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怒りの先を見つめる

「何で分かってくれないんだ!」
「何でこんな酷いことを言うんだ!」
「何でこんなことをするんだ!」

日々生活していると直面する「怒り」という感情。

イライラしながら生活するのに疲弊した私は、このイライラの原因は何なのか?

考えてみました。

視点を3つに分けて考えていきたいと思います。どう思いどう感じているか?

1、自分
2、相手
3、協働作業

この3つです。

1、自分
イライラの発端は自分なのではないか?
何にそんなにイライラしているのか?
まずは自分に問いかけてください。

「片付けをしてくれない!」
「子どもが言うことを聞かない!」
「周りの人が分かってくれない!」

上記は例の一部ですが、このようなことが起きた時、なぜ私は怒っているのか?

何に怒っているのか?

考えてみてください。

例えばそこに共通するイメージとしては、自分のこうあって欲しい期待が存在し、えてしてそれは思い通りにはなっていない状態です。

そして、何度も同じことを伝えているのにやってくれない。相手に要求するその考え自体は結構自分よがりな思い込みに縛られている状態のことが多いです。

そういう葛藤の間で思い通りにならずイライラが溜まっていく。

自分が考えていた理想の現実に現状が追いついていない状態が継続的に続いている状態です。

相手への強い期待がそうさせるのでしょう。

相手に期待するのは難しいと判断しました。別に変わらなくてもいいやと、諦めてみることで、あまり気にならなくなります。
自分の考え方や感じ方、求める期待値などを捉え直した方が健全なマインドでいられるかもしれません。

変わってくれない相手をいくら恨んでも変わってくれずストレスは永遠に続くというスパイラルに陥ります。

まずは自分が期待しないで、捉え方や取り組み方を変えてみると、もしかしたらいい手が浮かぶかもしれません。

2、相手
次は相手の目線や気持ちに立ってみます。
なぜ相手は言うことを聞いてくれないのか?
どんな気持ちなのか?

相手はなんで私があなたの話を聞かなくちゃいけないのか?
正直、上から目線で言われて腹が立つし、やるのも面倒くさいという気持ちかもしれません。
言われたせいで余計やる気も無くなったし、
私ではなくてあなたに問題があるのではないか?私のせいにしないでほしいと考えてるかも。

完全にこの状態だとしたらまず話は聞いてくれないでしょう。というか聞きたくないし自分は悪くないから改める必要もない。

だとしたら、何を言っても火に油を注ぐだけかもしれません。

相手はあなたの期待を望んでいないということです。

そうなると、相手の立場になって考えざるを得なくなるし、なんだか自分の伝えたかったことも伝わりづらくなりそうな気がします。

主体的に活動してもらうにはこの精神状態は全くいい状態とは言えず、むしろ受け身中の受け身なので、継続性もなく下手したら一度もトライしないかもしれません。

こちらが怒りに任せて感情的になればなるほど、同じ力で抵抗すると思います。

人は誰しも自分を含めて相手にとやかく言われるのを嫌う生き物だからです。
期待を求められることをストレスに感じる人もいます。

もし、少しでも相手が努力していて、それを当たり前だと思いすぎていると、相手は焦燥感に駆られやる気を失います。

自分がやりたくもないことを無理にやれと強制されたらどんな気持ちでしょうか?
はたまた、これはしてはいけないと禁止されたらどんな気持ちでしょうか?

いくら自分が正論を振りかざそうとも人は気持ちのある生き物なので、正論だけでは動かないのだと思います。

反対にどんな伝え方だったらあなたはやってみようとなるでしょうか?はたまたどんな環境だったらよりやりやすくなるのでしょうか?

そんなことを考えてみてもいいかもしれません。

3、協働作業
最後に2人の視点に立って考えたいと思います。これは2人で未来を見る視点です。
今までの二つは過去と現在を見て未来を予測しています。
次は未来から現在に向けてアプローチしたいと思います。
こんな風になっていたらどうだろう?という2人で思い描く理想の形をまずはイメージします。

部屋が綺麗に片付いていたら2人の生活は気持ちいいのではないか?
みんながお互いの事を大切にしていて一緒に生活していたら居心地がいいのではないか?
などなど。

未来はいくらでも自由に思い描けます。思い切って色々アイデアを出してみましょう。思いがけないアイデアが浮かぶかもしれません。

未来を描いたらそのゴールに向かうにはどんな行動や仕組みが必要か無理のない範囲で考えます。ここからは具体的に日々の生活に落とし込むようにしていきます。

この時点で怒りの感情より未来へのワクワクの方が高まっていればいいですね。

日々の生活はある程度できることが決まっています。毎日掃除機をかけたりトイレ掃除をしたりと共働きの人には現実的ではありません。
まとまった時間が休みの日にあるときに、2人で分担して綺麗にしたり、手が空いてる方がしたりするぐらいが丁度いいのかと思います。
大事なことは一緒にやっているという感覚だと思います。どちらかが我慢してやっていてもう片方がそれに気づき関心を示さないとやる人だけ不満が溜まります。そうすると、上記で話した相手の気持ちが消極的になっていきます。

何でもそうですが2人で生活している以上、お互いにある程度の関心は持ちながら関わっていくのが大切だと思います。でなければ、他人と同じ家に住んでいる感覚になるのではないでしょうか?
お互いがお互いの事に興味を持ち関わることが大事だと思います。

ただそんな中でも人は様々な出来事に日々出会っています。怒りが外からやってきて、家に入ってくる時もあります。そんな時に相手の一言で溜まっていた怒りが溢れることもあります。

常に怒りに襲われた時は、落ち着いてから冷静に2人の描く未来に照らし合わせて今自分は何をするのがいいのか?考えるとイライラも少なく軸がブレない気がします。

家族にとってみんながハッピーになるには、自分は何をするのがいいのだろうか?
もちろん、自分もハッピーでなければいけません。自分を犠牲にしたみんなの幸せはみんなにとって幸せではないかもしれません。

ここまでどう怒りと向き合うか?を3つの視点で考察してみました。

いやそうじゃなくてと思うこともあるかもしれませんが、みんながハッピーを目指すのであればどうしたらいいのか?を考える時間が必要だと思います。今一度立ち止まりみんなはハッピーかどうか観察してみてください。

ここまで読んでくださりありがとうございます🙏
人は1人では生きていけません。誰かとどこかで必ず繋がっています。あなたが今食べた食べ物もあなたの口に入る前にたくさんの人が関わっていて、自然の力によって生まれたものです。

いつも自然に感謝して人に感謝できるようになると怒っている場合ではない事に気づけるのではないでしょうか?

でわまた🖐️




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