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ポメラ創作賞受賞と小説講座


◆小説『色は匂えど散りぬるを』が賞をいただきました


2023「ウィズポメラ」企画「ポメラ創作賞」を受賞しました。そのお知らせをいただいたのは1月31日。

まず、審査に参加された栗林元さんから応募作品について「アドバイス 感想」をいただいたと、主催のポメラDM250_botさんからDMをいただきました。同時に、「期間が空いてしまったので、応募条件の確認を」とのメッセージも。

(企画される方は、本当に大変だなぁ……)
とその時点では、まったく自分の作品が受賞するとは思っていませんでした。

こちらからの返信後、返ってきたポメラDM250_botさんからのお返事で、「本日中に発表の予定」とあり、ん?そんなに早いんだ……と思ったものの、夕刻のバタバタでスルーしてしまい……。

ついった(※X)相互の叶救悟さんからのお祝いポストで、受賞に気づきました……。


嬉しかったです。今まで作文でも賞なんていただいたことはありません。
それも「ポメラ」が冠についた賞です!

まぁ、ポメラについての日頃の言動(熱病にかかったような……)がかなり底上げしたんだろうな、とは正直思いましたけど。

面映ゆいものはありますが、受賞は受賞なので堂々と周知していこうと考えています。なんといっても「ポメラの宣伝活動」につながりますから。


◆小説講座~受講の準備~



「ポメラ創作賞」受賞者は、選定に参加された栗林元さんの「小説講座」を受けられます。

講座にはZOOMを使用するとのことで、栗林さんとスケジュールのすりあわせをして、2月4日(日)午後の受講となりました。

応募作品全てに返されたという「アドバイス 感想」だけでも、ぱぁっと視界が開けた気がしたというのに、直接自分の投稿作品(他に見せられるものがない)や創作について話を聞ける機会がもらえるなんて!

というのが、学生の頃から目についた文章術の本を読んできましたが、初期の初期に読んだもの以外で『腑に落ちる』本に出会えていなかったのです。

分厚い高い本を一冊読んで、数行の気づきをいただく。
それでも有り難いことだとは思うのですが。

自分の作品についての考察をいただくことが、これほど響くものとは思っていませんでした。

文中に未読の『ジョゼと虎と魚たち』(田辺聖子)が暗喩の例として出ていたので、講座を受ける前に図書館で借りてきて読みました。私でもポスターが目に浮かぶ程の映画の元が、このような短編小説だったことにも驚きました。


他に、講座を受ける前に準備したのは以下の通り。

・「アドバイス 感想」の読み込み、印刷、自分の理解メモ作成

・栗林さんの『小説指南』を読みこむ(noteでも読めます)

・投稿作品のプリントアウト(書き込み用)

・絶対に栗林さんに伝えたいこと、質問事項の書き出し、印刷
(緊張すると、いろいろ飛びがちなので……)

・使いやすい筆記具数本とラインマーカーを用意

・ポメラの電源管理のスリープとオートパワーオフを「しない」に変更


また、栗林さんには復習用の講座の録画についても、便宜を図っていただきました。心から感謝いたします。

当日留守の家人にも、ZOOM周りのリハーサルや録画についての調べ物を手伝ってもらいました。「自分だってこんな機会があったら、絶対映像残したいしね」と。忙しいのに……いつもありがとう!

ZOOMセット。iPadと昨年秋に購入したワイヤレスイヤホン。愛用の木製スタンドの後ろに、角度調整にチケットケースを挟んでいます。年末年始用に調達した栄養補強パンの箱の中には、ひっくり返らないように重し。


◆小説講座


ZOOMも初めて。お会いするのも、DM以外でやりとりするのも初めての栗林元さんは、小説の講座をお持ちなだけあって慣れたご様子(に見えました)。

こちらはガッチガチな上に、コロナ渦で初対面の人と話すのも久しぶりなもので、かなり挙動不審な部分があったと思います……。(翌日、当日のメモを見つつ振り返りしながら、ああああ、と思うことが山のように……)

色々なお話をお伺いすることができ、最後には復帰2作目のつまづき部分の相談までさせていただきました。正直、目から鱗でした。

『色は匂えど散りぬるを』に足りないのは物語の強さ。そのための考え方や表現手法をお話してくださいました。

「読者目線で書き、作家目線で読め」


講義中にこれからの自分の糧になる言葉だと思いました。作家目線で読むのは他の方の作品ですが、本が好き、とにかく読むのが好きという人もこの目線で読むと、どんどん書きたくなるかもしれません。


私は学生時代に絵を描いていたことがあります。自分の表現の方向が「言葉」で書きたかったことが「物語」だったことが、小説を書くことに向かった大きな動機でした。

文章は、おそらく日本の義務教育を受けた人なら……誰でも書けます。でも万人に伝わる文章を書くのは、とてもとても難しいですよね?

小説とは違いますが、指示書、マニュアル等々、行き違い・勘違いが私の周囲でも発生しています。

小説は共通言語がないと理解が難しいと思って、迷いや不安を抱えていました。たとえばですが、一部のなろう小説は設定という共通言語の上での二次創作や大喜利のように感じることがあります。それはそれで面白いですが。

講座を受けて、小説は作者の意図を届けるために深く読者の心を動かすことが重要なんだと気づきました。説得でなく、気づかせる。その方が読者の心に届くから。

他にも自分の思考の傾向など、様々な気づきを得ました。本当に講座を受けられてよかったです。


※栗林元さんの講座内容の一部はnoteで読めます。私は予習時にまとめて読んでみたくて、読んでいる途中でKindleを購入しました。


◆改稿について


『色は匂えど散りぬるを』は、大幅に改稿して発表する予定です。


・投稿するための作品だった

・復帰一作目として前向きな印象で終わらせたかった

・一万字程度という字数制限があった

という3点で、自分でもあっさり味に仕上がったな……と感じていました。

読者の方にとってどんな風に印象が変わるか、今のところ読み比べられるように、投稿作品もどこかに残しておくつもりでいます。


今のところnoteNolaノベルカクヨムに掲載していますが、一部は整理するかもしれません。


私は過去に同人活動をしていたので、小説サイトは見本誌を置いたイベント会場の感覚なんですよね。本みたいに売りっぱなしじゃなくて、改編したければ改編できる。便利な場所です。


これから確定申告等の作業で少し時間をいただきますが、いずれかのプラットフォームでご覧いただけましたら幸いです。

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