001:HIRAKO、ギターを手に入れる

「弾き語りがしたい!しかもオリジナル曲で!!」

急速に燃え上がった野望を胸に、まずはギターを持たなきゃ何も始まらないなと、思い立ったが吉日とばかりに御茶ノ水へとやってきました。

「やっぱりギターっつったら御茶ノ水だよね!」なんて、わたくし、形から入るタイプの人間です。

とはいえ、どちらに向かえば良いのか、どこの楽器屋さんがオススメなのか、さっぱり分からなかったので、とりあえず現在地から一番近かったお店に入ってみました。

そして入ってすぐの所にいた店員さんを捕まえて早速リサーチ。

「すみません、わたし弾き語りがしたいんですけど、全くの初心者なのでオススメのギターを教えてください。そこまで予算は無いのですが、いざライブをするぞって時に、あまりに安っぽい音でみっともないとかイヤなので、そこら辺のバランスの良いものが欲しいんですけど」と、ワガママ放題のリクエストを伝えました。

唐突に現れた人間の横暴っぷりにもひるむことなく、店員さんはとっても丁寧に「そもそもギターとは」レベルからの説明をしてくれて、その上でギターを何本かオススメしてくれました。

試し弾きもさせてくれたのですが、正直なところ違いがさっぱり分かりません。そこで、とくにイチオシというギターを言われるがままに購入。アコギでアンプにもつなげられるタイプにしました。

「他店と比較しないんかい!」と突っ込まれそうですが、店員さんはとても親切でしたし、わたしはその時のご縁や雰囲気を大切にする性分なのです。「良い買い物ができた」と自分が思えば、それが最善だと思っています。

そのお店はギターの基本的なメンテナンスが「永久無料」だというのと、店員さんから「分からないことがあればいつでもご来店ください!電話で聞いてもらっても大丈夫ですよ!」とお声がけいただきました。初心者にとっては非常に心強い限りです。

そうして、後ろに新品のギターを背負い、もともと背負っていたリュックを前に抱え、ヨタヨタと不器用なサンドイッチマンのようになりながら、それでもホクホク顔で帰路につきました。

ただひとつ、ささやかな懸念があるとすれば、ギターをオススメしてくれた店員さんが「ベーシストなので、お店でしかギターを弾かない」とサラッとおっしゃっていたことだけです。まぁ、それはそれ!







ギター弾き語り実現までの道のりを綴る「HIRAKOの弾き語りへの道」、また巫女関連や日々の生活の中で実践したり、考えたり、感じた事を「ヒラコラム」として書き連ねていきます。また、イラストも描いていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。