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#ヒラマサ引っ越し2021 ⑤大分宇部編

過去の記事はこちらのハッシュタグから. #ヒラマサ引っ越し2021 

今日の行程

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フェリーでの移動や,高速道路での短期決戦も考えたが,奥田民生のファンとしても,水曜どうでしょうのファンとしても,是非旅ながら行きたい.京都から鹿児島までカブで行ったあの人たちに憧れないことは僕にはできず,「全部下道」という制限付きで出発した.

西都を経由して宮崎県北に.

半年前も1人で来て,楽しかったり,夜道の運転が怖かったり,実は進路を決意したはこの街でだったり,いろんな思い出が蘇ってくる.でも今日は素通り.今日は下道で九州を出るんだぜ.

うん.この画像で分かった人もいると思うけどいきなりズルして高速乗りました.だって無理だもの.以前来た時も西都と都城の往復だけでもあんなに疲れた.もう2時間たってるのにまだ西都にいる.無理だもの.西都ICから乗りました.まあ,先週くらいに日向来たし,その前にも都農とかいったし,別に思い残すことはないのでね.

県北・延岡の北川はゆままで高速道路に乗りました.ここからは下道.県境を越えるときはじーんと来ちゃったな.あんなに出たかった宮崎を出るのに.

姫だるま工房がある竹田やうみたまごを素通りして中津で昼食.

ももから揚げと砂肝を頂く.美味い.

豊前で休憩.「日本で3番目に美味しいソフトクリーム」があるらしいが,キャッチコピーが気に入らなかったので食べないことにした.横には「北海道ミルク」みたいな,よくあるポスターが貼ってあったし,どうせ3という数字に根拠はなく,目立ちたいだけで中身は普通のソフトクリームなんだろうし,そんなコピーに惹かれた人間になりたくなかった.俺はなんて小さい男なんだろう.

日が傾いてきたころ,ようやく県境にたどり着き,関門海峡へ.運転中なので写真は撮れなかったけど,初めてみた関門海峡トンネルに感動した.おお,この口が内地につながってるのか.九州というある意味共同体の外接点,いわば俺たちと外の世界,イナカとトカイ,異世界をつなぐ魔法の穴.九州という島の一体感は嫌いじゃないけど,閉塞感を感じずにはいられない.違う世界にワープできるマリオの土管みたいなトンネル口に感動が込み上がり,叫ばずにはいられなかった.カブが通れないのは知ってるぜ.お金を払ってトンネル口に吸いこまれ,物理のW先生の最速降下曲線の授業を思い出しながら,下って上る海峡トンネルを渡る.

トンネルを抜けてもそこは何も変わらない,普通の街.「九州の中か外か」という九州人が気にしがちなパラメータなど何の意味もないことを改めて感じる.「この島を出れば何かが違うはずだ」と信じたい気持ちが僕にもあって,九州を出たからといって何かが劇的に変わるわけではなく,引っ越し先でもただ日々が過ぎることをここでまた思い知る.

地図上で見ると近いと思っていたが,意外と宇部まで遠い.朝から運転している疲労に拍車がかかる.山口に入ってから1時間弱くらい運転して目的地・カッタの湯に到着.

じゃらんがゲリラ的に配布していた3000円オフクーポンを運よく獲得し,一泊二食付き500円という冗談みたいな値段でカプセルホテルに泊まることができた.ちなみに,当初の予定では広島まで行くつもりだったので,直前にここを予約してて本当によかった.

中身はいわゆるスーパー銭湯で,都城の元気湯みたいなもの.炭酸湯とか,露天とかサウナとか,かなり充実していて楽しかった.マンガもかなりの数の蔵書があり,かなり楽しめる.ここは宇部高専,宇部工業高校,山口大工学部が密集している工業エネルギーの強い地域で,カッタの湯からもほど近い.学校近傍にこんな施設があることを心からうらやましく思う.

夕食はざるそばと牛炙り丼.可も不可もない味なのだが,温泉とセットでかなりお得になり,本当に1日中楽しめる素敵な場所.俺も学校帰りにここで友達とご飯食べてお風呂入りたい.

明日は広島.カプセルホテルでゆっくり体を休めます.

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本日の移動距離:400km
スタートポイント天草からの移動距離:786km
残り:およそ900km
これまでの移動はこちら:https://note.com/hiramasaas/m/m81610d87ade7
ヒラマサのその他の媒体はリンクツリーから:https://linktr.ee/hiramasa
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追伸・カッタの湯はドライヤーにNobbyを採用しているところもポイントが高いです.値段相応以上に行き届いていて満足感が高い印象を受けました.

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