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【噛んで砕こう】カワセミの英語名と、ある薬の名前の共通点とは

皆さんどうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。

突然ですが、皆さんはカワセミってご存知でしょうか。

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ヒスイ(翡翠)という宝石と同じ漢字を当てるこのカワセミですが、高速に羽ばたく羽根でホバリングし、獲物(魚)を捕らえることから、英語では"kingfisher"と呼ばれます。

しかし、カワセミにはkingfisherの他にも別名があるのはご存知でしょうか…?

さて、話は少し変わります。
不眠に悩んで医師を訪ねたことのある方は、睡眠導入剤を処方されたことがあるかもしれません。
一般に販売されることがないお薬に、『ハルシオン®』という、ファイザー製の飲み薬があります。

このハルシオンですが、ギリシャ神話に登場するアルキュオネーという女性に由来されます。
この女性は、あるエピソードにより荒れた海を鎮めました。
ハルシオンはそのアルキュオネーのように、荒れた心を鎮めて睡眠に誘うように命名されたのですね。
では、そのエピソードとは一体どういったものでしょうか。

アルキュオネーは、夫であるケーユクスが神様に呼ばれて航海をする途中、海難事故で亡くなってしまいます。
夫の帰りを待っていたアルキュオネーですが、夢のお告げで夫が死んだことを知ることになるのです。そして、海に行ったところケーユクスの死体があり、悲しみのあまり自分も海に身を投げてしまいます。

しかし、アルキュオネーは不憫に思った神により、鳥にされます。
そして夫であるケーユクスも同じく鳥となり、二人はそのまま仲睦まじく暮らすのです。
海難事故の多い海は、この鳥たちのおかげで静まったとのこと。

…そして、変身させられた鳥というのが実は、カワセミなのです。

カワセミの英語での別名は、このギリシャ神話からHalcyon birdと呼ばれます。タイトルにある通り、このハルシオンという言葉が共通していたんですね。

皆さんも、眠れない夜はこの話を思い出して、ギリシャ神話に思いを馳せてみてください。


こんなのも書いてます。
よかったら見てあげてください。


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