(ドラギアスが辛くないデッキなんてないですけど)オーバーロードを使っている身としてはとにかく苦戦させられました。


・GR2nd本戦 3日目②

 結論から言うと20000DPあたりからなんとか銀アイコンラインにタッチすることが出来たのですが、運が良かった部分もあります。

 何回か2ターン以内マキシマムも出来ましたし3日目は引きであまり事故らなかったので、辛いはずのGSも「ドラギアスが強いだけだから引かれなければ勝てる」って感じで開き直ってプレイ出来たのも自分のなかでは大きかったです。

 40000チャレンジを3回ほど叩き落とされつつ、最終的にはGS5戦、ロイヤルデモンズの1戦を6連勝でくぐり抜けてなんとか42000DPにタッチすることが出来ました。




・最後に

 2回目のGRフェスということで、何故か新弾がミニボックスの連続実装という混乱もありましたが、新弾で強化されたテーマやマキシマムよって真新しい環境になったこと、多種多様なデッキが上位に食い込める環境であったこと、それらを踏まえるとめちゃくちゃ面白いGRフェスだったと個人的に思いました。

 前回よりカードプールも広がって戦略性もデッキ選択の幅も広がったので、非常に面白くラッシュデュエルを楽しむことが出来ました。

 なかでも強すぎて一見チートに見えたスキルも、デュエルを重ねるごとに運営がテストプレイをしながら知恵を絞ってバランスの取れた実装をしている様に感じたので、今回のGRフェスはプレイヤーをエンジョイさせるために作られた最適な環境で、めちゃくちゃ楽しかったと思います。

 今後もGRフェスやその他KCカップなど、走れる環境と余裕があったらまた参加して上位層に食い込めるよう、しっかり準備していきたいと思います。

 これまでのご視聴どうもありがとうございました。次のGRフェスでお会いしましょう。それではまた。

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