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万年筆、特別な3本

万年筆を愛用している人には、きっとその中でも特別に気に入っている万年筆が一本や二本はあると思う。
わたしはそれが今年もう一本増えた。


お気に入りの最初の一本は写真の真ん中、
ペリカン クラシックM200 マーブルグリーン(F字)

万年筆ブームでkakunoが田舎のそのへんの本屋の文具コーナーに置かれるようになった頃、例にもれずそのあたりの価格帯の万年筆を何本も買い遊んでいたんですが、いろいろと調べているうちに「スーベレーンってやつ、めっちゃ欲しい………」という欲望がどんどんでかくなり…。
しかしさすがにいきなり万年筆に6万とかをぽんと出す勇気は全く出ず、悩みに悩んだ末に「取り敢えずスーベレーンにビジュアルが似ているこのクラシックってやつを買ってみよう」となり手を出したのがこれ。
それでも2万は勇気がいる買い物だったよ!!!
マーブルグリーンのこの不思議なニュアンスの色味が格好良くてね。ペン先はステンレスだけど、海外製のF字なので日本製より太めで、インクの濃淡がちょっと出るのですっかりこればっかり使うようになりました。


次に手に入れたお気に入りは写真の上のもの、
ペリカン スーベレーンM600 バイオレットホワイト(M字)

結局スーベレーン買っちゃった!!!
わたしの中の万年筆ブームが少し落ち着き、M200を手に入れて数年経った頃、2021年でしたね、私生活で大きな変化があるタイミングがあって。何か記念になるものを買ってみよう、と思っていたところ、思いついたのが憧れのスーベレーンでした。やっぱり定番のグリーンストライプかな…でもマーブルグリーンと色味が近いしなあ…と悩んでいたところ、目に飛び込んできた限定生産カラーのバイオレットホワイト。もうこれしかない!!!!!白に紫!!!色味が!!!美人過ぎる!!!!!!!!
ねえもうこの憧れの18金ペンですよ。クラシックもぬるぬる書けるなとは思っていたけど比じゃない!これが!18金ペン!!!
「字を書く」という行為に背筋が伸びるような気持ちになる万年筆です。気持ち丁寧な字を書くことを自然と心掛けられる。
M字なのでインクの濃淡の出がすごい。インクは愛用のブルーブラックインクであるウォーターマンのミステリアスブルーを入れているんですが、あのミステリアスブルーの色味の変化をしっかり楽しめる。
これは一生大切にします。まじで。こんな美人を手放すわけがない…。


そしてついに今年、勢いで買ってしまいました、
ほぼ日のキャップレス万年筆(EF字)

またちょっと私生活に変化があったので、しばらく使っていなかったほぼ日手帳をまた2024年から使おうかなあとオンラインショップを眺めていたところ目についてしまったこいつ。
何これ!マットブラック!!!???か、かっこかわいい!!!
一旦欲しくなっちゃったらもうだめでした。すっごい悩んだ。本体自体はパイロットのキャップレスデシモなので、別にキャップレスデシモでちょっと安くなってるやつ買えばいいじゃん!と各種通販サイトを眺めまくり価格の比較をしまくりいやでもわたしにはペリカンの二本がいるし…!と自分を嗜めたりしたんですが、だめでした。
このマットブラックがいいんだもん…。
あと日本製の18金のEF字が使ってみたくて。kakunoはやっぱりかたいので、18金はさぞぬるぬるさらさら書けるのだろうなと。実際さらさらです。
走り書きに適している。そのためのキャップレスですしね。本当に日常使いの筆記具としていいな…というのを日々感じています。まあまだちょっとしたメモにしか使ってないけど。
こちらは色彩雫カードリッジインキの深海を入れています。日常使いにしたいし手入れが楽なカードリッジがいいんだけど、どうもパイロットのブルーブラックって明るめの青みが強いのが好きではなくて…。割高過ぎる!とは思うもののカードリッジの深海を買ってみたら好きな色だったのでしばらくこれでいきます。すごい割高だけど。カードリッジすごい割高だけど。

そんな感じです。
なんかPから始まるところの万年筆がどうも好きらしい。この三本が一軍としたら、二軍で好きな万年筆がプラチナのプレジールで…。

そんなに万年筆があってどうするよ!と思うんだけど、文字を書くのが楽しいからいいんだよ!でも特別お気に入りのこの三本ですごい満足しているので、これ以上増えることはよっぽどないかと思います。
もうだめだもん!わたしはもう18金ペンじゃないと満足できない身体にされてしまったので、増えません。増やしません!フラグじゃない!

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