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ストリートピアノを学ぶ(第3回おとなり大学)

今回は武藤さんによる「ストリートピアノ」がテーマです。せっかく自分のメモも残したので、簡単に、まとめてみます。

ストリートピアノは、公衆の空間にピアノを設置し、「誰でも弾いていいよ」と解放する活動です。もともとは2008年にイギリスで開催されたアート活動が始まり。いろんな家庭にある使わなくなったピアノを集めて、かわいいペインティングなどを施し、みんなで弾いて楽しんでから欲しい人にプレゼントする。そんな感じの活動で始まりました。

日本では2011年に鹿児島県で取り組みが始まり、現在でも鹿児島市の一番街商店街がとても有名だそうだとか。当時の鹿児島県の活動は、3.11の震災直前に始まったので、お祭りムードという感じでもなく、全国へ祈りをつなぐ活動という感じのスタートになったようです。

2018年12月に横浜のマリナード&馬車道でイベント的にストリートピアノを行ったことが国内でのブーム拡大のきっかけであり、2019年1月の品川に2週間設置したこともふくめて、今年にその注目度がめきめきアップ。武藤さんもこのころから本格的に関心を向け始めたそうです。次のMXの番組は分かりやすくおもしろかったです。武藤さんも2分過ぎのところに出演しています。

ストリートピアノの魅力は、いずれの場所でも、まちのピアノ好きがあらわれて思わぬ展開を生み出してくれること。ピアノを幼少期に習っていて、とても上手いけど普段は別の仕事で生きている、そんな「素人以上プロ未満」とも言える隠れピアニストが世の中にはたくさんいるんですね。

また、ストリートピアノに早くから注目していたピアノうまいYoutuberが配信によって耳目を集めるケースもあり、ストリートピアノがある意味で新しい媒体となって人を呼び込んだり、つながりを生み出したりしている、というわけです。


いやあ、すべてが知らないことばかり。すごく勉強になって楽しかったです。ストリート太鼓やストリートテルミンとか、ほかの形もありそうですよね。

これを書いている松本個人としては、現象的な注目になってしまうんですけど。ピアノが家庭に普及してみんなが習うようになってそして家庭に余っているという現象が、日本じゃなく世界レベルの出来事だというのが驚きでした。技術的にピアノが安価に生産できるようになった時期とか、テレビや映像の普及とか、いろいろあるんでしょうけれども。普段は意識を向けない意外なところに世界に広く共通する動きがあったりするのだなあ、と。

11月は星さんがIoTについて発表します。




板橋区内に、レーザーカッターや3Dプリンターを使って何かを作ったり届けたりしています。また、そうした道具を使える人を増やしたいという思いで、講座などもちょいちょい開催しています。サポートいただけた場合は、こうした機材費や会場費などに利用させていただきます。