退屈ってわりと重要問題。

小さい子どもにとっての一日は、大人が感じるそれよりも、ずっとずっと長いそうです。

そういえば子どもって、すぐ飽きちゃう。
たとえば、さっきまで見ていた子ども向け番組や、読み聞かせしていた絵本はもちろん、食事だって途中でやめようとするのは初めは驚きました。

なんで人間はこんなに飽きっぽいんですかね、牛とかヤギはずーっと草を食べてたりするけど、ぜんぜん退屈なんかしていないぞ、実際に聞いてみたわけじゃないけど。自分の息子がヤギみたいにクッチャクッチャ食ってばかりだったらイヤだけど。

何かを始めてみるけど、すぐ飽きて辞めてしまう。子牛や子ヤギがそんなことしらら、群れからはぐれて、すぐ天敵に食われてしまします。たぶん人間だけが、退屈を感じて何か放り出しても生きていける、安全な社会をつくることができたんでしょうね。
そして退屈だからこそ、次々と新しいことに興味をもって、新しい技術を次々とつくりだすことができた。そんなことを人間はずっとやってきて、衣食住を確保している人にとっては、退屈というのはかなり大きなテーマだと思います。
エンタテインメントはもちろん、技術の粋を集めたスマートフォンだって、暇つぶしに使っている時間が一番長いんじゃないでしょうか。
あと仕事にしたってそうです。しょせん仕事は暇つぶしです、っていう人もいるくらいだし。

退屈だ、とかいうと、どうも軽く捉えがちですが、もうちょっと退屈について真剣に考えた方がいいかもしれない。
自分は何を面白いと感じて、ずっとそれを続けていくためには、どうしたら良いか。逆に何を退屈だと感じるのか。そこを丁寧に把握してみると、もっと面白く生きていけるような気がします。

おわります。

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