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【note川柳】#58:お題は「受験」(285~290)

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️

シンガポールについて調べたことが刺激になって「受験」をお題にしてみようと思いました。

文部科学省「大学入学者等の推移」より抜粋
文部科学省「大学入学者等の推移」より抜粋・グラフの部分を拡大

上記は令和元年実績までの資料ですが、見てみると面白いですよ。

じーじが大学受験した昭和53年度の18歳人口は156万人、その後、18歳人口がピークを迎えるのがH4年度の205万人

その後は、どんどん減り続けて、令和元年には117万人となり、出生数が80万人を下回った現在、18年後は80万人を切るのは既に分かっている未来なのです。

ところが、このグラフの面白ところは、大学入学者数だけは増え続けていることなんですよね。これがいろいろな面での改革を先送りさせてしまった原因でしょうね。(分かっている未来を見ずに既得権益の維持最優先に陥る)

昭和53年度の受験と比べても入試の中味があまり変わらない、大きな変化のない大学受験、そんな「受験」をお題に川柳5句にチャレンジです。


団塊の世代の受験超厳し

終戦後の昭和22年から24年度に生まれた超ベビーブーム世代を団塊の世代といいます。

昭和42年度の受験は18歳人口250万人が大学入学者31万人の枠を争ったわけです。超厳しい受験競争時代だったと思います。

それが令和元年になると18歳人口117万人となって、63万人の大学入学枠を争っているのですから、団塊の世代から見たら超楽勝な「受験」ですよね。

ただ統計をよく見てみると昭和42年度の高校卒業者数は156万人、じーじが受験した昭和53年度は139万人なので大学受験の厳しさは、18歳人口の開きほどには開いていませんでした。

つまり、昭和生まれの大学受験は常に厳しかったのです。

令和元年になると18歳人口117万人の内、高校卒業者は106万人で大学入学者が63万人です。平成生まれの受験は昭和に比べたら楽勝!楽勝!


テクニック受験に大事金掛かる

結局、昔ながらの「正解」を導き出すテクニックや知識を試す入試が中心なので、学校以外に塾で効果的な勉強方法や問題を解くテクニックを教えてもらえる経済的ゆとりのある家庭の子息が有利なのが今の受験です。

ここまで人口が減り始めて、大学全入時代になったのですから、戦後から変わらないバカみたいな試験制度を抜本改革してくださいよ。

AGIの時代に知識の詰め込みに意味はありません。

課題設定や問題解決の能力を競って生きていく力を磨く競争をお金の心配なく「受験」で実現できるといいですね。


あれあかん女子にマイナスハンデ付け

昭和人の成功体験は、男が頑張って働き、女は家で家事・育児に励むの一本足打法でした。

医学部の入試で女子にマイナスハンデを付けて男が有利になるように合格ラインを細工していたことが判明したのはついこの間のことでした。

上野千鶴子さんの東大入学式での祝辞の内容を知ると受験はまだましも実社会に出るともっと露骨に女性差別が日本社会には色濃く残っていることを感じます。

上場企業は人的資本の情報開示の中で女性役員や管理職比率を開示するようになりましたが、意思決定の場でどれだけ女性の意見が通るのか?が問題です。

受験だけでなく、令和の時代はあらゆる分野でダイバーシティを推進して、意思決定者の女性比率を上げていきましょう。

そのためには国会議員、中でも衆議院の女性議員比率を50%にしましょう。

国会が変われば何でもできる。国会が変われば、受験くらいは、こどもたちに機会均等を経済負担なしに提供できるようになりますよ。たぶん。。


お受験は小学校の入試なり

大学受験だけでなく、高校入試もお受験とは言いませんが、私立中学校の入試や私立小学校・幼稚園への入試には、おが付いて「お受験」と呼ぶようですね。

実際に「お受験」が子供たちにどんな影響を与えているのでしょうかねえ?

わざわざ「お」を付けて私立の有名小学校や中学校への入学試験を「お受験」と呼ぶのは、教育リソースへのアクセスによる格差を感じさせますね。

富裕層だけが有利なしくみにならないように政治には知恵が必要です。


決められたルールで競うそれ受験

何といっても入試は、誰にとっても公平で公正でなくてはなりません。

どこかの医学部では慣例的に女性が合格しづらくなるような採点の細工をしていたことが発覚するなど、日本には見えないところでルールが捻じ曲げられて既得権益を維持する特殊慣行が横行しています。

受験くらいは、統一したルールで公平公正を担保してほしいですね。

ちなみにシンガポールでは、小学校6年生の最後に中央統一試験(Primary School Leaving Examination, PSLE)と呼ばれる試験が行われます。

この試験の結果が基準となり、児童は中学校への進学コースが決定されます。PSLEは非常に重要であり、結果次第で進学する学校のレベルが変わるため、多くの児童とその家族が厳しい受験競争に直面しているそうです。

どの国でも受験というハードルを越えていく子供たちの経験も大切だと考えているのでしょうね。

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【お題は「受験」】
団塊の世代の受験超厳し
テクニック受験に大事金掛かる

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