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一般絵師が副業で月5万円稼いだ話と、月収10万円以上を目指すための考察

こんにちは、日野かげよしです。

私は専業の絵描きではなく、本業は別にあって副業で絵を描いているため、一日に絵を描ける時間は限られているのですが、それでも月5万円程度は稼げるようになりました。

今回は、どうやって5万円の収益を得たのかという内訳と、稼ぐためのコツ、そしてこれ以上、つまり今より稼ぐためにはどのようなことが必要かを考えてみたいと思います。

ちなみに、私の絵描きとしてのスペックは

✅絵を描き始めて、5年程度。
✅絵柄は独特で、流行りの絵柄を追ったりはしていないため、万人向けの絵師ではない。
✅エックスでフォロワー4000人弱の一般向けアカウントと、フォロワー12000人強のNSFWアカウントの2つを運用(現在はNSFWアカウントに力を集中しています)。以前は20000人超えのアカウントもあったが、強めの制限をかけられてしまい作り直した。

という感じです。神絵師とは到底呼べないですが、普通に絵描きとして認識されるほどのパワーはあると思います。

これで月5万円だとちょっと夢がないですか?大丈夫です、おそらくこの記事を読んだあなたは、自分ならもっと稼げると思うはずです。

私が絵を描く時間はだいたい一日2~3時間ほどで、週に4~5日ほどです。とはいえ資料を探したりYoutubeの動画に集中力を奪われている時間もあるので、実際はもっと少ないでしょう。
そしていろいろと試行錯誤しながら運用しているので、失敗もあり何も利益を生み出せていない時間も多いです。
3時間かけて描いた絵でも、全然反応ないしフォロワーも増えず、収益に結びつかないみたいなことはけっこうありますからね。

なので、私の経験も参考にしながら私よりうまくやれば、誰でもこの記事に書いてあることで月5万円以上を目指すことはじゅうぶん可能です。

なお、この記事はけっこうリアルなお金稼ぎの話になるので、そういうのが苦手な人はそっと閉じてください笑

5万円の内訳

ではさっそく、5万円の収益を実際にどこから得たのか見てみましょう。細かい数字を載せるのはあんまりよくなさそうなので数字はざっくりですが、誤差の範囲です。

FANBOX(NSFWアカウント)

NSFWアカウントのほうでFANBOXを運用していて、有料プランは一人500円です。
500円で会員が40人いれば、売り上げは2万円。実際には1割の手数料がひかれるため、だいたい45人の支援者がいれば2万円の利益となります。

FANBOXの更新は月3回ほどで、絵の差分も基本2枚とかなので、たいしてがんばってないほうだと思います。毎回差分10枚近く作ってる人すごいですよね。
FANBOX運用の様子はこちらの記事で紹介しています。

Skeb・Pixivリクエスト(一般アカウント)

一般アカウントのほうはスプラトゥーンをメインで描いているのですが、よく海外のユーザーから有償リクエストをいただきます。
リクエストは私は1件7000円で請けているので、手数料などを引かれてだいたい1件6300円ほどの利益となります。
つまり、5件請ければ3万円の利益となります。

まとめると、
💰FANBOX3回更新で2万円
💰有償リクエスト5件で3万円
合計で5万円(一ヶ月)です。

どうでしょうか。これで5万なら、もっといけそうじゃないですか?

私はこのやり方でもがんばれば10万くらいはいけると思います。リクエスト10件くらいなら1ヶ月あればなんとかこなせますし、FANBOXも更新を工夫すれば利益は増えます。
なお、Skeb依頼を請けるコツはざっくりですが名前に「Commission Open」など依頼を受け付けていることをわかりやすくしておくことこれ大事。パッと見て「この人はリクエストを受け付けているんだな」とわかることは非常に効果があります。)、そしてフォロワーを増やすことです。

FANBOX運用のコツについてはさっき紹介した記事に詳しく書いてますが、流入経路を増やすこと、しっかり更新して退会数を減らすことが重要になってきます。そしてSkebと同じくフォロワーも増やす必要があります。

なんでそんなにフォロワー数が大事かというと、フォロワーの数が多いほど宣伝効果が高くなるからなんですよね。
フォロワー数が多いと単純に見てくれる人が多くなるということだし、そして多くのフォロワーがRTしてくれることでさらに多くの人の目に入ることなります。

お金を稼ぐ基本として宣伝や営業といった広報が重要になってくるわけで、多くの企業が自社の商品を売るためにお金をかけて広報を行っていますが、絵師の場合はフォロワーが多いと、お金をかけなくても宣伝効果があるということなんです。
絵師が有料で広告出してるのってあんまり見ないですよね。

だから、絵師として稼ぎたいのであれば、お金をかける代わりに時間をかけてフォロワーを増やし、広報を行う必要があるのです。


「でも、相当がんばって10万円か…」
って感じですよね。いや副業で10万円はたいした金額なんですが、どうせならもう少し夢がほしいですよね。
そう、副業絵師が10万円以上稼ぐには、夢が必要になってくると思います。ここからは夢の話ではありますが、けっして不可能ではありません。

具体的にどんな方法が挙げられるかというと、ファンサイトの強化と制作物の販売です。

まず、Skebなどの有償リクエストについては、1件3万円とかの高額で請けない限り高額を稼ぐのが難しくなってきます。なぜかというと、1ヶ月に描ける数が限られているからです。
もし1枚1万円で請けて毎日納品し続ければ30万円になりますが、現実的ではないですよね。よほどの神絵師で、専業であれば可能かもしれませんが、我々がこれを目指すのは、時間的な意味でも実力的な意味でも厳しいです。

次にファンサイトの強化について。
こちらは、更新回数を変えなくても支援者が増えれば利益が増える。つまり、リクエストと違い、作業時間が利益に直結するわけではないんです。

リクエストで10万円稼ぐには、1枚1万円としても10枚描くための時間が確実に必要になりますが、ファンサイトは月に3回の更新だとしても支援者が200人いれば10万円、300人いれば15万円になるわけです。
もちろん支援者を増やす努力は必要ですが、おそらくそれは労力としては有償リクエスト受注を増やす努力とそう変わらないと思います。

また、相手の要望に応えなければいけない有償リクエストに比べ、ファンサイトは自分の好きな絵を描いていいという点でも、私は有償リクエストよりはファンサイトの強化を進めたい理由です。

そして制作物の販売。
これは同人誌やCG集を作ってDL-siteでを売るとか、BOOTHでグッズを売るとか、あるいは自分でオリジナルグッズのネットショップを運営してもいいでしょう。

物を作り、売る。つまるところ商売です。
制作物を作るのは時間がかかりますが、一度作ってしまえば量産がしやすい業界ではあります。
例えば一つのCG集をDL-siteで700円で売れば、一件につき400円の利益になりますので、1000件売れれば40万円の利益になります。2000件売れれば80万円です。しかも商品は現物ではなくデータなので、一度作れば量産する必要がなく、宣伝以外は基本放置です。夢がありますね!
でも実際にDL-siteを見てください。そんなに神のように上手い絵でなくても、かなりの売り上げになっている作品がたくさんあるんです。夢は夢でも全然手が届く場所にある夢だし、作るためのリスクがほぼないので、何度でもチャレンジできます
作品を売るためには、作者自体の人気もあればかなり有利にはなりますが、それよりもしっかり市場調査して売れる作品を作ることが重要です。商売の基本ですよね。

フォロワー数が多いと宣伝効果もあり、スタートダッシュで売り上げが伸びる確率が高まりますので、これもやっぱりフォロワー数が大事になります。

ちなみに私が最初に販売したCG集は、800円ですがセールも含めだいたい200ダウンロードされています。市場調査もあまりせずの処女作でこれなので、うまくやればもっと伸ばせると思ってます。


まとめると、もっと稼ぐためには
①有償リクエストを高額で多数請ける
②ファンサイトの支援者を増やす
③制作物を販売する

の3つが主に挙げられますが、これをすべてやる時間はありません。限られた時間の中で、取捨選択を行う必要があります。

ただ、基本的にはすべてにおいてフォロワー数を増やすということは共通で効果があり、さらにファンサイトの更新はそんなにしょっちゅうするものでもないので、「①+②」か「②+③」ならいけそうな気がしますよね。①+③はきついです。

私は①は窓口を開けるだけ開けておいて、これから②+③に力を入れたいと思ってます。
普段はフォロワー数を増やす活動をしつつ、CG集の制作を進める。週末にはファンサイトの更新をする。
ハードですね、これが私の限界だと思います笑

では、半年後ぐらいに経過を報告しますね😉

この記事で何度も大事だと言ったフォロワー数を増やすためのコツは以下の記事に書いていますので、よかったら見てってくださいね。


ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

これからもイラスト運用について役に立ちそうなことを書いていこうと思うので、興味があればフォローよろしくお願いします!

それでは、また。

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