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2024年もどうぞよろしくお願いいたします



(暦の上では数日前に春になりました)

◇2024年こそは、存分に書きたいぞ!



そう思ったのは昨年の「ワープロの日」にネット上に公開した
『色は匂えど散りぬるを』という小説のおかげでした。


これは「ポメラ創作賞」という、ポメラ使いの人なら誰でも応募できる、文字数も1万字前後という条件のゆるい催しに、参加賞のつもりで応募した小説。


同人活動をしていたころは、自分が主催かつ、ひとりサークルだったので、本を作る時には寄稿してくださるゲスト様に自由に書いていただいた。原稿が集まり、最終的に残ったページの台割りに合わせて字数&行数をレイアウトして本を発行していたので、文字数を意識して小説を書いたことは今まで一度もなかった。


お友達と合同でやるサークルではなく、ひとり親方的な形式をとった理由のひとつが「自由にやりたい」だったけど、結果的に金銭問題や決定のプロセスがシンプルでやりやすかった。話に聞くところでは、揉めてるところは結構揉めていたみたいなので。


結構早いタイミングからワープロを導入していたものの、アナログ時代もあるにはあったので、10,000÷400文字で、なんとなく文章量を把握。

(これ位の枚数なら、こんなものか……)でざっくり頭の中で構成して、最初と最後のシーンだけ決めて、後はバランスを見ながらエピソードを配置した。習作もいいところである。


それでも、何十年ぶりかで書き上げた新作小説、という喜びは、自分でも望外なものだったようで、誤字脱字チェックが終わったちょうどその日が「ワープロの日」(9月26日)だったもので、ご縁を感じてえいや、とアップした。ついでに勢いのまま思いついた2作目を書き始め(昔からダンプカー体質。走り出したら止まらない……)〆切に間に合わないな、と判断した10月6日にポメラ創作賞にエントリーしました。


20代のバリバリ……何も顧みずに没頭していた創作の熱が再発したことは実感しました。2作目を書きながら。(現在諸事情で中断中)




◇書ける環境を確保したい



我が家は凝り性かつ収集癖のある家人と二人暮らしだ。
家人の現在の作業場所はリビング。数年前に家具を移動させ本棚を追加して、完全に作業場仕様になっている。


リビングのパソコンは結婚当時、共有パソコンの扱いだったが、夕飯の準備をしながら私の帰宅を待っていた家人は、作業場所を二人のパソコンを並べた上階のパソコン部屋から移動させて欲しいと申し出た。


私の作業場所はひとり占拠したパソコン部屋となるはずだったが、私が休日の度に寝込んでいる数年の間に(双方の荷物で)物置部屋と化してしまった。


本来の物置部屋、屋根裏部屋は傾いた床を怖がった家人が本棚の本を撤去し、その空きスペースに本より軽いゲーム機などを並べてしまったため、私の本は家中のあちこちに箱詰めにされて分散してしまっている。これでは処分することも、どこまで買ったかわからなくなった続刊を買うこともできない……。


仕事で多忙の間は、どうせ読む時間もないから……と諦めもついたが、ここをなんとかしないと、本の整理もできないし、私の作業場所の確保もできない……。


フルタイムの仕事を辞めて、ポメラと出会ったのはそんな時。それから数年、ポメラを抱えて私は自宅内を放浪することになる。




◇お手本は『週末ビフォーアフター』



私はYouTubeのお片付け番組『週末ビフォーアフター』のファンです。


私は将来、今の時代の風俗の資料が断絶しそうな勢いの「断捨離」という言葉を心の底から憎んでいます。今しか生きてない人たちの、ときめく、ときめかないに、私は価値を見いだせません。もちろん場所の問題で過ごしにくい、生きづらいなら、物を減らすのもひとつの手段ですが。


ときめく、ときめかないのふたつしか選択肢がないのなら、私は全ての物にときめく人です。レシート一枚だって、経済の記録だし。さすがに日常の買い物レシートはカード引き落とし後にチェックして処分しますが、思い出になっているお出かけのレシートはしっかり保管して、たまに眺めてニヤニヤしています。このあたり、家人と方向性が合っていた本当によかったと思ってます。


私に輪をかけて収集癖があり、そして記録魔の家人は、実は江戸川乱歩の生まれ変わりか?と思うこともあるほど。パソコンのある時代で本当によかった……。紙ベースだと、この家にはとてもじゃないけど収まらない。ついでに倉を建てるような財力もない。


こちらの『週末ビフォーアフター』は捨てる片付けを推奨していません。物をまとめて導線を整え、生活にあわせた使いやすい仕組みに整えて、最後に自分たちで不要だと思えば処分すればいい、という片付けを提案しています。


物をまず最初に減らすのが無理。そんな我が家に必要なのは、こういう片付けです。


『週末ビフォーアフター』に出会って以来、私は全ての動画を2回以上見直しました。(大体は洗い物をしながら)




◇第一弾 屋根裏部屋ミッションの顛末



年末年始、家人が実家の都合で留守の間に、屋根裏部屋ミッションは始動しました。


何故、この時期を選んだかというと、家人が私がひとりで何かをやろうとすると、大概やり過ぎて調子を崩すことを心配して、自分がいない時に屋根裏部屋の片付けをよしとしなかったという理由もありました。天井が高いため、脚立がないと手が届かない本棚もあります。心配されるのはわかります……。でもまとまった作業時間を取るにはこれしかない!


それに自分の荷物を触られることも、捨てられることも嫌います。それは私も同類なので、その点は慎重に作業しました。崩壊しそうなダンボールでも意味がありそうな物は畳んで全て取っておき、確認してもらう徹底ぶり。


ざっくり18畳程の屋根裏部屋には細い獣道が奥まで続いています。ここは家族で住んでいた頃は私の部屋で、作業用デスクも置いてあります。

アナログ編集用に購入したデスクは、A3置いて少し余裕がでるサイズ。元々が鏡台用で奥行きが深いけど、コンパクト。ここにワープロ置いたり、カッターマット置いて貼り込みしたりしてたんだよね。理想は本棚の本をこのデスクに座って読んだり、調べ物をしながらポメラで書き物をする生活なのです。


壁がまっすぐな場所には本棚があるので、傾斜した壁側に置く、融通の利く簡易の組み立て棚を購入。荷物の中に隠しておきました。


虚弱のくせにダンプカー体質で、夢中になったらブレーキが効かないため、きちんと栄養バランスを考えた温かい食事が簡単に(大事)摂れるように、レトルトや栄養食品をある程度揃えておくことも忘れません。


いつぞや、家人が留守の年末年始に大掃除と称して窓を全開にして家中の埃落とし(myブロワー使用)後に寝込んだことも忘れられない思い出です。(家人のトラウマ……)無理だけは禁物。


こうして迎えた屋根裏部屋ミッションは12月29日~1月4日18時まで(12月31日、1月1日除く)の5日間、平均稼働時間6時間。(休憩時間除く)


週末ビフォーアフターでは、4、5人で一軒家1日で仕上げたりしてるので、広いとはいえ1部屋、素人ひとりでももう少しなんとかなるだろうと考えていましたが、整えるだけで精一杯でした。家人のエリアはかなり見栄えもよいですが、私と家の物のエリアは分別と、まとめただけの状況です。


見失ってた創作ノートや、二次創作だかオリジナルだかわからなくなっているレベルの設定資料も出てきました。ずっと探してたもの。恥ずかしいものも使えそうなものもあったので、書きたくなったら手をつけようと思っている。恥ずかしいと思う気持ちとともに、昔の自分の宝物を発掘した気分だった。ここで捕まると作業が終わらないので、ひとまとめにしておいたけど。


まぁ、ここから第2弾、今は足の踏み場もないパソコン部屋の片付けが始まるわけです。幸い私のパソコンは入り口近くにあるから使えてるだけ、の状態なので。


2024年の前半にもう少し片付けが進めば、もっともっと過ごしやすく、資料が探せて書き物しやすい環境になるはずです。


今年は書き物については飛躍の年にしたいなぁ。

と、どうなるかわかりませんが、一応決意表明として残しておきます。

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