百物語92話目「ブランコの記憶」(実話怪談)
先日、私の電子書籍「帰りゃんせ」のチラシを置かせてもらおうと、行きつけの店へと出かけました。
ええ、例のあやうく店長とふたりのクリスマスチーズフォンデュ会になりそうだった店です。
店長が優しいので、やってきたお客さんにもチラシを渡してくれ、
「この人、怖い話探してるんだけど、何かない?」
と聞いてくれました。
ありがと――!
すると、たまたまやってきたお客さんが隧道巡り好きというマニアな方で、
(しかもヘルメットにライトを装着して自転車でくぐるという徹底ぶり)