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内田博幸騎手【政治騎手名鑑2021】

政治騎手名鑑の2021年度版が完成しました!!

ルメール騎手から北村宏騎手まで上位30人のジョッキー・バイオリズムや詳しい見解はこちら↑↑

どうなった話題の騎乗依頼アプリ!?

昨年、JRAに移籍以来、コンビを組んできた敏腕エージェント、中村氏と袂を分かった内田博騎手。自力営業に切り替え、導入したのは、「内田騎乗依頼」なる携帯アプリでした。詳細はわかりませんが、どうやら調教師の先生方がアプリを通して内田博騎手に直接、しかも簡単に騎乗依頼できるというものらしい。これまでにない画期的な営業法、今後の騎乗依頼を根本から変える革命的な試みと話題になりました。

しかし、この話、その後どうなったのか続報がありません。なかなかJRAからの許可が下りず、導入が遅れたものの、無事に許可がもらえたという噂はありましたが……。

アプリ営業がうまく軌道に乗らなかったのか、20年1月からエージェントの欄には和田美保氏の名が。アプリとの兼ね合いはどうなっているのか、気になるところです。

それはともあれ、中村氏との訣別はマイナスに作用したよう。昨年50勝(740鞍)で今年これまで29勝(641鞍)という結果だけを見ると、アプリの導入も含め大成功だったとはいいがたいのでは。

エージェント変更によるマイナス効果が表れたと思われるのは、ノーザンF系一口クラブとの関係性。

○サンデーR、キャロットF、シルクR

18年:5勝(62鞍)
19年:5勝(42鞍)
20年:1勝(12鞍)

ノーザン系の一口クラブとの関係は希薄に。乗鞍が急激に減っています。

内田博騎手のジョッキー・バイオリズム

ウチパクグラフ

USM(馬力絞り出しメーター)は上がったり下がったりでハッキリした傾向が見えませんが、俯瞰で見ると平行線では。ただ、現時点で3部門で100%割れしている点は気になるが……。

穴は腕っぷしの強さがヒントに

馬券で狙ううえでも知っておきたいのは、内田博騎手と今もつながりが深いオーナー。なかでもシャドウディーヴァなど内田騎手で勝負を賭けてくるスリーエイチレーシングと、ダイワキャグニーの大城正一氏は徹底マークです。

スリーエイチレーシング
【2-4-1-24】単勝回収率171%、複勝回収率101%

大城正一氏
【2-0-2-8】単勝回収率210%、複勝回収率104%

さらに穴のポイントを挙げると馬場状態。腕っぷしの強さが武器の騎手です。今年は8番人気以下の馬で9勝と人気薄での好走が多かったが、穴馬で活躍できた理由の一つは雨。今年は雨にたたられる開催が多く、雨で渋った馬場で内田騎手の腕っぷしの強さが活きたのです。実際、9勝中6勝がやや重~不良でのもの。芝は良馬場以外で狙うべし。

一方、ダートは新馬と未勝利戦が狙い目です。

○ダートの新馬、未勝利の成績
【12-20-9-138】単勝回収率178%、複勝回収率97%

消耗が大きいダートでは、最後まで馬が頑張り通せるかどうかで勝敗が決まってきます。若駒ならなおさら。右も左もわからない新馬をぶっ叩いて走らせるのはプロの騎手でも心が痛むらしいのですが、Sっ気の強い内田博騎手はデビュー戦からバシバシ叩くし、グイグイ押す。腕っぷしの強さで走らせると思われるのです。

内田博騎手の戦法データ

騎乗馬の質を考えると人気なりといえそうだが、ランキングの近い騎手と比較すると前に行く割合が低いといえそう。

脚質ウチパク

騎乗馬の平均オッズは67.1倍

オッズ脚質50-999

※戦法データの集計期間は20年1月1日~12月6日まで。戦法はtagetの判定方法に従っています。また、戦法の特徴がよりわかりやすくなるよう、リーディング順位の近い騎手と比較できるようにしました。さらに、騎乗馬の人気と戦法は切っても切り離せない(人気馬は能力が高いので前で競馬できるが、人気薄ではなかなか前に行けないなど)ので、騎乗馬の平均オッズとオッズ別の戦法データを合わせることで、よりその騎手の戦法の特徴が見えるようにしています。

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最終的には50人超のジョッキーを取り上げる予定なので、単体の記事を購入いただくよりもお求めやすくなっています。

「馬券術政治騎手名鑑2021 Go to ケイバ!」では、紙幅の関係で上位30人までしかバイオリズムのグラフを入れることができませんでした…

みなさんに競馬を楽しんでいただくため、馬券の参考にしていただくため、頑張ります!これからもよろしくお願います!