うつの人間が人生における問題を解決してどうなったか

12,3年前から身体のあちこちで不調が出始めてからいままで、体調がいい日がほとんどなかった。いつもだるかったり、どこかが痛かったり、靄がかかったように頭がぼーっとしていた。
それがここ10日くらいほとんどなくて、十数年ぶりに「体調がいい」と思える日々を過ごしたのである。「正式なうつ病じゃないけど抑うつ状態ですね」とわかったようなわからないような診断をされて10年あまり。ずっと同じ状態が続くものだと思っていた。でも簡単な「ひとこと」がわたしの中でもつれていた感情をほどいた。結果、わたしは鬱々とした長いトンネルを抜けたのだ。前にnoteに書いたように。

正直言って不満はある。なんでわたしがこんなに苦しまなければならなかったのか。こんなにあっさりとわだかまりがなくなるならもっと早い時期にしてくれたらよかったのに。そうしたら時間と気力体力をこんなに消耗することもなかったのに。こんなに疲れやすくならなかったのに、と感情的な自分が思う。一方で、自ら行動を積み重ねていかなければ「ひとこと」を引き出すことはできなかったのだろうし、自分自身が納得するには長い時間が必要だったんだろう、と冷静な自分が分析する。

ひとが怒りや悲しみなどの内面的な問題を受け止め解決に向かうさまは、口に入れた食べ物を咀嚼して飲み込み消化する様子に似ている。あっという間に目の前のこってりした食べ物をたいらげてケロッとしているひともいれば、よく噛んで食べたのに消化不良をおこすひともいる。わたしはものごとを咀嚼するのも消化するのも時間がかかる人間なのだ。(実際食べるのが遅いし胃が弱いし)
問題を消化するまでの時間はひとによって違う。時間はかかったが、生きているうちに消化できてよかった。

こうしてわたしは自分の中にみっちりと詰まったものを外に出してスッキリした…と思ったが、ことはそう簡単に進まないらしい。おとといあたりからまた身体がだるくなり、頭に靄がかかりはじめている。もはや体調がよくないのが普通になっているからあまり落胆していない。
以前はだるくてぼんやりした状態で、歩みを進める方向をぐちゃぐちゃと悲愴感たっぷりに考えながら、無理やりに足を出してどうにか前に進もうとしていた。でも、いまはこころが解放されて軽やかになった感じがある。いまなら行きたいほうにすんなりと足を向けられる。他のひとからすれば大したことないかもしれないが、わたしにとっては著しい前進だ。

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