VALORANTの各MAPのコンセプト理解と考察 BIND編

お久しぶりです。
自己紹介noteを上げた後、いろいろと書きたいことが山積みになった結果、すべてが中途半端になってしまい何も投稿していなかった男です。えへへ。

ぶっちゃけ今回のnoteを読めば、各MAPのプレイコンセプト(運営が想定しているであろう強い立ち回り)が分かると思います。
VCTの観戦時により深い知識でプレイへの興奮や関心ができたり、プレイ中も実際にどのような理由でキャラがピックされているのか、このキャラはどのようなことをするのが強みなのか等を理解することができるでしょう。

解説はMAP追加順で行きたいと思います。
書いてみたら予想以上に長くなったのでnote分けます。今回はBINDから

BIND

他のMAPにはない、2点を繋ぐ一方通行のテレポーターが特徴のMAP。
次回ActでのMAP復活が決定しており、狭い通路が全体的に広く調整が入ったが、基本的なMAPの戦い方はあまり変わらないと思うため、そのまま解説していこうと思う。

アタッカーコンセプト

MAP内2ヶ所に配置されているテレポーターをうまく活用し、AとB両方にアクションを起こし、防衛をうまく振り回し、サイトに入る、チーム単位でテクニカルなMAP。
その為、AにいてもBにアクションを起こせるエージェントがかなり重宝される。
・ヴァイパー
・アストラ
・サイファー
etc…
これらのエージェントが攻めではかなり有用的であると私は感じている。

では、ここからアタッカーコンセプトの本格的な解説に入っていくが、先に結論から話してしまおうと思う。
① テレポーター出口により近いエリアをしっかりとキープしていく
② AとB、両方にアクションを起こしながら防衛を振り回していくのが強い
③ 各ラウンドで緩急をつけたサイト取りを行う

以上3つが私の考えるアタッカーコンセプトだ。


① テレポーター出口により近いエリアをしっかりとキープする

まず、このMAPには皆さんご存じの通り、
Aショート→Bフッカー前
Bロング→Aシャワー前
というテレポーターが設置されている。

テレポーターは中に入るだけでノータイムでテレポート先に居場所を移すことができる。
ノータイムであることを活かし、他のMAPでは起こりえない速度でのサイトローテートの実現が可能なのだ。

しかし、ただテレポーターに入るだけだとローテートは上手くいかない場合がかなりある。
その原因はテレポート後すぐのエリアの状況が不明瞭であること。
状況が不明瞭なエリアに飛び込むのはかなり勝率の悪い賭けだろう。相手がテレポート先で待っているかもしれないし、他にもスキルがいくつも構えられているかもしれない。そんな状況でテレポートするとローテートが失敗してしまうのもうなずけるだろう。
だからこそ、しっかりとテレポート先のエリアはキープしておくことが大事なのだ。

テレポート後のサイトへのエントリーをより円滑なものにするため、AシャワーやBフッカーの中は優先的にキープしていく必要がある。
そのため、このMAPの攻めの優先度は
Aシャワー=Bフッカー>Aショート=Bロング
というようなものになるだろうと思っている。
より優先的に体でのエリア取りをする必要のあるエリアがシャワーとフッカーになるのだ。


② 両サイトにアクションを起こしながら防衛を振り回していく

「①」で話した通り、このMAPはそれぞれのサイトでのローテートが簡単であり、守りよりも攻めの方がローテートの速度が速い珍しいMAPなのだ。そのため、Aでのアクションを起こし、敵が人数を寄せてきたらBに攻める、その逆もしかりといったようなプレイングで簡単にサイト内の人数有利を作り出すことができるであろう。
容易にサイトに入ることができる要素を作り出すことが可能なMAPなのだから、それを巧みに使い、設置後のアタッカーが有利な展開に持ち込むべきなのだ。


③ 各ラウンドで緩急をつけたサイト取りを行う

これは、「②」を相手に刷り込ませたタイミングで真価を発揮するであろう攻めの方法だ。

例えば、3ラウンド連続で
・シャワーを攻めのエリアとする。
・Bロングにスキルを多く使い、Bロングを攻めのエリアとする。
・その後Bに人員が割かれた辺りでテレポーターを使用し、Aにローテート
・Aに設置し、設置後の展開で遅延スキル等で解除阻止
という流れで試合が進行していくとすると、相手は対策を考え、人員を逆サイトに寄せない動きなどを行ってくるだろう。
そこを刺すのだ。

Bに人員が割かれず、Aに人員が割かれるようになったころ合いを見計らい、Bにそのまま流れ込む動きに変更し、今までと緩急のある攻めを行うことでサイト中を容易に占拠してしまおうというのが③なのだ。

BINDアタッカーまとめ

やはりテレポーターをうまく活用したプレイが強い。
その為、シャワー、フッカーのエリアをしっかりとキープすることが強い。

Aに行く際の開幕の動きの最適解はこんな感じだと思っている。

おすすめ開幕 シャワーキープ

・Bロングをスカイフラッシュ、レイズで奪取          
・同時にフェイド、アストラでシャワーを奪取         
・キルジョイはAショート、Bフッカーの詰めを警戒し、対処する

逆にBへの攻めはこんな感じ。

おすすめ開幕 フッカーキープ

・シャワーのプッシュをタレットに任せる        
・Aショートをブームボット、その他でいい感じに取り合い
・フッカーをイニシエーター二人のスキルで奪取     
・ロングのプッシュはアストラが警戒、後にロングから合流

もちろんこれらは最適解を考えたときの私自身の考える回答であって、これが本当に最適解なのかはまだわからない。これらを使って優勝して強いことを証明してくれ日本チーム。
相手によってラッシュを仕掛けていくのがメインになったりと、いろいろと考える要素はあると思うが、デフォルトの攻めはこんな感じでいいと思っている。


ディフェンダーコンセプト

続いては守り方。こちらも先に結末から話してしまおう。
① シャワー、フッカーは絶対死守。
② テレポーター前にアビリティでの遅延を徹底する。
③ 無意味なピークを減らし、MAPの穴を作らない。
④ 相手のテレポートを誘発させ、より早い寄りをし、設置をさせない。
以上4つがコンセプトだ。

① シャワー、フッカーは絶対死守。

攻め側で説明した通り、テレポート後のスムーズなサイトへのエントリーの為には、シャワー、フッカーを死守していく必要がある。
そうすれば、相手のローテートするという判断をうまく逆手に取るようなプレイをすることができる。
なお、死守すべきエリアはどちらか片方でいいようにも感じる。

索敵スキルがより多く来た側のエリアをできるだけ死守し、時間を稼ぎつつ、行きたくないという印象付けることが最高である。

例えばフッカーにジャッジがよくいる際にフッカーを活用して戦いたいと思うだろうか?あまり思わないだろう。

その意識を埋め込むことが大事なのだ。

② テレポーター前にアビリティでの遅延を徹底する。

要は、Bロング、Aショートを遅延するのだ。
ここにより多くの遅延スキルを投入する理由だが、たまらずテレポートをより早く利用するように誘発させる。もしくは徒歩でのローテートを余儀なくさせる。

などなどで相手により長く時間を使わせることができると、攻め側はテクニカルなプレイをすることのできる時間の余裕がなくなってしまい、最終的にはサイトのセットアップ程度でエントリーすることになってしまう。
その制限時間と相手側のミスを利用するのだ。

③ 無意味なピークを減らし、MAPの穴を作らない。

これはどのMAPでもそうだが、BINDはより顕著に弊害が現れるMAPだと考えている。防衛側の見るべき箇所が4本の通路である。そのため、誰かひとりが死んでしまうと、MAPに大きな穴が開いてしまうのだ。

④ 相手のテレポートを誘発させ、より早い寄りをし、設置をさせない。

「②」で話した通り、制限時間と相手側のミスを利用するプレイをする。

BINDディフェンダーまとめ

配置はどのような配置でも構わないが、うまく時間を活用し、相手がサイトに入ることを余儀なくされる状態を作るのがこのMAPの最適解だと思っている。
その為、ラッシュをされると苦しい。なので、ラッシュ対策に遅延スキルをロングやショートに投げ続けるのが強い。相手がラッシュできない状態を形成し、無理矢理入るしかない状態を作り出すのだ。

まとめ

以上である。
やはりこのMAP自体が、テレポートを有効活用させたいMAPメイクだと思っている。
テレポートの先をうまく見据えたプレイをしていくことが大事なのだろう。
今後またランクや大会でのプレイが見れると考えると楽しみだ。

ちなみに後語りだが、ICEBOXが次のBANMAPになるとのこと。
僕的にはICEBOXはプレイヤー側の理解度がかなり足りなく、フィジカルマップとして認知されていることがかなり悲しい。そしてそれがつまらなく感じる。なので一度幽閉されていい感じになって戻ってくることを祈っている。

ではまた。

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