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Ride the CHANGENOWAVE!!!!~ジェムカン3rdライブレポのような何か~


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音に打ちのめされて傷付くものはいない。それが音楽のいいところさ。
/ボブ・マーリー

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※注意:
この文章はスクウェア・エニックスプロデュースのアイドルユニット、GEMSCOMPANYの 3rdワンマンライブ『CHANGENOWAVE!!!!』を全通したオタクが想いや思い出を取りとめもなく書きとめたものです。きちんとしたライブレポートかと言うと少々アレですのでご注意ください。

(もし何かの間違いでご覧になられている方は回れ右をしていただいて大丈夫なのですが、せっかくですのでお時間ございましたら上記ライブの↓冒頭部分無料映像↓を楽しんでいただけますと幸いです)

>GEMS COMPANY 3rd LIVE CHANGENOWAVE!!!! ~土星~


>GEMS COMPANY 3rd LIVE CHANGENOWAVE!!!! ~天王星~最終公演

また、以下のようなテンションが上がり過ぎたオタクの症状が見受けられます。ご注意ください。
・話があちらこちらして時系列も前後する。
・当日高揚しすぎていたので記憶違いがあるかもしれない(Z-aNさんのアーカイブもまだ素材集め程度にしか見られていないので)
・文章のテンションがところどころおかしい。
・現地か配信でライブを1公演以上見ていないとわかりづらい
・ジェムカンのファンでないとわからなそうな用語やネタを気にせず使用
・唐突に昔話をする。
・気が付いたら1万字を超えていた。
・文章のテンションがところどころおかしい。

そんな感じで、お暇つぶし程度にお読みいただけますと幸いでございます。



0.公演概要メモ

~~GEMSCOMPANY 3rd LIVE〜〜
『CHANGENOWAVE!!!!』
公演概要

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~~各公演セットリスト~~

各公演、開演前の影ナレはその公演のMCが担当。
終演後の影ナレは次の公演のMCが担当。(地球公演はさらば青春の光の東ブクロ塾長が登場。最終公演はメンバー全員で)

<11/19夜:地球公演>
M-1 CHANGENOWAVE!!!!
M-2 ゴールデンスパイス
MC①
M-3 しゃかりきマイライフ!
M-4 少女聖戦パラドクス
MC②
M-5 LUMINOUS BUTTERFLY
M-6 Imperfect light
M-7 深淵のInfinity-Scale
MC③
M-8 FUNFUN JAPAN ~津々浦々四季折々~
M-9 ネットのかみさま
MC④(柚希式シアワセ論~acoustic ver.~)
M-10 ジンセイ Just do it!!!表明
M-11 ときめきドリームライン
アンコールMC
EN-1 CHANGENOWAVE!!!!

<11/20昼:火星公演>
M-1 夏色DROPS
MC①
M-2 深淵のInfinity-Scale
M-3 鮮紅の花
M-4 Imperfect light
M-5 少女聖戦パラドクス
MC②
M-6 LUMINOUS BUTTERFLY
M-7 ファビュラスTOKYO
M-8 メロウ
MC③
M-9 ジンセイ Just do it!!!表明
M-10 夢見がちエクスプローラー
アンコールMC
EN-1 ゴールデンスパイス
EN-2 CHANGENOWAVE!!!!

<11/20夜:木星公演>
M-1 ときめきドリームライン
M-2 オンリー・マイ・フレンド
MC①
M-3 ガダルカナル
M-4 ノルマンディー
M-5 形而境界のモノローグ
MC②
M-6 ジンセイ Just do it!!!表明
M-7 しゃかりきマイライフ!
M-8 ネットのかみさま
MC③
M-9 ファビュラスTOKYO
M-10 DESIGNED LOVE
M-11 ゴールデンスパイス
アンコールMC
EN-1 CHANGENOWAVE!!!!
EN-2 夏色DROPS

<11/21昼:土星公演>
M-1 JAM GEM JUMP!!!
M-2 夏色DROPS
MC①
M-3 オンリー・マイ・フレンド
M-4 しゃかりきマイライフ!
M-5 メッセージ
M-6 DESIGNED LOVE
M-7 形而境界のモノローグ
MC②
M-8 ネットのかみさま
M-9 バーチャれ!ニッポン(ゲスト:ヴァルこめけんぱっ!様)
MC③
M-10 FUNFUN JAPAN ~津々浦々四季折々~
M-11 CHANGENOWAVE!!!!
アンコールMC
EN-1 ときめきドリームライン

<11/21夜:天王星公演(千秋楽)>
M-1 ゴールデンスパイス
M-2 CHANGENOWAVE!!!!
MC①
M-3 ときめきドリームライン
M-4 オンリー・マイ・フレンド
M-5 夢見がちエクスプローラー
M-6 ファビュラスTOKYO
MC②
M-7 Imperfect light
M-8 メロウ
M-9 メッセージ
特別映像→MC③
M-10 FUNFUN JAPAN ~津々浦々四季折々~
M-11 夏色DROPS
アンコールMC
EN-1 JAM GEM JUMP!!!
and more…
EN-2 CHANGENOWAVE!!!!


1.楽しい、心から楽しいライブ

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楽しかった。


今回のライブの感想を一言にまとめるならこれになります。
それこそ小学生並みの感想という感じなのですが、素直にまとめるとこの一言に尽きます。

感動する場面、涙を誘うような場面はありました。柚希式シアワセ論とか、らむさんのお母様からのコメントとか、ユニット曲を発表順に披露ですとか、千秋楽のメロウ→メッセージ→特別映像の流れですとか。それに個人的に思い入れのある曲では、年齢を重ねるごとに緩くなっている涙腺があっさりと決壊して崩れ落ちそうにもなりました。

それでも毎公演の終了後、そして何よりも千秋楽・最終公演の終了時の自分は間違いなく笑顔で、すごくいいものを会場で体感させてもらったなという満足感・不思議な充実感に満たされていました。その感覚は今も思い出せます。
ちょっと大げさに言えば、この大変なご時勢を生きていくための元気を、変わっていくことに対する挑戦の気持ちを、その力をもらったなというような思いでいます。

“CHANGENOWAVE!!!!” ~天王星~[アーカイブ] - Z-aN_89800

しかしなぜここまで楽しかった、満足・充実した、という感覚でいるのだろうかと帰りの電車などで考えました。今も書きながらも考えています。

考えるに一つの理由として、無意識に今までのライブを思い出して比較をしているのだろうなと思い、改めて思い出しますと………

ジェムカンがグループ全体で開催した過去のワンマンライブとしては、まず1stの「Magic Box」(2019年6月)、そのバージョンアップの「Magic Socks」(2019年12月)、そして直近の2ndライブ「プレシャスストーン」(2021年1月)がありました。
5公演ずつあるこれらの公演の9割ほどを私は観ているのですが、思い返すとどれも、舞台上の演出やアンコールで複数のメンバーが泣いて歌が崩れる感動的な様子なども含めて以下のように、最終的なまとめとして感動や涙といったものが先に来る印象がありました。

●「Magic Box」:みんなから初ライブの緊張がヒシヒシと伝わってくるので必死に応援、1公演ごとに皆がアイドルになっていく・成長していく感動、5公演やり切ったときの感涙
●「Magic Socks」:マジボからの成長に対する感動、そして現在は既に卒業をされている、当時は公演の1か月ほど前から休養中という立場であった珠根うたさんのことを常に想っていたこと
●「プレシャスストーン」:コ〇ナ禍で延期になったうえにやっと開催できると思ったら直前に無観客公演となった事への想い、卒業が発表されていた城乃柚希さんのラストライブという想い、そしてメッセージ

もちろん芸人と言われがちなジェムカンですので笑ってしまうところは多々(本当に多々(笑))ありました。楽しい曲はペンライトを両手で振りつつ心の底から楽しく鑑賞していたのも覚えています。
それでも上に書いたように涙を流し目を赤くしてしまったり、複雑な思いを抱えて見届けたりといった部分も多かったように思います。(周りのジェムファンの方も含めて)

そのあたりを比較すると、複雑な感情や憂いや心配はゼロではないですがかなり少なくて。ただただ、約2年ぶりに会場でライブが観られる!制限はあるけれど拍手やペンライトで直接的に反応を返せる!精一杯楽しもう!そして精一杯楽しませようとしてくれているメンバーやじぇむずくんさん達の想いを素直に受け取って盛り上がろう、盛り上げよう!という、ひたすらに笑顔で前を向いた感情でいられたように思います。
(似たような点への言及は『CHANGENOWAVE!!!!』終了後のジェムカン公式さんことさんでーさんのツイートにもありましたね)
(もちろん以前のどのライブにもそれぞれの良さがあって、多くの方が感情を大きく動かしたり、感動して涙を流したりするライブが悪いものであろうはずはありません。個人の好みはあっても、根本的なところで優劣は無い「違い」ですね)


2.ライブの作りから感じる成長と楽しさ


ここまではオタクの感情の話でしたが、そういうこちらの受け止め方以前の話として、楽しいライブとしてイベント全体が作られていたからこそ第一の感想が「楽しかった」になったのではないかと思っています。
ライブの構成・作り込みやメンバー・じぇむずくんさん達からの発信が根本的に、来場者を楽しませよう、笑顔にさせようというような想いや意図を色々と感じるものでした。

まず楽しさというかストレスのなさという話になりますが、ライブ前の物販がスムーズで嬉しかったです。ああいった現場オペレーションは久しぶりだった思うのですが、事前のランダム整理券方式、事前に公開して会場にも置いてあるオーダーシート、整理券番号を呼ぶときにボードも使いつつの呼び込み方、レジ周りの方の動きなど、どれもしっかりしていてありがたかったです。細かいところでもイベント全体の印象が変わってしまったりしますしね。(細かいところと言えば、レジの方が注文確認の時に「○○ちゃんのTシャツと○○ちゃんのアクスタと~」みたいな言い方をされているのがなんだか嬉しかったです)

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そして会場前のメンバーと記念撮影ブース。

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(改めて客観的に見ると、もうちょっとこう、周りから見えない感じで仕切りとかあると嬉しかったです……!羞恥心を無くしつつあるおじかんなのでいきましたが……!!)

最初は単純にメンバーの姿が映り込んだ写真が撮れますみたいなものだと思っていたのですが……決まったセリフではありますが横からメンバーがやってきて声をかけてくれてから写真撮影。撮影後も一言声をかけてくれてから去っていくという、インタラクティブ性もあるARのプリクラみたいな感じで楽しかったです。
(下は実際の写真の一部分。Twitterにもさらしたドキドキしてなにぬさんと手を繋げないオタクの写真)

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個人的にはユキノくんの去り際の「Have a nice マッチョ~!」が大好きでした。あと、らむちの「ハートつくろ~」(注:らむちの手はgoodボタン👍の形。ハートとは)とか、面白いポーズを取れと無茶ぶりしてくるけどポーズが何であっても「まあまあ良かったんちゃう?」とほめて(?)くれるみずしーも。

会場内の展示コーナーもよかったですね。まずVVツアーで各地のジェムファンの方が書いたポップがきれいに展示されていて。そこにVVツアーの時のメンバーの等身大ポップ(今回書かれたサインや落書き入り)、そして公演を重ねるごとにメンバーの落書きが増えていくボードがある。来場者が譲り合いながら楽しそうに写真を撮っているのが印象的でした。

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さて、そうしてわくわくしながら臨んだライブ本番の全体的な感想などをつらつらと。
会場である山野ホールは最大で約800人収容となかなかに広い会場でしたが、ソーシャルディスタンス確保や機材設置の関係もあり前後左右が空いた余裕のある座席配置でした。ペンライト、いや誘導棒も振りますし体の大きい自分としてはありがたかったですが、早く大勢で声も出して盛り上がれる世界になってほしいものです。

閑話休題。
メンバーが噛んだりすると拍手の応援がおきる影ナレ(こういうところが有観客ライブのいいところ…!)を何回か挟んだあと、宇宙を旅するアガるオープニング映像!特に各惑星の地表にCHANGENOWAVE!!!!の旗を刺してそれがひらめくシーンの高揚感がすごかった。個人的には毎回身震いしていました。以前のライブから映像クオリティはすごいですが、さらに盛り上げ方のレベルが上がった印象です。

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その後のメンバー紹介では、みんなの一言が笑いあり盛り上がるものありでさらにテンションが高まります。

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(初っ端からATM管理員で吹きそうになりました。ところで宇宙船にATMって必要なのかしら?)

こういうところ一つとってもメンバーの皆さんのいい意味での慣れと余裕を感じて(内心は色々あったとしても、少なくともそれをほとんど感じさせないようになっていて)、こちらがあまり色々考えずに目の前の舞台から届けられるものに集中できたというのも楽しかったという感想が強くなった理由の一つな気がしています。

そしてそこから始まる本番。何よりも重要な歌と踊りのパフォーマンスはどれもメンバーみんなの特徴、良いところがすごく出ていて本当にハイパフォーマンスでまさしくプロのアイドル。えらそうな月並みな言い方にはなりますが、本当にみんな歌も踊りも上手くなったなと。さらに上手くなったといいますか安定感が違うなと。えるすりーとかの外部イベントで「ジェムカンはなんでみんな歌も踊りも上手いの?」みたいなことを言われていましたがそれも改めて納得です。

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らむさんも先輩方に引っ張られてか実力をしっかりと発揮していらっしゃったように思います。というか声量があって歌上手くてすごい。器械体操のご経験も活きているのかダンスもしっかりしてらっしゃいますし。
また、グループとして持ち曲も増えて楽曲のタイプもバラエティに富んできたので、公演ごとに違った魅せ方ができていたのもすごかったです。全体曲3曲にソロ曲9曲、本編はなにぬさんの「夢見がちエクスプローラー」で締めという火星公演のセトリとか、今だからこそできるものだなと。
個人的に印象的だったのは「鮮紅の花」の歌唱が5公演で1回だけだったという点で、隔世の感がありました。歌の面でみずしーに頼る部分も大きかったマジボの時には考えられなかったセトリです。とてもとても大好きな曲なのでもっと聴きたかったという気持ちと、変化の波・ジェムカンの成長が感じられる嬉しさとがないまぜになった不思議な心持ちです。

ジェムカンのワンマンライブでは初のゲストアーティストとなるヴァルこめけんぱっ!様をお迎えしたのもお祭り感が出てよかったですね。「バーチャれ!ニッポン」も楽しい曲で、パフォーマンスもこの日だけの特別バージョンでしたし(アーカイブで改めて見ましたが、現地で見ていた以上に一翔剣さんが頑張ってる印象。必死だ……)。
ゲストさんを迎えるというのはどうしても気を使うでしょうし、調整事とかも増えますし、これも実力といいますか一定の余裕がないとできないことだと思いますので、これもまた成長ですね。

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MCパートも凝っていて、「CHANGENOWAVE!!!!」のMVのストーリーをなぞるようなイメージで5公演を通して宇宙を旅するという、いままでにないストーリー性・コンセプトがある形式。観客も宇宙船ジェムカン号のクルーとして扱ってくれるので、より舞台上のみんなと客席とが一体となっているような感覚が強まりました。

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(余談ですがこのシーン、木星公演最初のMCで闇のジェムカンの密談小芝居に対して拍手をせず耐え、振り向いたときに誘導棒を振りまくった会場のジェムファンの皆さんの対応力といいますかノリのよさはさすがでした)

個々の企画は笑いあり涙あり、サプライズあり混沌の寸劇あり、急に大物を召喚して言質を取る展開あり、ご時勢から難しい部分もあるなりに観客席・Z-anの配信視聴者をしっかりと巻き込む企画ありと企画力がすごかったなと思います。本当に当日急に決めたこともあったようで、色々と大変な、胃の痛い思いをされたスタッフさん達もいらっしゃったようですが………その少しでも楽しさをアップさせようと臨機応変に提案して対応できるところも含めて、座組全体の成長なのだと思います。改めてお疲れ様でしたと拍手を。

そして3日間5公演の最後。アンコールで「JAM GEM JUMP!!!」も披露されエンドのスタッフロール(なんとなくス〇ーウォーズ風)が流れてという感動的な流れの中、突如として出現するシューティングゲーム兼音ゲー!

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というかスペースインベーダーやないかーい!
(現在のタイトーはスクエニ傘下の子会社だからこそできた感じでしょうか。それと以前、タイトーが「電車でGO!!」の新作を発売した時の企画「#みんなで踊ろう電車でGO!!」のサンプルダンス動画でご協力したというご縁もありますし、これも2年間の頑張りの一端なのかもしれません)

これ、現地で拍手していて楽しかったですね。ジェムカン号のじょうくみ……コホン……乗組員として、ジェムカンの皆と協力して敵に立ち向かっている感じがして、タイミングを合わせた拍手が強い応援となる形になっていて。声が出せなかったり色々と制限があってライブ中もどかしくもあった気持ちを解放させてくれるようないい演出でした。
こうやって最後まで感動よりも楽しい!が先行するような演出を考えて実現してくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

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このようにライブ・エンターテインメントとして楽しいもの、観客を笑顔にするものを提供しようとして、そして実際にできていたということ。これは間違いなく成長なのだと思います。
前回の有観客ライブであるMagic Socksのあと、無観客公演となった2ndライブを挟んで今回のライブを開催するまでの約2年間は、CHANGENOWAVEの中でも荒波のほうのWAVEにもまれてもがいた部分が強くて。それでも、そんな中でもやっていなかったことに挑戦して、歌やダンスのレッスンも頑張って磨きをかけて。さらには外交活動にも精を出して、今回のライブにも観に来たり配信を見たりしてくれるような友達や知り合いを格段に増やし、小瀬戸らむさんという逸材の新戦力も発掘して。
そうしてアイドルグループ・活動者としてたくましくなったからこそできたことなのだろうなと。
アイドルの成長物語として色々な文脈から感動を呼び起こすことに留まらず実力で楽しませる。近年の外交活動などで知ってくれて、興味を持って試しに観てみた来てみた、というような視聴者・来場者も純粋にパフォーマンスやトークで楽しませて送り出せるようになれたのだなと思うと、本当にしみじみと感慨深いです……
みんな本当にすごいです……



3.印象深い曲をいくつかピックアップ

ちょっと変なテンションになってきたので、落ち着くためにもいくつか印象深かった曲をコメントします。
地球公演のユキノくんの「深淵のInfinity-Scale」すごかったとか、マヤたその「LUMINOUS BUTTERFLY」がいやらしくはないけどエチチで妖艶だったとか、「メッセージ」のステップが……緑のライトの演出が……とか、そんな感じで全曲語れるのですが時間と文章の長さ的な兼ね合いでピックアップして。

●ネットのかみさま

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今回のライブで一番印象が変わった曲。印象が変わったというか、この曲を理解しました。現場でペンライトを振ることで最も楽しめる曲として作られているのだなと。このあたりはアイドルに造詣の深いよっぴーさんプロデュースだからこそなのでしょうか。
サビのフリコピが楽しいのです。手の動きが難しくなくて、上にあげるタイプの動きなので周りに迷惑をかけずにできる。そしてミカカスカジーテルネットの手🤟(ラブユーの手)がペンライトを持ったままでもできる形になっている。だから軽く動きと手の形を真似る程度の簡単なフリコピで一緒に踊っているような感覚にもなれるというか、舞台上のみんなとシンクロした時の高揚感が新感覚でした。
現場での印象通り、上の写真の場面を映像で見返しても多くの方がフリコピ的な動きをされているところからも、この曲の魔の魅力がわかるというものです。楽しかった~。

●FUNFUN JAPAN ~津々浦々四季折々~

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楽しかったと言えばもう一つはこの新曲。
金曜初日の地球公演での初披露時は、で、電波ソングだあ!と圧倒されつつ、衣装もかわいくダンスも歌も激しくて速くて楽しいので、みんなのパフォーマンスに見入っていました。周囲のジェムファンの方もとりあえず曲に合わせて誘導棒を振っている感じだったように思います。
しかし学習能力の高いジェムファンの方は土曜日の間に勉強を済ませ、日曜日の2回目の披露の時には誘導棒の振り方もサマになっていて、しかもうさぎ島教団員として上の写真のシーンで土下座をできるまでになっているというすごさ。目の前の皆さんが一斉にしゃがみこんで土下座し始めたときはビックリしましたよw
私も土星公演では途中から中腰、天王星公演では(土下座は難しかったので)横のスペースを利用してひざまずいて対応しました。まあ会場によっては土下座も難しいと思うので今後どうなるかはわかりませんが、いずれにせよライブで盛り上がって楽しめる曲であることは間違いないでしょう。
P.S. 「にゃぜにそんなにいるの猫島」のなにぬさんが動きも歌い方もかわいすぎます。猫の動きがかわいくて曲線的な滑らかさがきれいで見惚れてしまいます。歌声に悶絶しそうになります。

●ガダルカナル、ノルマンディー

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別のところで多くを語ったので、あまり長くは書きません。
たった一度ずつのパフォーマンスでしたが、歌唱もダンスも以前より洗練されていて、お二人のすごさを見せつけられました。
泣くようなタイプの曲ではないのですけれど、闇のジェムカンの眷属にもかかわらず誘導棒もろくに振れない有様で泣きながら舞台を凝視して、せめてもとヨルハ式の敬礼はしっかりとしながら歌声に浸らせていただきました。本当に、本当にありがとうございました。
人類に、栄光あれ。

●形而境界のモノローグ

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ご本人がどういった感情を内に秘められているかわからず、これが誉め言葉になるのかはわかりませんが……
完全に自分のものにされたな、と思いました。
もともとユニット曲、fulfillの2人で歌う曲でしたので、以前のライブなどでは一人で歌うのは大変そうなのに歌えるのすごいな、と言う感想でした。
それが今回は1人で歌う歌として仕上げてきたな、と思いました。純粋にすごいレベルアップです。
客席のペンライトが水色とピンクで半々に近い感じであったことが象徴しているように、思い出すこと、胸を締め付けるような感情があふれてしまう曲ではありますが……
それでも、土星公演の落ちサビ最後のところでのあおりで「現実に邪魔されても、構わない!前に進め!!」と叫ばれていたように、みずしーは前に進まれたのだと、そう思っています。
これからもこの曲を歌い継いでいくみずしーを応援しています。

●鮮紅の花、メロウ

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アーティスト水科葵の実力をまざまざと見せつけられたソロ2曲。
どういう語彙で表せばよいかわからないくらいに良かったです。
鮮紅の花は、上のほうにも書いた通り歌唱が一回だけなのがもったいないと思うくらいの熱量。曲の中での緩急の付け方がすごくて、サビの体にビリビリと響くような歌声が忘れられません。まだ耳と体に残って反響しているような気がします。個人的に思い出深い、思い入れのある曲でもあり涙が込み上げてきましたが、頑張って誘導棒を振りました。

そしてメロウの美しさ。
力強さと美しさを兼ね備えた歌声で曲に込められた想いを歌い上げるその姿はまさしく歌姫。歌としての完成度・上手さと感情を込めた情熱的な歌い方がハイレベルに両立していて圧巻でした。そして会場で直に届けられるメロウの歌唱は感情を揺さぶってくる力がとても強い。視界はにじんで体は感動で固まって、正直なところ誘導棒をちゃんと振れていたかは怪しいですが、そのぐらいに素晴らしかったです。
天王星公演の最後の特別な言葉のように、みずしーが歌を歌い続けられる世界が、込められた思いをこちらに届けてくれる世界が、ずっと続いていきますように。

●夢見がちエクスプローラー

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よかったですね、「夢見がちエクスプローラー」……
相変わらず歌は苦手とおっしゃるなにぬさんですが、かわいさの中に一本芯が通っているあの歌声は本当に唯一無二だと思うのですよね。聴いていて心地よいですし。技術的にもトレーニングを積まれてどんどんと上手くなっているのを感じますし……
しかも現地で生ですと、あの感情や思いを強くこちらの心に伝えてくる声の力が存分に発揮されていて、歌詞の一つ一つがとにかく心に響きます。
……うん、やっぱりなにぬさんの歌、大好きです。
そして真骨頂のダンス。かわかっこいいと言いますか、アイドルなかわいさを存分に表現しながら時にはコミカルなる動きの中に、静のキメる振付が要所要所にあって、そこがピシッとしていてかっこいい。
手先足先までの伸ばし方、あるいは膝やひじの曲げ方角度、背筋の伸ばし方、首の振りの入れ方、そういった一つ一つ細かい動きと止め方がまとまって、ああいった素人でも観ていてすごいなあと見入ってしまうダンスになるのでしょうね。いつまでも見ていたいなあと思ってしまいます。
まあつまるところ、歌もダンスも全部すごくよかったですね、「夢見がちエクスプローラー」……

●JAM GEM JUMP!!!

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新体制の新JAM GEM JUMP!!!とでも呼ぶべきものの初披露。
近年イベントなどで見ていたものと基本的な部分は変わりませんが、ついに間奏の台詞・口上のところが大きく変わりましたね。「ジェムカンいくよー!」から始まるようになり、らむさんの台詞は「ママの卵焼き~!」。これもまたCHANGENOWAVE、ですね。
変化と言えばJGJだけでなく他の全体曲、夏色とかときドラとかゴルスパにも言えますが、ダンスのレベルがまた上がったように思います。そろえるところのそろい方とかすごいなあと。あとなんか、JGJでのみんなのジャンプ、全体的に高くなってません?ユキノくんがハイジャンプなのは相変わらずすごいですが、それ以外のメンバーもなんかすごいなという印象を受けました。
歌のほうはこれも他の全体曲にも言えることですが、ジェムカンの歌姫2人、雫さんとみずしーを中心にサビなどでのハモリがどんどん充実してきていて、それに加えてメンバー全員の歌唱力がソロ曲をもらったことやトレーニングの成果で向上しているので、どんどんとハイレベルになっているなと感じます(うわさだと、レイカ様もハモリに回っていたりするらしい?ですし。レイカ様も以前から歌うまな方だと思っているので、そうであっても納得です)。
現場だとマイクを通した音圧がすごくて、こちらも負けじと誘導棒を振り上げました。全体曲が連続した時などは疲れましたけれど、色々と出し切った充実感がありましたね。現地で聴ける有観客のライブが戻ってきたのだなと実感しました。


●CHANGENOWAVE!!!!

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最後にCHANGENOWAVE!!!!について。
今回のライブがダンス初披露でしたが、よかったですね。とてもいいものですこれは。
SF・宇宙感のある機械的な動きもあれば、冒頭の宇宙船が~うわあ~みたいな動きとか、みんなでCHANGEの「C」をつくる動きとかもあって。
360度の円陣とか、ユキノくんが2番冒頭で舞台を右から左に動いてメンバーの前を横切るとポーズを変えていくところなどの広さを感じる振付もあり。
サビの少しラインダンス風味な足振りとか、オイ!オイ!オイ!オイオイ!のところの盛り上がりとかはとても楽しい。
見所だらけで何度でも見たくなるダンスです。(Z-aNさんのアーカイブが終わっても、YouTubeの天王星公演冒頭無料映像で見られそうなのがありがたいです)
歌としても、曲調も歌詞も前向きで本当にいい曲なので、目の前でパフォーマンスしてもらえるとものすごい元気がもらえます。元気を受け取った端から誘導棒を振って盛り上がることに使っても、なお余るほどの元気をもらえました。

曲名も歌詞も新体制ジェムカン、その変化を象徴しつつ肯定するような歌。そして最初のジェムカンを象徴する歌と言える「JAM GEM JUMP!!!」がビックリマーク3つで、「CHANGENOWAVE!!!!」がビックリマーク4つであることに意味があるのだとすれば……
変化してアップデートして進んでいく、という決意の歌でもあるのかもしれません。
これからも色々な機会で歌われ、その度にアップデートしていく「CHANGENOWAVE!!!!」を楽しみにしています。

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4.CHANGENOWAVE!!!!のその先へ

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ここまで語りも語ったり1万字超。
それだけ自分としても待ち望んだ会場でジェムカンのみんなに会えるライブで、当日届けてもらったパフォーマンスが本当に良くて、尋常ではないくらいに興奮してテンション上がっていたのだなあと改めて思います。マヤたそも言っていた通りやっぱりジェムカンはライブ!というのを改めて見せつけられました。
本当に本当に楽しいライブでした。

ひなちゃん、なにぬさん、レイカ様、みずしー、雫さん、長谷さん、ユキノくん、マヤたそ、らむさん、そして公式さんやじぇむずくんさん達スタッフの皆様、会場の山野ホール関係者の皆様、その他いろいろな方面でライブにご協力をいただいた皆様、会場もしくは配信でご一緒したジェムファンの皆様、このライブに関係する全ての皆様、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!


さてこれで大きなイベントは一区切りですが、ジェムカンとしてはまだまだ未来があります。
日々の配信もありますし、12月の色々な外部イベントへの出演が決まっているメンバーもいます。きっとジェムカンとしてのライブ以外のイベントも計画されているでしょう。2022年の1月にはライブのBlu-rayの発売が決まっていますし、その先には新しいライブもまた開催されるはずです。
CHANGENOWAVEに乗ってヒビコレアップデートし、ますます成長して進化していくGEMSCOMPANYの皆様をこれからも応援しております。

繰り返しになりますが、ライブ本当にお疲れ様でした。
楽しい時間をありがとうございました。

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P.S. 未来の私へ。
今回のライブの戦友であるプレートライトくん。最終天王星公演の途中で電池が切れかけて慌てたので、公演数が多い場合はちゃんと電池交換しましょうね。

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