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マンチェスター旅行記/Etihad Stadium/Old Trafford

サッカーにおいてマンチェスターといえば、ユナイテッドあるいはシティ。

マンチェスターは世界的なビッグクラブが2つもある街である。


この街を、僕は2017年の9月に訪れた。

話を始める前に、僕がどちらのファンなのか明らかにしておく必要があるかもしれない。でも、それは読んでからのお楽しみとしておく。


旅は9月7日、まだまだ夏まっさかりの関西空港から始まる。関西は、暑い。生まれも育ちも東北の僕には暑すぎる。

しかしながら、これから向かうイギリスは、日本人の夏の感覚からすると、おそろしく寒い。厚手の服などが詰まった大きな荷物と、サッカーの本場イギリスを初めて訪ねる期待感を抱えて、僕は国際線ターミナルへ向かった。


今回、利用した航空会社はキャセイパシフィック航空。

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香港に拠点を構える、格安航空である。


まず、関空から香港空港へ。

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5時間ほど、香港空港でトランジット。


いよいよ、マンチェスター空港への飛行機に搭乗する。

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さあ、何度も夢に見たイギリス旅行である。

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国際線では重要な機内食はこんな感じである。

今、改めて写真を見ると、パスタ、そば、パンとは炭水化物ばっかりである。パンの横のカップに入っているのはナチュラルウォーターだった。

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味はそこそこだが、毎食にハーゲンダッツが付いてきたので満足した。



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ここで、旅の概要を述べておこう。

1日目 マンチェスター空港に到着後、リヴァプールへ移動

2日目 リヴァプール観光

3日目 マンチェスターシティvsリヴァプールFC

4日目 マンチェスター観光

5日目 ロンドンへ移動、観光

6日目 チェルシーvsカラバフ

7日目 トットナムvsドルトムント

8日目 ロンドン観光、ヒースロー空港から香港空港へ

9日目 香港空港から関空へ


こうして振り返ると凄まじい日程である。

この旅行記をひとつのnoteにすると、とてつもない長さになってしまうため


今回は3、4日目を〔マンチェスター編〕としてお送りしたい。

ということで、旅行3日目の朝、マンチェスターに到着するところから

話を続ける。


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リヴァプールからの電車のなか。

マンチェスターに到着する直前。

なんとなく車窓を眺めていると、ついにあのスタジアムが、姿を現した。


エティハドスタジアム。


マンチェスターシティのホームスタジアムである。

あのときの興奮は、とても文字にしてお伝えするのは

難しい。旅に同行していた友人に、

「え、え、エティハド...!!!!」と興奮して叫んだのを覚えている。



駅から数分のところに予約していたホテルに

キャリーバッグを預け、いよいよスタジアムに向かう。


スタジアムまでは、トラムという路面電車のような

交通機関で向かうこともできるが、

マンチェスターの街を歩きたいと思い、徒歩でスタジアムに向かった。

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街にはシティのユニフォームを着た人がたくさん。

みんなスタジアムのほうに向かっている。


そのなかに、シティの中心的プレイヤー、

ダビド・シルバのユニを着たおじさんが。

僕たちは、その人を勝手に「シルバのおっさん」と名付け

後をついていった。


歩いていくこと5分ほど。

まさかの事態に遭遇する。


シルバのおっさんが、パブ(スポーツバー)に

入ってしまったのだ。


日本なら試合当日にユニフォームを着て歩いている人の

99パーセントはスタジアムに向かうと思うが、

サッカーの本場イギリスでは、ユニフォーム姿でスポーツバー観戦

という人も存在するようだ。



気を取り直して、地図を片手にスタジアムへ向かう。


そしていよいよ、エティハドスタジアムが目の前に現れた。

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・・・感動である。

あの、何度も試合中継で見たエティハドスタジアムの目の前に

自分がいることが信じられず、とても興奮した。


今まで、Jリーグのスタジアムをいくつも巡ってきたが、

やはり本場は風格が違う。

ひと目で「ワールドクラス」を見せつけられた。


さあ、スタンドへ向かおう。

チケットの席番はかなり良さそうだと思っていたが、

実際は、

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もっと素晴らしかった。世界のスター選手が目の前である。


シティには、アグエロ、ダビドシルバ、デブルイネ、スターリング、サネ、

カイルウォーカーにオタメンディなど、ワールドクラスの選手がずらり。

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そして、ペップことグアルディオラ監督とリヴァプールのクロップ監督。

これ以上にない役者が揃っている。



試合開始。

ひとつひとつのプレーにイギリス人は厳しい。

そのプレーがファールなのか。オフサイドなのか。ミスなのか。

常に、しっかりと見ていて、これは審判は大変だなぁと思った。


そして良いプレーには、惜しみない拍手を送る。

スタジアムが割れんばかりの拍手と歓声。

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そして、ゴールの瞬間。

イギリス人と、世界からこのビッグマッチを観に来た人の歓声が響く。


また、選手交代のときには、会場の観客全員が

スタンディングオベーションで見送る。


凄い。すごい。スゴイ。


Jリーグはまだまだである。

プレーも観客もスタジアムも。



試合は、リヴァプールのアタッカー、マネの退場もあり、5−0でシティの勝利。

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死ぬまで忘れられない試合となった。



【スタジアム評価】5点満点
〈エティハドスタジアム〉
アクセス 5点
・市内の交通網となっているトラム(路面電車)は本数がそこそこあり便利である。最寄り駅からスタジアムまでもほど近い。また、少し距離はあるが街の中心から歩いていくことも可能である。

臨場感 5点
・近い。周りの観客の雰囲気も良い。

まさにサッカー観戦を楽しむためのスタジアムである。

設備 5点

・すっぽりと屋根で覆われており、席もしっかりしている。

コンコースには、飲食店があり、とても立派な設備を備えている。




ここまで読んでいただいて、お分かりの通り、

僕はシティファンである。



しかし・・・!

イギリスまで来ておいて、

「夢の劇場」に行かずに帰れるかという問題である。


結論から述べると、ユナイテッドの本拠地、

オールドトラッフォードのスタジアムにツアーに参加した。

どちらのファンからもお叱りを受けかねないが、

にわかファンとして、どうか見逃していただければと思う。


さあ、オールドトラッフォードである。

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やっぱり凄い。


種目は違うが、日本で言う、甲子園球場のような存在感。

「聖地」といった雰囲気である。


スタジアムツアーは有料であるが、

やはりここまで来たら入ってみたいと思い、参加した。


スタジアムツアーは、スタジアム内のミュージアム見学とセットで、

最初にミュージアムの見学をするように言われる。

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なんということでしょう・・・!

トロフィーの数が凄い。ユナイテッドの強さを痛感させられた。


そして、歴代のスタープレイヤー達。

種目は違うが、日本で言う、読売巨人軍のような存在感。


さっきから野球に例えるばかりか、阪神と巨人を並べるという

またまたいろいろな人に怒られそうな内容になっているが、

ここも目をつぶっていただきたい(笑)


また、このミュージアム内には、

なんとあのJクラブのユニフォームが飾られている。

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セレッソ大阪。

国際親善試合で対戦したからだと思われるが、

これは仙台サポの僕からすると、とても羨ましい。


いよいよ、スタンドへ。

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ここからは、スタッフさんが、

「英語」でスタジアムガイドをしてくれる。

簡単な英語を使ってくれているのか、半分くらいは話の内容がわかる。



スタッフさん「この中に、ほかのチームのファンはいますか?」

ツアーに同行していた人「シティファンです!・・・おっと、冗談ですよ」

ツアー参加者 大笑い


笑いごとではない。 ここには本物のシティファンが紛れているのだから(笑)



ツアー中には、選手のロッカールームにも入れてもらえた。

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凄い。ここに、ユナイテッドのイブラヒモビッチや

ファン・マタやデ・ヘアが普段はいるのだから、

とても貴重な体験であった。



【スタジアム評価】5点満点
〈オールドトラッフォード〉
アクセス 4点
・トラムは本数がそこそこあるが、駅からスタジアムまでは、少し歩かなくてはならない。

臨場感 5点
・またイギリスへ行くことがあれば、ぜひともこのスタジアムで

試合観戦をしたいと、心から思った。

設備 5点

・歴史を感じさせるスタジアムであるが、古いだけではなく、

最新の設備を備えている印象だった。

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また、

マンチェスターで見ておきたいスポットとして

ナショナルフットボールミュージアムがある。

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サッカーファンにはたまらないミュージアムである。


以上である。つたない文章であるが、

イギリスで試合とスタジアムを観た感動が

少しでも伝われば幸いである。



また、リヴァプール編、ロンドン編をお楽しみに。

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(夜のマンチェスターの街並みとトラム)



(追記)

こちらもぜひお読みください!


もし僕の文章を気に入っていただけたら嬉しいです。