きらきら

ほどよい青春映画

高校生が主人公の、落ち着いた青春映画を見た。
すごいキラキラしているものが苦手な自分には、ちょうど良い映画だった。
淡々としていて、現実的で、繊細で、少しの勇気と、青さ。

青春系や恋愛系、夏休みに上映されるような映画は、苦手と感じることが多い。私にはキラキラしすぎていて、ドラマチックすぎる。
( んなあほな )という内心のツッコミと共に、心理的にどんどんスクリーンと距離ができてしまう。

キラキラが多すぎると辛い。
その点、今日見た映画は、キラキラ初心者の私にはほどよかった。

そして数少ない、私の青春時代のきらきらを思い出した。

青春時代のきらきら

いつの時代も、友人の数はすくない。
グループで行動することが苦手で、今より人付き合いが苦手だった 10 代は音楽がとてもよい友人だった。

特に男性ボーカルのロックバンドや、映画の曲や、落ち着いたインストが好きで、 Youtube で音楽漁りをするのが趣味の一つ。

人と同じものを持つのも嫌いだったから、みんなが最新の iPod を持つなか、( Sony の方がいいんだよ )と思いつつ Warkman を使っている学生だった。

休憩時間は音楽を聴きながら寝ている無気力な学生だった私が、音楽の趣味で仲良くなった男の子は、私と同じくあまり喋るのが得意ではない子で、その口数の少なさがとても心地よかった。
丁寧に言葉を選ぶ子だった。

その子が、私の好きなアーティストの曲をくれた。

一曲、好きじゃないかもしれないけど
聴いて欲しいの入れといた

と言いながら手渡された USB の中には、一曲、女性の声の切なくてきらきらした曲が入っていた。

その曲を聴くと、未だにこそばゆくなる。

後記

クラスの中でもパッとする方ではなかったその子。
私と 声を聞いたことがないツートップ を争えるくらいだったと思う。

当時、どれだけの勇気を出してその曲を入れた USB を渡してくれたのだろう、と映画を見ながらふと思った。

私はそういう勇気はなかなか出せないから、すごいな。と何年か越しに。
無気力な学生生活にきらきらをくれてありがとう。

こういう思い出は、時間が経つほど美しくなるのかもしれないなぁ。

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hiragi ayako

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