文劇6の感想まとめ

書こうと思って書かないまま最終日迎えそうなので、大阪行く前にマチソワの間でせっせと書きました。
結論から言うと、文劇6、最高でした。
も〜〜〜ね〜〜〜、チケット積んで良かった。
なんかマチソワで取れたし、そのマチソワで上手下手綺麗に分かれてたので、1日のうちで交互に視点移動して見られて最高でした。
チケ運に愛されてる。
東京大神宮にお参り行って御朱印もらったからかな?
あそこすごいですよ。私と相性良いだけなのかもしれませんが。

以下、めちゃくちゃネタバレ。




・舞台セット
入場してすぐ、舞台セットに作品名書いてあって「ウワーーーッ」てなった。
でもネタバレという感じではなかった。いや、「あー、てことは太宰絡みの話なんだな…」と思ったけど、太宰以外の無頼派揃ってるし、太宰の話はするだろうなと思ってたから。無視できんでしょ。
舞台縛るとは思わなかったけど。あと客降りするんや?!て驚いた。どんどん自由になってきてる…。演出の幅は広がるので良いことではある。
あと、座席も前回と比べると段差が低くなってる?気のせい?とおもったんですが、他の人も言ってたので気のせいではなさそう。
下から見上げて欲しいからじゃないか、の意見でなるほど!となりました。
座席の高低も舞台装置として、演出として使うのは好きですね。舞台で座られると見えなくなっちゃうけど。私は芸術面を重視します。


オダサク、最初、なんかやたらと消極的で太宰くん依存型だなーと違和感あったんですが、初見は「最初だし、まあ、そんなもんだよなー」と思ってました。
が、あの時点で既に侵蝕されてて…という感想読んで、なるほど、と思いました。確かに侵蝕者、しかも操るやついるわ…。
消極的になるように操られてたってことかな?
初見では、太宰という精神的な拠り所としてる存在がいないからかなと思ってましたけど。
でも侵蝕されてて、太宰が潜書して浄化したから安吾の時は…て考えると、後ろで戦ってた太宰と背中押された演出が納得いくんですよね。

OPの白秋先生、めちゃくちゃかっこよすぎて夢女にされるかと思いました………。
銃声ズドンと重いし。かっこよすぎ。やばい。
あとMAHIROさんのダンスヤバかった。アイドルさんだからすごいだろうなーと予想はしてたんですが、止まるところピタッッッッと止まるんですね、好きです。
私は三浦大知さんの話しか聞いてないので、止まる動作に着目してしまいます。
蟹工船での潜書について。
檀君、船の揺れで他の人と比べると、比較的足腰しっかりしててすぐ体制立て直せるの、好き…になりました。檀君〜〜〜!頼もしすぎる!!
心平庇ってたのも良き。

あ、蟹工船潜書する?しない?の時に、安吾が潜書しなかったの、多分オダサクが様子おかしかったからだと思うんですよね。
今回、安吾はずっとオダサクの面倒を見てる。安吾には檀君もいるけど、オダサクにとって、安吾しか知り合いいないもんね。そういうところ、年長者だな〜〜〜とニコニコしてしまう。
だからオダサクどうした?て常に聞いてくるし、誤魔化そうとしても誤魔化されないんだなぁ。お兄ちゃんだねぇ。
でも、オダサクが檀君傷つけた時はちゃんと檀君のフォローにまわる。それでオダサクは「そっちの味方すんの?!」て傷ついちゃうけど。だから意地になってたのかなー?

あと、白秋先生いつ出てくるんだ…とソワソワしてたら後からしれっと来ましたね。この時点で察するべきだったんだ…。
唐突な最後の晩餐にざわっ…としたけど、白秋先生がキリストの位置でしっかり最後の晩餐再現しててウワーーーーーッッッて情緒乱れました。こんなん、裏切り者の象徴じゃないですか〜〜〜。
舞台で意味のないことはないんで、つまりそういうことですよ。
この後ダメ推しに2回やられて瀕死でした。追い討ちやめろ。
あと白秋先生、思い返せばおかしなところたくさんあって、プロパガンダに使われた白秋先生が、戦争に赴いた檀君のこと咎めるはずないんだよなって。あと迫力がありすぎるのもなんか変でしたね。気づかないもんだなー…。3の印象をうまく逆手に取られました。くそ。好き。

あ、熱海事件の時に無頼で話してるシーン、見ました?
スポットライト当たってない時にオダサクこっそり拗ねてますね。スポットライト当たると道化に戻るけど。こいつ…。
何度か見たから多分意図的にやってると思います。
こういうのがあるからスポットライト当たってないキャスト見るのやめられねえんだ……。

最後の方、白秋先生に1人ずつ蹂躙されるところ、歌との音ハメされてません?
歌詞聴きながら見るとなんか内容と合ってる気がして…。
落ちきった、となった時に、安吾オタなので堕落論!て連想しがちなんですけど、ああいう風に演出されて泣かないわけないんよ。
客席のライトが付くのも良いです。味を占めたな。
でも文劇3とのつながりも感じられるのでそういうの好きです。
そして、安吾と同じタイミングで檀君が堕落論思い出すのと、それに後押しされてみんな立ち上がるのめちゃくちゃ良かったです。熱すぎる〜!
泣きました。
文学で繋がってるからね…。

全体的に太宰の匂いが強すぎて、匂わせっていうかむしろもう太宰がいましたね。
結局、最後まで見て「文学を通して太宰はみんなのそばに居る」なのだと思いましたけど。そりゃ、切り離せないよね。
途中までありえんギスギス展開で、もう胃がキリキリしてました。
公式でここまでやられると、二次創作なんてヌルいもんだな、と思いましたね。ええ、自由にやりましょう。
文学で繋がってる、だから檀君が必死に生きてたことも意味があるし、忘れてもまた思い出せるし、別れてもきっとまた会える。そう思うともう泣けてきますね。やばいです。

あと、心平のぎゃわずについて、文アル知らない文劇ファンが「あのカエルって喋るし自由に動けるんだ?!」て驚いてましたけど、そんなん私らも知りませんでしたよ。
でもめちゃくちゃ可愛かった。心平も。今回完全サポートだったので、また出て欲しいな。癒し枠〜。
無頼派とプロレタリア組…どっちもエース不在…てドキドキしてたんですが、すごい良かったですね。
他の組み合わせも楽しみだ…続いて欲しい…。
中也と賢治くんもどうです?
確実に地獄なのは覚悟してます、でも推しの新しい解釈が欲しい。
待ってます。

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