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読者と著者のコミュニケーション手段としてのSNS活用:ファンマーケティング

 出版不況と言われて久しく、また電子書籍の利便性も向上していることから、紙の本の営業活動は昔とくらべて厳しい状況だと思います。先月、中央経済社とご縁があって『原価計算なるほど用語図鑑』を刊行する運びとなりました。著者の立場としましても、校了したら終わりではありません。営業活動を出版社に任せるだけではなく、著者自身の営業活動も欠かせません。そしてSNSはとても有効なツールではないかと考えています。
 このnoteでは、X(旧Twitter)を活用した具体例の一つをご紹介します。


池辰彦さんのnote記事:ファンマーケティング

 デジタル化の進展は、紙の本の著者にとって発行部数の減少という厳しい側面もありますが、SNSを通じて読者とコミュニケーションを図る「ファンマーケティングの場」として機能するのかもしれません。ここで注目記事を一つご紹介します。

(シャープさんは)高いフォロワーの数・いいねの数をもってしても売上に直結することは難しいと語っていらっしゃいます。だからこそ、シャープさんが重要視しているのが「すでに買ってくれた人と話すこと」なのです。・・・(中略)・・・SNSを「商品を売りつける場」ではなく「ファンを育てる場」という考えなのです。当社では、インスタグラムの企業アカウントを代行する仕事も行っているのですが、年々「ユーザーは企業アカウントを見て買う」というよりも一般ユーザーの投稿を見て買う傾向が強まっていると感じています。

池辰彦『SNSは「すでに買ってくれた人」と話す』より

 noteやXアカウントを運用していても「SNSでマネタライズに挑戦したい・・・他方で(ビジネス関係なく)多くの人と交流したい」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 SNSのターゲットを誰にするか?は永遠の課題では。この点、池辰彦さんのnote記事はとても学びがあると思います。

稲垣のXでのファンマーケティング(実践編)

 私は『原価計算なるほど用語図鑑』(中央経済社)を、Xを活用しても販促しています。例えばコチラのポスティング。

 私はX上、インコさん(イラスト)をアイコンに使用しています。そして「すでに買ってくれた人」(=読者)も偶然同じ、インコさん(実物)のアイコンを使用されています。以下、Xでのやりとりをご紹介します。インコさん同士の対話ですが、アイコンで区別してご覧ください。
 ・実物のインコさん=読者さま
 ・イラストのインコさん=著者

「だがしかし分からん!」で居ても立っても居られず、次のリプ応対。

ありがたいことに、読者(リアルのインコさん)の投稿は続きます。

 1週目終了ということで、すかさずレコメンドさせてもらいました。

と嬉しいやりとりが続き、本日(2024年3月3日)の「東京マラソンの応援のお供」に拙著を選んでいただきました!

共同運営マガジン開始!商業出版のウラ話

 以上、ファンマーケティングの視点でXでのポスティングについて当noteでご紹介してきました。出版に興味ある方は、このような「ウラ話」的な記事にもニーズがあるのではと考え、共同運営マガジンを2024年2月29日(閏日)開設しました。

 次のお2人と一緒に運営。よろしければフォローお願いします。簡単に紹介をnote記事と一緒にさせていただきます。

 まずは資格ソムリエ®の、林雄次さん。2024年3月3日現在、450超と途方のない数の資格をもっています。

 次にマンション管理士の、おとうふ(澤田亮)さん。ちょうど昨日3月2日に『マンション管理士の「お仕事」と「正体」がよ〜くわかる本』が秀和システムより出版されました。

 3人での共同運営マガジン。走りながら実装していますが、小さく産んで大きく育てれば良いなぁ、そして出版に関心のあるマガジン読者に、少しでも気づきが与えられると良いなぁとの思いで運営し、noteのコメント欄やXなどで、読者の皆さまと交流ができればと考えています。

おまけ:本日3/3の東京マラソンを終えて・・・

<以上となります。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。>

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