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ボタンとリベット選びの巻【四】

前回はデニムの生地選びに悪戦苦闘するの巻でしたが、今回はタックボタンとリベット選びに挑戦です。

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まずはみなさん、タックボタンってご存じですか?

聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、見ればわかります。こちらです。

タックボタン

そう、ジーンズのフロント(ちょうどおへそあたり)に使われているボタンのことです。2つのパーツに分かれており、生地を挟み込んで装着します。

手で取りつけることは難しいので、専用のプレス機とアタッチメント駒を使用して生地に打ち込みます。なので装着強度がとても強く、デニムのようなしっかりとした生地には適しているのです。

そしてこのタックボタンは、フラット、ドーナツ状、刻印入りなど様々なレパートリーがありカラーも豊富なので、たくさん悩みそうです…(笑)


そして次に選ぶのはリベット!

タックボタンのように目立つパーツではありませんし、私は飾りみたいなものだと思っていたのですが、実はデニム作りでとても大切なパーツの1つなんだそうです。

リベット

リベットが大切な理由は、補強の役割を果たすからです。

ワークパンツやジーンズなどハードな使い方をする衣類に対して、縫製だけでは破れやすい箇所にリベットを補強として用います。

ジーンズは昔、働く人の作業服として使われていたため強度が必要でした。
ポケットなどの生地の重なった部分には大きな負荷がかかり、破れやすくなります。そこを補強するために打ったものがリベットなんです。
ただの飾りじゃなかったんですね…ふむふむ

リベットもタックボタン同様にバリエーションに富んでいて、こだわりだすと止まらない気がします。


タックボタンやリベットは大切な役割を果たしていて種類もかなり豊富。デザインや色ひとつでデニムのテイストがガラッと変わってくるんだなぁ。

「よし、これに決めた!」と思っていても、新しいものが出てくると次々に目移りしてしまい、なかなか決められません…

イメージを膨らませながらひとつずつこだわっていくことが、私の今の楽しみです。やりがいが日々増していくことはこんなにも素晴らしいことなんだと改めて気づきました。

40代になってはじめての感覚に触れられるなんて、思ってもみなかった。まだまだ知らないことがたくさんで不安や葛藤もあるけれど、それ以上に未来に対するワクワクの気持ちが大きくて…

こんな経験をさせてもらえることに、感謝です。

と、そんなことに思いを巡らせながら鏡を見ると、足を組んで紅茶を飲む自分の姿がうつっていて、格好だけは様になっている気がしました。(笑)

タックボタンもリベットも本当に悩んだのですが、自分の納得のいくものに決まりました!何事も決まった瞬間はスカーッとしますね♪

少しずつですが、完成に向けて進んでいます。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!


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