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スロプロと馬券師~どうして馬券師は矛盾した主張をするのか~

筆者はパチンコやパチスロから卒業してもう20年以上になるのでYouTubeのパチスロ動画で得た知識くらいしかないですが、ChatGPTと喧々諤々(けんけんがくがく)の議論の末にたどり着いたスロプロの立ち回りは、「高設定狙い」と「ハイエナ」の2つ正解にたどり着くという結論に至りました。オカルトを用いた戦略では食べていくことは不可能と思っているので、プラスの期待値を積み重ねることが勝利の絶対条件でこの原則からは逃れられないでしょう。

ChatGPTによる「高設定狙い」と「ハイエナ」の説明

高設定狙い:この戦略は、パチスロ店が特定の台に高い設定(期待値の高い状態)を入れていると予想し、その台を狙う立ち回りです。予想の根拠は各種ですが、一般的には、店側の営業パターン、特定の曜日やイベント日、新台の導入などによります。適切に行えば、平均的な期待値を上回る利益を見込むことが可能となりますが、設定狙いの成功は経験と知識、そして多少の運にも左右されます。

ハイエナ:ハイエナ戦法とは、他のプレイヤーが放置した良好な状態の台を見つけ、それを利用する戦略です。具体的には、ボーナスの直前や特定の高期待値状態にある台を探し出し、短期間でその台をプレイします。この戦略は各機種のゲームの仕様を詳しく理解し、また他のプレイヤーが見落とす可能性のある「良い台」を見つける観察力と機転が求められます。

パチスロにおける設定とは、パチスロ機のボーナス・小役等の確率を(あらかじめプログラムされた範囲内で)変更し、最終的な出玉率(機械割)を上下させることができる機能のこと。1から6までの6段階あるのが一般的で、高設定とは出玉率が100%を大きく超える5や6のことを指す。こういう高設定台を確保できれば、高確率で勝つことができる。

一方ハイエナは設定は関係ない。もちろん高設定の空台があれば座るのでしょうが、一般的には「ゾーン狙い」や「天井狙い」という戦略を取ることが多い。

本筋から離れてしまうので、これについて詳しくは説明しませんが、パチスロにおける「天井」とは、大当たりが一定回数発生しなかった場合に、特定のゲーム数を超えると大当たり(ボーナス)が発生するように設定されている機能のことを指します。天井は特定のゲーム数に達したときにボーナスが確定するための一種の安全装置といえます。

なので、天井までもうすぐの台を見つけ、天井到達までに必要な投資額とボーナスが発生したあとの払い出し期待値を比較し、それで利益が見込めるなら座って打つという感じです。そういう高期待値の台が空いているのが見つかるまで店を徘徊するので、ハイエナという名前で呼ばれているのでしょう。

高設定狙いとハイエナの立ち回り比較

「高設定狙い」と「ハイエナ」の立ち回りの違いについて考えてみましょう。高設定狙いの場合は、狙いどおりの高設定台を確保できたら、あとはレバーを叩いてどんどん回すだけ。プロなら当たり台に座れたと確信したら、昼飯も食べずに店の閉店までレバーを叩き続けるでしょう。「ハイエナ」は、お目当ての台が空くまで待つのが基本。店を徘徊していい台が空くまで待つのが戦略のキモといっていいのでは。ただ、設定1でも理論上プラスになる台しか打たないので、粘り強く立ち回ればプロとしてやっていける。

スロプロの立ち回りを馬券師に例えると

馬券師にも「高設定狙い」と「ハイエナ」のような2種類の立ち回りがあると思っています。どちらも正解なので、どちらが優れているということはありません。ただ、馬券師によって真逆の主張しているケースをよく見かけ、それが読者の混乱を招いているような気がしてならないのです。馬券に関する考え方が違うだけで、どちらも正解であることを自分なりにまとめてみたい。そうすれば、どちらのタイプが性分にあうのか自分の馬券戦略を考える上での指針にもなると思うからです。

それを説明するために、パチスロにおける設定にあたるものは何かを説明しなければなりません。筆者は設定にあたるものを「馬券の実力」だと考えていて、それに収束すると思っています。馬券の実力がプラスでそこに向けて収束させることを目指すなら「高設定狙い」のような立ち回りになるでしょう。一方で、大数の法則によって馬券収支は最終的にはマイナスになると考えている場合は「ハイエナ」のような立ち回りをするのが正解。期待値マイナスの設定1しか打てなくてもプラスに持っていくのがハイエナの醍醐味ですから。

筆者の実力がどの程度なのか、自分でもよくわからないのですが、コンビニプリントで売っている「政治騎手コンビニ予想」の成績を紹介させていただくと、本命の◎の単勝回収率が108%。◎から各印に流した場合を見てみると、馬連105%、3連複107%、3連単マルチ109%とどれも100%超えています。16年以降の約4800Rを予想しての成績なので試行回数も十分でしょう。前日段階のものなので、オッズも馬場も馬体重もわからない状況でこれだけの好成績を残すことができているのですから、自分の馬券の実力はパチスロの高設定並みだといっても過言ではないのではないでしょうか。

なので、とにかくたくさんのレースに手を出して収束させることが筆者の目標になる。パチスロに例えるなら毎日高設定台に座れるわけですから、毎日通って朝一から閉店までブン回すのが正解と思っているからです。あまりにもオッズが安くて買えないレースもありますし、専門外の障害レースや新馬戦は買わないことが多いですが、基本的にケンは機械損失だと思っています。

これが、「ハイエナ」タイプの馬券師の主張は真逆になります。「天井間近の台」が落ちていないか店内を徘徊して回るように、高確率で的中出来て、リターンも見込めるレースが見つかるまでケンを続ける。そういう高期待値のレースが見つかるまで手を出さずに我慢する。そういう方法もあるでしょう。こういう戦略を採る人は購入レース数を絞ることを推奨される場合が多い。それも一つの正解の形だと思うのですが、筆者の考えとは真逆です。

最近のスマスロや6.5号機といわれるパチスロ機は波が荒く、高設定を1日打ち続けてもマイナスになることも多いそう。競馬の場合も同様で、オッズの変動が激しく、当たったレースの配当が購入時と比べ半減しているというケースも珍しくない。なかなか期待値通りに収束しにくくなっているのはどちらも同じです。ただ、だからといって戦略を変更することはありません。中長期的に見れば必ず収束するので、最終的にはプラスになるからです。

ただ、注意しなければならないのは、パチスロの設定とは違い「馬券の実力」は変動するということです。不調が続いたときは、たまたま確率の下振れを引いているだけなのか、実力が下がってマイナスになっているのか、常に意識を向けなければなりません。

実力をプラスのままキープするために日々の研鑽を怠ってはならないのが、「高設定狙い」の馬券師の欠点といっていいかもしれません。

最後は、唐突に「なぜ、WIN5を買うのか?」

とにかく、どんな道を選んでも長い期間努力を重ねコツコツプラスを積み上げていくことは同じです。競馬との付き合いは一生続くとは思っていますが、一刻も早く苦行からは解放されたいのは共通のはず。それを可能にするのがWIN5での一撃で、WIN5も天文学的な膨大な試行回数を重ねれば「馬券の実力」に収束するはずです。なので、いつか来る収束をうまく捕まえて、馬券で解脱したいと思っています。


みなさんに競馬を楽しんでいただくため、馬券の参考にしていただくため、頑張ります!これからもよろしくお願います!