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「オジサン」が「おじさん」を考える

あわ研メンバーのyuさんから紹介してもらったこちら。30代の3人のトークが面白い。面白すぎてこれは自分の考えを記録しておきたいとたぶん7回くらい聞いてしまった。

さて、「おじさん」とは。考え方としては2つ

・年齢のクラスとしての「おじさん」
・「おじさん」的価値観、社会集団、ふるまいとしての「おじさん」

今回のポイントは2つ目のほうです。

おじさんは、女性とか子供とか高齢者だとかに優しい世界を考えるときにちょっと、こう疎まれがち。男性優位な社会をつくったのは、あなたたちおじさんです。

どうせ死ぬ三人 :#057「おじさん」について考えよう

そう、疎まれる。僕が20代の頃も「おじさん」を疎んでいた。僕も年齢的には当然「おじさん」なのですが、今回は年齢の話ではないのです。

長い時間かけてつくられてきた下駄をはいてるわけですよね。
下駄をはいていることに無自覚であることが叩かれる

どうせ死ぬ三人 :#057「おじさん」について考えよう

男性優位な社会をつくったのは「おじさん」世代であることは間違いないです。なんでかな?と考えましたが、それでよかったから。ここでも話題にあがっている下駄をはいてることに無自覚ってこと。

おそらく、そんなもんだと問題意識もなく、世の中に流されていた、そうしていれば給与もあがるし、給与が上がれば家族も喜ぶ、それで良かった。そんなもんでしょという思考停止状態が今をつくり上げていると思います。

人間や社会が変わる時は、志を立てた時や目標がクリアになった時と、もうひとつは【危機感】だと思います。これまでも、今も「おじさん」は【危機感】がない。(みんなではないので言い過ぎかもしれんが)

序列みたいなのがすごい大事になるから、コミュニケーションがあまり必要とされない。
その中で強くなること、その中のランキングをあげていくことがすごく大事になっていく。

どうせ死ぬ三人 :#057「おじさん」について考えよう

そして、序列です。「おじさん」はこの序列の奴隷に完全になっている。この序列の上下、前後左右、ばかり考える。ここでいう序列は会社の中の話をしているけれど、そういう人は家庭でも序列をつけている。「父が一番だから・・・」とか。これも問題。

この序列がまたやっかいだなと思う。序列の中のコミュニケーションは、序列の中”だけ”のコミュニケーション。コミュニケーションとってるつもりでも、コミュニケーションにあらず。
なので序列から外れて外の世界にいくと孤独になっちゃう。

そんな「おじさん」社会に女性たちが巻き込まれている。家庭やキャリアや様々なところで。個としてでなく、かたまりとして。そりゃヒズミが生じるわけですよ。

主体的な生き方を求められてなかったと思われる「おじさん」たちの中で。会社でも家でもこじれていくわけです。

ただ、肌感覚ですが、男性優位な社会をつくった「おじさん」世代の社会も溶けだしていると思ってます。あわい期待をしたいと思います。
自分の時代は、受験も就職も、会社に入っても、男女同じように競争の場があったのっで変わっていくと思ってます。

この中で「おじさん」も少しずつ変わってくるんじゃないかな。今までのような「おじさん」ではいられないから。

主体的に生きていかないとこれからの社会楽しめないし、右に倣えではなく、多くの選択肢を用意して自分にあったものを選ぶ。
ひとりひとりの「おじさん」そうしていくことで、社会も少しずつ変わって、次世代の「おじさん」の希望になっていけば孤独になっちゃうなんてことも少なくなっていくのではないかな。

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