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平野啓一郎|旅・食・日常

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気楽な旅の記録、美味しいものの話題、日々のよしなしごと、等々。
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読書会“平野啓一郎と読み解く 森鴎外『文づかい』”レポート

読書会“平野啓一郎と読み解く 森鴎外『文づかい』”レポート

 7月21日、金曜日の夜のこと。東京・三宿にあるアートギャラリー&カフェSUNDAYは、いつになくにぎわいを見せていました。三々五々集まってきたのは、「平野啓一郎と読み解く」と題した読書会の参加者です。

 本好きが自主的に集まって開く読書会は、このところ静かなブーム。あちらこちらで開催されているようですが、作家みずからも参加して、ともに語り合うかたちのものは珍しい。平野啓一郎さんにとっても、初め

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中国・北京に行ってきました(1)

中国・北京に行ってきました(1)

こんにちは。
ひじょーに今頃ですが、3月中旬に北京に行っていたので、その時の写真をちょっとアップしておきます。
東京大学、北京大学、ニューヨーク大学、オーストラリア国立大学の四大学合同のシンポジウムで、僕は、ボードレールの「生命力の移動」という概念と分人主義についての講演、『高瀬川』を中心に衛生学者としての森鷗外と「生政治」についてのセミナー、という二つの大仕事がありました。それぞれ3時間、全部英

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ベランダの樹

ベランダの樹

梅雨のじめじめした、嫌な日が続いてますね。
仕事部屋があまりに殺風景なので、少し前から、デスク周りの緑化に着手。ベランダの樹がほどよく茂って、窓からの光を和らげてくれます。

風通しをよくするために、窓もよく開けるようになって、僕まで健康的になった気がします。

平野啓一郎


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別府アルゲリッチ音楽祭

別府アルゲリッチ音楽祭

6月5日は、マルタ・アルゲリッチの誕生日でした。
20世紀最高のピアニストの一人で、僕は十代の頃から大ファンですが、
彼女が毎年、別府で開催している音楽祭に、ゲスト参加してきました。
ラヴェルの「夜のガスパール」というピアノ作品は、元々は、フランスの詩人ベルトランの同名の詩集にインスパイアされて書かれたもので、
アルゲリッチが40年ぶりに演奏することとなったこの曲のために、
僕はアニー・デュトワさ

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北京のThe Bookworm Literary Festivalに参加しました!【5】

北京のThe Bookworm Literary Festivalに参加しました!【5】

動画はホテルの部屋のコネクターです。

平野啓一郎

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北京のThe Bookworm Literary Festivalに参加しました!【4】

北京のThe Bookworm Literary Festivalに参加しました!【4】



妙な入れ物に入って出てきたティラミス。
これ、でも、かなり美味しかった!

なんだ、これ?

と近づいてみたら、オノヨーコさんの作品でした。

最後はおまけ。。。

(【5】へつづく)

平野啓一郎

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北京のThe Bookworm Literary Festivalに参加しました!【3】

北京のThe Bookworm Literary Festivalに参加しました!【3】

地下鉄の駅で、セグウェイみたいなのに乗ってる人、発見。

ショッピングモール。
けっこう、かすんでました。

本屋さん。『白鯨』が2位!

三島由紀夫の「天人五衰」。漢訳すると、こんな日本が薄い。

(【4】へつづく)

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北京のThe Bookworm Literary Festivalに参加しました!【2】

北京のThe Bookworm Literary Festivalに参加しました!【2】

宿泊は、The Opposite Houseというオシャレホテル。
隈研吾さんの建築だそうです。

接客も非常に洗練されていて、オススメです。

中の様子。

檜風呂!

おしゃれ中華屋さんでおいしい北京ダッグ。

皮以外のところは、唐揚げにしてくれました。

ビール。純生!

(【3】につづく)

平野啓一郎

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北京のThe Bookworm Literary Festivalに参加しました!【1】

北京のThe Bookworm Literary Festivalに参加しました!【1】

昨年北京を訪れた時にも立ち寄った、The Bookwormという書店。
そこがやっている文学イヴェントで、もう十回目なんだそうです。

日本人作家の参加は、僕が初めてだとか。
通訳がついてくれたんですが、時々、英語で喋ったりみたいな、寛いだ雰囲気でした。
僕の英語は、文学について語るには、まったく不十分ですが、
通訳の人がプロではなく、僕の小説世界をあまり知らない時には、
それでも自分で英語で説明

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『ライ王のテラス』(三島由紀夫原作 宮本亜門演出)、見てきました。

『ライ王のテラス』(三島由紀夫原作 宮本亜門演出)、見てきました。



素晴らしかった。

「肉体と精神」の相克という三島の長年の思索は、索漠とした隘路にはまり込んでいるが、それを、暗い妄念の力で突破して、最後は高らかに肉体がその勝利を宣言するという、異様な戯曲。
定番の三島的二元論の図式からもかなり食み出していて、考える必要はあるが、論理的な整合性は、欠いたままかもしれない。

よほどの三島好きじゃないと、理解出来ない世界だと思うが、その迫力を殺がないまま、こん

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KYOTOGRAPHIE (2016/02/15)

KYOTOGRAPHIE (2016/02/15)

KYOTOGRAPHIEという、
京都の町を舞台にした写真イヴェントがあります。

今年で四回目で、
僕はディレクターの一人であるルシール・レイボーズさんと、
以前に写真集をだしたことがあるので『L'impression du Japon』、
第一回目から、展覧会のカタログに文章を書いたりと、
少しお手伝いをしています。

今年も書きました!

で、東京のANDAZで、先日そのオープニング・レセプ

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水族館 (2016/02/06)

水族館 (2016/02/06)

スカイツリーの下にある水族館。

コンパクトながら、導線が工夫されていて、なかなか良いです。
オススメ。

ラッセン的な写真。

スカイツリー。

遠くから見ても、近くから見ても、あんまりありがたみがない。

東京タワーは、これくらいの角度で見上げると、
結構、かっこいいんですけどね。

寿司のサンプル。

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GERBEAUDでランチ (2016/01/23)

GERBEAUDでランチ (2016/01/23)

懐かしのハンガリーの味を求めて、
AOビルのGERBEAUDでランチ。

鶏肉をクレープで包んで、
パプリカのソースで煮たもの。

ちょっと、メキシカンのエンチラーダみたいな感じ。

ナイス。

シュングルマンへ (2016/01/19)

シュングルマンへ (2016/01/19)

肉。

シュングルマンにて。満腹。

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