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自分のスマホ画面で面接でよくないですか?

こんにちは、高橋です。
前回では『未経験エンジニアとしての動向~就業vsフリーランス』という題目で初学者であるエンジニア習いたての方向けに関連しそうな内容を記述しました。

さて、今回は就活時に僕自身が体験・思考したことについて記述したいと思います。IT業界や他の業界の両方でも感じたことを参考にしてます。

今の2018年、人材難だとか売り手市場だと世間でも騒がられているように就職事情はすごく盛り上がっていますね。ですが、ふと僕はこんなことを考えちゃったわけなんですよ。多分誰かもが思えるようなことなのでチラホラいるのではないでしょうか。タイトルのように履歴書とかなくして自身のスマホ画面で面接でよくないでしょうか?

結構面接のときに「あなたの長所」「得意なこと」って聞かれますが、私に質問という流れなのはわかりますが、質問として突拍子過ぎてすごく調子に困ります。普段、初対面の方にそんな質問する人なんてまずいませんよね??なので、スマホ画面の方が今のITネイティブ世代にとっては、自分で自己紹介するよりもその人自身というものがわかるものとして推奨させて頂きます。

「あなたの長所」「得意なこと」なんて質問ですが、多分言い過ぎかもしれませんがここ50年全く変わってないと思います。全く変化してないなと思います。なのにこれらの質問は新卒や未経験職の面接では確実に聞かれ、面接時の面接官の王道質問だかのように長らく使用されています。これがなぜ長らく使われているのか、毎回当たり前のように質問されるかというのは以下の理由や意図があると思われます。ちなみに前職時に面接官をしていたから多分あってます。

①就職者がちゃんと自己分析をしているか

②長所や得意なことを自社製品などに置き換えた場合しっかりと話すことができるか。

③面接時の質問のきっかけにするため

④将来働くであろう会社や上司に対して何かしらの関連性があることを言えるか。

⑤採用や選考の報告書に対して上長が納得することを伝えるため

⑥とりあえず。

僕はこの中で間違いなく⑥の「とりあえず」が長所や得意なことを聞く意味の大半を占めていると思います。他の5点なんて人材紹介会社みたいな人事に深くかかわる企業しか意図的じゃないと思いますし、体裁で言うくらいだと思います。それくらい面接官は履歴書やエントリーシートを大して重要視しません。面接担当者は思い当たるのではないでしょうか。

そんな適当な面接内容で面接されたらたまったものじゃないと思いますが、エンジニア職でもよく社長や部長クラスの方々が「人が欲しい、人が欲しい」といいますが、なんだかんだそれは「良い人材で人件費の安い使い勝手の良い人材」が欲しいという意味でまともに面接前まではお金や取り組みは一生懸命行いますが、いざ面接となると適当に「長所は?」「得意なことは?」と無意味に近い質問をしているのです。

どっかでこういうの聞いたことありませんか。
企業がIT化を進めマーケティング情報のために億、千単位の資金を注ぎ込んでいますが、全く活用されていないという事実を。全くの無駄金です。情報を集めただけで満足しているのです。
それと同じ様にちゃんと面接官の質問に返答しても、相手はしっかり質問の情報を理解してそれを採用基準に活用しきれていません。

しかも 「長所」「得意なこと」なんてその場限りの思い付きで話せるので尚更、面接というのは滑稽だなと思います。企業が残業代や福利厚生に対して過大評価で伝達するのに対して、新卒学生や中途採用者も虚偽に近い話盛り盛りで話すのでこれはもう妖怪同士の化かし合いに近いと思います。

こういった問題をなくすためにそれこそエントリーシートなんてやめてしまえ!!と思うのが本当の気持ちです。

となると、エントリーシート擁護派もいるんじゃないかと思いますのでその案に対して、今すぐエントリーシートを辞めれるなら下にある通りのメリットが出てきますし、僕はすごく推しますと伝えたいです。

エントリシートを無くすことでの利点

①紙媒体をやめることで資源環境への配慮

②長所や得意なことのような無意味なポジショントークをなくせる

③手書き風習を根本から排除できる

④「絶対通るエントリーシートの書き方」とかいうタイトル本の駆逐

⑤就活者・採用者の負担を軽減できる

これらの5点が望めます。

それでは順に追って説明していきたいと思います。

①紙媒体をやめることで環境への配慮

ですが、最近では某人材紹介会社でも一括でエントリーシートの作成をネットでできるようになり提出もできるようになりました。ですが、なんだかんだ面接時には面接者が一枚一枚印刷して持って行って面接時に使うということになっています。
集団面接でとなると4人も面接官がいて、エントリーシートが3枚分の量となると12枚も印刷、しかもそれが数社もとなるとなんと手間がかかることやら…。


さらに大きい会社で面接者が多数来るような企業となるとそれを100人単位分も面接して使うと考えるとなんと無駄な紙の浪費ぶり。これでは紙をその時にしか使わないにも関わらず環境への配慮が足りていないのではと思いますし、まずその浪費分を従業員に簡単に還元できる資金源なのでは?と僕は思います。

 しかも、さらに酷いのが大学で大学指定のエントリーシートでないとだめだということで、たかが大学名・シンボルが少し記述された紙5枚が200円で販売されている事実です。
これこそ大学の既得損益そのものになっているという現状で、簡単にネットでフリーにエントリーシートを記述できるようになればいいのに無駄に手書きでさせるのですから、いかに大学が下らない風習に従って小銭を稼いでるか仰天します。(しかも大して稼げなさそうってのに…)

これが、私の出身である地方の私立大学でならまだ遅れていると思えましたが、都内の某有名私立でもやっているので空いた口がふさがりません。
※ちなみに「大学指定と市販のエントリーシートの違いによって選考藩王も違う」なんて記事がありますが、そんなのどっちも無くせよ、というのが僕の感想です。

②長所や得意なことのような無意味なポジショントークをなくす

これは説明の必要はないでしょう。最初の入りの部分で説明したので割愛します。

③手書き風習を根本から排除

未だに、手書き信仰がありますね。今から3年前にも、この方がこんな発言をしていたと思います。他にもホリ〇モンとかのIT時代の寵児などが無駄だ非効率だと発言していましたが、外国籍の方がはっきり発言されたことで大きく取り上げられましたね。

今更、いっぱい書き込んだ、一度も間違えなかった、努力が垣間見えるから、本気の字に人自身が見えてくるからなどと古い企業の面接官はおっしゃりますが、見えないものを信じ込まれて、それで効率性を殺してしまっていると思うと悲しくなってきます。「うーん無駄を生きているw」と思っちゃいます。(※だったらHPにある代表挨拶も手書きにしなさいよ)
IT業界の会社でもなんだかんだ手書きのエントリーシートで面接を受けざるを得ない現状で、そういった企業は根強くあります。特にSI系の企業でコミュニケーションツール以外のインフラを手がけている企業に特に見られます。どこかの人気のあるベンチャー企業、メル○リやL○NEだったりが強行手段として「手書きの学生は弊社にふさわしくないので面接対象から除外致します」などエントリーページに記載していて欲しいです(ある一定の世間から文句を言われるかもしれませんが僕は確実に支持します)。

④「絶対通るエントリーシートの書き方」なんてタイトルの本の駆逐

就職活動を始めると自然と本屋などで目が留まってしまうのが就職活動を効率よく効果的に行うことができるかみたいな啓蒙本をついつい手元にとってしまいますよね。同じタイトルかつ似通った内容の本ばかりだなと私は思っていましたが、現在、エントリーシート関連の書籍はこれくらいあります。

はっきり言ってこんな数量あるほどエントリーシートは奥が深いものでしょうか?いや僕は浅いと思います。
普通にメルカリで検索すると100円程度で中古が出回っておりますが、まさにその低価格帯がエントリーシート必勝法を謳う書籍の程度の低さを表してると思います(有名でホントにある著書は中古でも高額を維持してます)。
エントリーシートを書くことは結局はその場凌ぎの扱いをされてるに過ぎないのではないでしょうか?皆さんが嫌なイメージで語るお役所仕事だったり、仕事のための仕事と言った非効率な事を学生時の就活生がするべきことでは断じてないと思われます。

第一こんなエントリーシート必勝法なんてサービスにするようなビジネスでしょうか。力を入れるようなところではない分野が発展して学生や中途採用者にとって困惑・企業の日銭稼ぎに繋がるようなことが許せません。

こんな書籍らは結局はポジョントークの部類となんら変わりありませんし、無知から甘い蜜をすすっている存在です。

⑤就活者・採用者の負担を軽減できる 

私はかなりの遅筆で字自体もかなり丸まっているのでかなりエントリーシートや履歴書を書くのに苦労しました。一生懸命に頑張って記入したとしても、「字が下手だね」だなんていわれた時にはすごいショックだったことをずっと学生のころから感じていました。

さて、話が逸れてしまいましたがエントリーシートの記入はすごい疲れるものです。そしてそれを嘘で固めるために一生懸命「長所」「得意なこと」「学生時代の辛かったこと」を考えるのです。確かに実際に働くうえで商品や事業の分析の事前練習としてはちょうど良いですし、必要だと聞きますがそんな事前練習をするよりかは実際にブレーンストーミングしたり、実際に企業分析をしたほうが断然良いです。事前練習が実際に試されるというのであれば別ですが、所詮エントリーシートの自己分析なんて大した今後の成果に響くものでも反映されるものではないです。

そして、就職活動者がしっかりと書いたとしても、今度はそれらを精査する採用担当者もとても大変でかなりの重労働になるでしょう。正直に言うと見知らぬ人のエントリーシートなんてはっきり言ってみるのは億劫です。しかもそれが何百、何千枚とくる企業の採用担当者ならなおさらで、かなりの重労働になるかと思われます。
しかもそのエントリーシートが3~5枚となるともう一ヶ月あっても読み終わらないでしょう。なぜなら知らない人の自己紹介やPRなのですから。

聞いてる限りでかなり億劫だと思いますが、これらの負担を軽減できるというシステムが簡単に現在でも使われています。
それが皆毛嫌いしている学歴フィルターです。これは採用側からすればかなりの評価できるシステムだと思います。ただ、就職活動者からすればとんでもない、差別だとは思うでしょう。

これらがエントリーシートを廃止することで得られる利点になります。
ただ、廃止論を上げてるだけでは何の意味もないので、私はそこで皆さんが身近に使用しているスマホの画面をエントリーシートの代わりとして使っていくべきだと思います。

スマホこそこれからのITネイティブ時代の就職ツール!

最近の大学生や第二新卒、20代の転職者は企業の採用HPなどとかではなく、アプリや人材紹介会社を駆使・経由して採用活動を始めています。
私が学生の就職活動中(今から4年前)にアプリを使って就職活動をしているんだぜ、と地元のメディアに取材された時よりかはもうかなり浸透していることでしょう。それほど、現在はスマホを駆使しての就職活動に特化していると思います。

さぁ、その時の就活事情はさておき、スマホの画面で本当にエントリーシートの代替案になれるのか?という話ですよね。
もちろん可能です。色々なアプリがリリースされiOSとAndroidは下記と登録数となっています。

引用) App Storeのアプリ数、2017年で初の減少~その理由とは?

iOSが約220万でAndroidが約360万の合計で580万もあります。かなりの登録数ですね。

そしてこれらを参考に一人一人のインストール数及び利用数をみると

引用)【読者アンケート】iPhoneにいくつのアプリが入ってる?結果発表ッ

こんだけスマホにアプリを入れているんですね皆さん。中でも3割近い人が101〜200本も入れてるものなのかと思いましたが僕自身も56本もアプリをインストールしていました(結構1ヶ月くらい使わないのならすぐ消してるのですが意外とありました)。

そして僕の56本をベースにiOS220万通りを計算すると220万(56乗)とするとエラーとなってしまいました(※iPhone6sの電卓)。多分天文学的な数字になるかと思いますので正式に数字を出すまでもないかと。単位が兆を越しているんじゃないかなと思います。

さて、次に現在の就職活動で用いられてる長所診断の数字を出して比べてみましょう。

【グッドポイント診断】あなたの「長所」を無料で診断! 全8568通りから

18(5乗)で全8568通りという計算になりました。圧倒的にスマホ画面のほうがその人その人を詳細に表せれるものとなる結果になりますよね。「8568通りも表せれるならそれで充分では」と思うかもしれませんが、今の人材難な人手不足でデジタルディバイドも広がっている中、しっかりとペルソナを作成した方が大切かと思います。
実際、人をほめる言葉というのは人を乏す言葉より圧倒的に少ないです。ですので人に褒められるようにするには何か必ず人とは区別できるものをアピールしないといけません。
それをするというのであれば、今までのエントリーシートなどでアピールを行うのではなく、圧倒的により自分を詳細に表せれるスマホ画面というのが、私が思う一番の就活方法なのです。

スマホ画面を就活ツールに活用するとしてのまとめ

企業でいきなりスマホ画面をエントリーシートの代替として活用してくれる企業はすぐには出てこないとは思いますが、今後、簡単に就職活動者を理解でき、手軽に採用活動も行えるスマホ画面での採用活動というのは増えてくるんじゃないかなと思います。

僕はやはりいろいろなアプリをダウンロードしてこれはどのような意図を込めて作ったのかなとか、今までのアプリ・サービスと何が違うのかなとか、アナログの代替にできることがあるのかなと思って色々とインストールして使っています。そういう試し感覚の人がいることで、アプリの改善をできますし、こういうふうにアプリのコンテンツを向上できるとなれるのでみなさんも試しにいいので広告とかで紹介されているアプリをどんどんインストールしてみてください(広告がうざいなんてその場だけで思わないで上げてください笑)。

そうすることで、あなた自身が就職活動のためだけに自己分析なんて無駄な作業をしなくて済みますし、あなた自身のしたいことやオンリーワンな部分が見えてきて就職活動もうまくいくと思います。

間違いなく自分がおすすめのアプリというのを話せるようになると、結果的に自分自身というものが見えてきます。人という入れ物は誰かの影響で構成されています。それが現代ではアプリというものが一番活用されていますので、アプリをたくさん知っている人ほどたくさん人格構成がされているはずです。アプリを知っている=サービスを知っていることになるからです。

このnoteを読んでくださった方で、就職活動が上手くいかないなとか採用方法になっとくいかないという方がいらっしゃいましたら、スマホ画面を活用した面接・就職活動を行ってみてください。これが他の就職活動者や企業に差をつけれる方法であると僕は推薦させていただきます。

最後までかなりの長文ではございましたが、読んでいただいて誠にありがとうございます。これが少しでも採用活動に関連する事柄の向上のきっかけになれれば幸いです。


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