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kindleで体験談の執筆するときの注意点 自己語りは価値が低め?

kindle編集者・Webライターのヒラノです!

今回の記事では自己語りと価値提供をテーマにします💡

kindleは過去の体験談が書きやすいのですが、つらい経験を長々と書いて読者は置いてけぼり。kindle初心者あるあるの失敗です😅(身に覚えアリ)

読者は「タイトルに興味を惹かれて」悩みごとの解決方法などを求めているので、著者の苦労話に興味はわきません。

ですので、著者自身の話ではなく、読者が知りたいことに字数を割いてください!

自己語りと価値提供の例文も用意したので、最後まで読み進めていただければ✍️

※この記事の信頼性
■出版
・kindle11冊執筆
・Amazonカテゴリーランキング10冠
・Amazonベストセラー獲得
■編集作品
・俳優 酒井良太さまkindle
・東日本税理士法人 代表 長 英一郎さまkindle・ペーパーバック
・伊ケ谷鍼灸整体院 院長 伊ケ谷応幹さまkindle・ペーパーバック
・合計9冊のkindle編集に携わる
・ベストセラー獲得率 約50%
・カテゴリー1位獲得率 100%
■執筆(Webライター)
・快適介護生活さま(記名記事が公開されています)
・日本ミュージカル学会さま
・介護、福祉関連の記事多数

価値提供が満載の原稿を作るには?

自己語りと価値提供はセットで書きましょう💡

自分の経験談から読者にアドバイスが価値提供になり、自分事として受け止めてもらえます。

過去の体験談は、苦しかった経験を永遠に原稿に書き続けることも。読者視点では「で、なにが言いたいの?」⇒不満が募る⇒高い評価はつかない原因に。

たとえば飲み会で、60代の上司が「昔はよかった」「最近の若い者は」「俺が若手のころは」などは聞いてて楽しくないですよね😥

ですので、著者の体験談から「私は○○で失敗したから、あなたは気をつけて」のように、自身の経験から相手のアドバイスや方向性(価値提供)を一緒に記述してください。

有名人なら自己語りは許容される

有名人なら別ですが、無名の著者に対して読者は興味ありません😱

有名なアイドルの日常を知りたい人がいても、ぼくの生活スタイルに興味がある人はいませんよね?

kindleも同じで、あくまで原稿の情報に読者は価値を求めています。

例えば芥川龍之介さんが「文章の書きかたを教えます」って言ったら、興味ある人はいますよね。

でも実際は「文章の書きかたを教える」と言っておきながら「芥川龍之介自身の過去を語る」だとしたら「内容は違うな」と思いつつも「芥川龍之介本人」に興味がある人は聞き続けますよね。

でも、僕が「文章の書きかた教えます」と言って、僕の過去を話していたら、たぶんブーイングが来るか、立ち去るかのどちらかでしょう😅

つまり、有名な人であれば、ある程度の自己語りは許されますが、無名な人の自己語りは価値が低いんです。

実際に、本記事を読んでいるあなたも「Kindleの書きかた」に興味があって読んでいますよね?

しかし、この記事に「ぼくの37年生きてきた自伝」が書かれていたら、よろこんで読み進めていましたか?

きっと「全然関係ないこと書いてるじゃん」とか「タイトル詐欺だろ」って思いますよね😠

なので、読者が欲しがっている情報を提供しましょう。

自己語りゼロでもダメな理由

とはいえ、自己語りが完全にゼロだと、著者の考えや思いがわからない=共感できないのて「ただのノウハウ書」になり果てます。

全くオリジナリティの情報は世の中にほとんどないので、ただのノウハウ書は、それはそれで価値が低いです。

どんな思いで原稿を書いたか、著者の思いが伝わると、読者が本に共感して「読み続けよう」「分かるなー」となり、著者の話に価値や意味が生まれることに。

なので、自己語りも必要。しかし、価値提供もセットが条件です💡

自己語りと価値提供の例

とはいえ、ここまでで「価値提供の記述がわからない……」って人もいるでしょう。一例として、子育てをテーマに原稿を書いてみますね。

自己語りの部分の「共感はどこか」探しながら読み進めるといいかもしれません。

自己語り

ぼくはゲームが趣味です。スプラトゥーンとかモンハンってゲームご存じですか?

でも、自由な時間ってほぼありません……。1日のほとんどが以下で埋まります。

・子どもと遊ぶ
・Kindleの編集
・Webライターの仕事

週に1時間くらいゲームする程度。子育ては本当に自分の時間がなくなりますよね。

とはいえ「時間がないのはしょうがない」って思いつつも、将来子離れしたらヒマでつまらなくなりそうな気も。実際に僕の親も、ヒマになったのか、猫をめっちゃ飼い始めたんですよw

(ここまで自己語り)

価値提供

つまり「いまの時間は不可逆」です。昨日に戻れないし、若かったあのころに帰れません。

「子育てが大変」と言っても、子どもは毎日成長していますよね。実はあなたが思っている「ただの日常」「すり切れる日々」は、将来思い返したら「すごい貴重な日々だった」と振り返るはず。

とはいえ、ぼくも子どもを叱りながら、自分自身の未熟さでへこみながらの毎日なので、偉そうにいえません。

ですが、想像してください。50年後の自分が「いま」を見たらなにを思うでしょうか?

「あのときはつらかったけど、子どもたちは大きくなって、孫もいる。なんとかここまで来れたな」って将来のあなたが言っている気がしますよね。

「貴重な毎日」の瞬間に「いま」います。だから毎日を大事に過ごしましょう! 生きましょう!

(ここまで価値提供)

読者への行動の後押し

価値提供は「読者への気付き」だったり「経験からフィードバック」を書くといいと思います。

読者が「それ、身に覚えがある」って思われる内容を書くとベストかと❗

■まとめ

自己語りを控えましょう。とはいえ自己語りゼロもよくありません💡

ライティング初心者は体験談ベースの話を書くと、どうしてもつらかったり、大変だったりした経験・自己語りを書いてしまします。

気持ちは超分かりますが「自己語りから価値提供までセットの文章」か確認してください!

詳しくはこちらでいろいろ語っています🗣️

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