百物語29話目「オレンジのUFO」(実話怪談)

これは「あの橋でのこと」を話してくれた保育園のママ友の体験。

上の話を聞いた同じ日、子どもの頃にUFOを見た話を彼女はしてくれた。

眠っていたとき、ひどく眩しくて彼女は目を覚ます。

すると、窓全体からオレンジ色の光が差し込んできていた。

びっくりしていると、弟も親も起きてくる。

そして父親がカーテンを開けた、そこにはUFOが庭におりてきていたそうだ。

「そんな庭先に?」

「そう。庭に。冗談みたいだけど、本当。だからUFOはいる。家族全員が見たから」

この保育園のママ友の話、実はメインは団地で起こった心霊ネタなんだけど、それはマジで怖いのでどこにも書けないでいる。

だってまだ成仏してない気がする。

そのせいで、ママ友は死にかけてた。

そして、私が団地の怖い話を書く時に、このとき聞いた団地をイメージしていた。意外と大島てるには乗らない死亡案件はあるよ。

そのイメージしながら書いた話が「帰りゃんせ」ね。

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