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イラストを収益化する2つの道

「絵師になって稼ぎたい!」

という方に、まず、絵師として稼ぐには2つの道があるということをお伝えしたいです。

その2つの道とは、

  • 商業の依頼がメイン

  • 同人がメイン

です!その他にもskebやFANBOXといった収入源もありますが、それはどんな活動でも並行してできることなので、一旦置いておきます。

「商業」と「同人」、この2つは、どちらも同時に進めるのは難しく、どちらに進むかをできれば活動を始める初期の段階で決めておくことで、これからどのように活動していくのか進路を定めやすくなります。

それぞれがどのような特徴なのか見ていきましょう。


商業依頼がメイン

商業依頼とは、スマホゲームのキャラクターの制作や、ライトノベルの挿絵など、誰か依頼者やマネージャーがいて、その人の指示のもと制作し、報酬をもらうという形式です。

これらの依頼を請けるために必要なものは、

  • 画力

  • 人気(フォロワー数)

  • アピール力

  • 仕事力

など、採用担当の目に留まり、指示のもと仕事をする能力が重要です。

なのでもちろん画力は大事ですし、絵のトレンドを取り入れ、今風のウケる絵を意識して描く必要があります。

同人がメイン

いわゆる同人作家ですが、自分でCG集や漫画、グッズ、画集などの作品を制作し、自分で売るのがメインとなります。

同人メインの場合、必要なものは

  • 集客力

  • 企画力

となります。画力ももちろんユーザーを惹きつけるために必要なのですが、商業依頼を請けるよりは自由に描けます。

ただし、集客などのマネジメントをすべてマネージャーがやってくれる商業依頼と違い、同人の場合は自分で企画、制作、集客などすべて行わなければいけないという大変さがあります。

商業と同人、どっちがいい?

最終的には自分のやりたいほうをやればいいと思いますが、迷っているのであれば、それぞれのメリットとデメリットを考えてみましょう。

商業のメリット

  • 作品を売るための企画、集客を行わなくていい

  • 一度の依頼でまとまった金額の報酬が入る

  • 名前が売れる可能性が高い

例えば、スマホゲーのキャラクター制作依頼を請けて仕事をすれば、その作品を通じて多くのユーザーに名前が売れる可能性が高い、というのが一番のメリットかと思います。
また、同人と違い、請けさえすれば必ず決められた報酬が入るというのも魅力です。

商業のデメリット

  • 採用担当者の目に留まるまでが大変

  • かなりの画力が必要

  • あまり好きに描けない

採用されるために、今風の絵柄でウケる「上手い絵」を描かなければいけない、というのがなかなかしんどいですよね。

でも、「仕事を請ける」ってのはそういうことなんですよね。好きなようにやってて仕事にできるほど世の中甘くはありません

では同人のメリット・デメリットも見ていきましょう

同人のメリット

  • 好きに描ける

  • 画力はある程度あればいい

  • 爆売れする可能性がある

自分の好きなものを描いて、好きなように売る。誰の指図も受けない。そして作品がもし爆売れすれば、大金を稼ぐことができるのが魅力。

しかしもちろんその裏には、表裏一体のデメリットがあります。

同人のデメリット

  • 全然売れない可能性もある

  • 絵を描くだけでなく、その他いろんなことを自分でやらなければいけない

同人は、グループでもない限り誰かがマネジメントしてくれることはありません。なので、作品の企画、スケジュール管理、制作、販売、集客などをすべて自分でこなす必要があります。

そして、がんばって作ったのに全然売れないという可能性もあるわけです。


これでももしかすると迷うかもしれませんが、簡単な判断方法があります。

  • 絵を仕事としたいなら商業

  • 趣味として楽しみつつ、うまくいけば大儲けを狙うなら同人

というわけです。

商業は好きには描けないけど、仕事があれば安定して報酬をもらえる。名前が売れて有名になれば、さらに稼げるようになる。

同人は好きに描けるけど、作品を作ってもうまく売れない可能性がある。でも、好きなものを描けるので楽しい

まとめ

趣味と仕事を兼ね備える、というのは多くの人にとっては難しいものです。

なので、仕事して割り切るか、趣味として割り切るかで、どのような活動をしていくかを決めていきましょう。

ちなみに僕は、同人メインで進んでいます。仕事にしたくないので。まだ同人作品を販売していない状態ですが、今でもskebとFANBOXだけで月3~6万ほど稼いでいます。けっこういい趣味してるでしょ?

FANBOXの運用については以下の記事に詳しく書いているので、よかったらどうぞ。

それでは!


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