ひらぎ家のリーさん

みなさま、お騒がせしております。
リーさんが姿を消してから丸 3 日がたちました。
まだ姿を確認できていません。

少し、リーさんについてお話しようと思います。

私の家は、母が和裁士で自宅を仕事場にしており、庭もなく小さな家なので、ずっと動物を飼うのは禁止されていました。

5 年前、私が東京にいた頃。赤ちゃん猫だったリーさんは母猫とはぐれ、うちの近所をウロウロしていたそうです。近所の人に追いかけられても、他のお家でエサをもらっても、夜になると我が家の居間の窓にきて、中を覗いて鳴いていたそうで。

当初、上のような理由で動物禁止だった我が家は、母が心を鬼にして、『下手にエサをやってはいかん!』と窓を閉めていたのですが、3 日目の夜、粘り勝ちして家に迎えられたのがリーさんでした。

迷子の頃はお腹が空いていて必死だったのか、落ち着いてきたリーさんは、鳴くことも少なく、他人さんが来ると姿を消す、甘えん坊で大人しく臆病な性格でした。

姉の太ももを気に入り、兄の伸びかけの髭を気に入り、朝早く父に朝ごはんをねだり、母の姿が見えないとどこか不安そうにしているリーさん。

一番付き合いの短い私は、デリケート同士でまだキチンと抱っこも出来ないのですが、最近はリーさんが背中を貸してくれるようになりました。
疲れた時、リーさんの毛に顔を埋めると(ふぅ、がんばるか)という気になれました。

たまに食べ過ぎてゲボしたり、勢い余ってトイレの外にウンチを置き去りにしたり、炬燵の中でお腹を見せて大の字になって寝ていたり。
何をしていても可愛く、いつも話題の中心にいたリーさん。
リーさんが来てから、ひらぎ家は仲良くなったと思います。

今日、リーさんを探し歩き、軒下に潜ったりして思いました。
探している相手が見つからないのは、こんなに寂しいことなんだなぁ、と。
そして、リーさんがいない我が家は、なんだか、温度が 5 度くらい低くなってしまったような、寂しさがあります。

もう君は迷子の赤ちゃん猫じゃなくて、ひらぎ家のリーさんなんだよー。
はやく帰っておいでー。

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hiragi ayako
twitter : @____hrg


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hiragi ayako

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