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2021年度サンリオキャラクター大賞個人的総括

平井“遅ればせ”光です。

ということで遅ればせながら2021年度サンリオキャラクター大賞の個人的総括を行わせていただこうと思う。

今年も去年に引き続きコロナ禍での開催となり、色々と制限された中でのお祭りとなったわけだが、結果的に投票総数は過去最高と、改めてサンリオファンにとってキャラクター大賞というものがいかに重要なイベントかを感じさせられる回となった。

そんな中今年のチャンピオンは一体誰なのか。我が最推しのクロミ様は一体何位だったのか!? まあサンリオファンなら既にご存知だろうが、一応形式的に大仰に煽らせていただきますね。

果たしてその結果とは!?ねえ果たしてその結果とは!?


ではまずは20位~11位までの中で個人的に気になったところをピックアップしていこう。ランキング結果はこちら。

20位…コロコロクリリン
19位…KIRIMI.ちゃん
18位…マイスウィートピアノ
17位…あひるのペックル
16位…ぐでたま
15位…けろけろけろっぴ
14位…バッドばつ丸
13位…ハンギョドン
12位…ウィッシュミーメル
11位…yoshikitty

まずなんといっても注目はここ数年でのはぴだんぶい(けろっぴ、ばつ丸、ペックル、サムさん、ポチャッコ、ハンギョドン)の活躍だが、意外なのは去年11位と好成績を修めていたけろっぴが15位までダウンしてしまったこと。個人的にはむしろトップ10入りすらあると思っていただけにちょっと残念だ。来年こそはすの上家の長男の躍進を望む。

ペックルも1ランクダウンという結果になったが、相変わらず香港では王者に君臨し、これで4年連続の1位ということになる。そろそろ僕のジャッキー・チェンに似てるからという説が認められていいと思うし、ジャッキー・チェン本人とのコラボも見たい!プロジェクトP熱望。

ハンギョドンが去年15位からの2ランクアップというのは嬉しいところ。他のキャラとは少し違う個性的な可愛さが認められてきたのか、もしくはコロナ禍におけるアマビエ様とのコラボが人々に希望を与えたのか。しかしハンギョドンは男のブルースを背負った渋さすらも併せ持つキャラだということも個人的に伝えていきたい。

ウィッシュミーさんは去年18位からの大幅アップ。今年10周年ということもあるだろうが、ピューロランドとハーモニーランド限定キャラとしてこの位置はやはり凄い。とりあえず社会に疲れたおじさんはウィッシュミーさんの声に癒されろ。


ではここからはいよいよ映えありすぎのトップ10キャラを一人ずつ発表していこう。









(去年に続き既に公表されまくってるのにもったいぶる無駄な間をくらえや)









第10位…こぎみゅん

これはもう拍手である。やはりここ一年のこぎみゅんの頑張りを考えると見事に努力が実った結果といえるだろう。そもそも人気投票に粉がランクインするというのは歴史上初なのではないか。
「はかな可愛い」という新ジャンルを築いたこぎみゅんだが、もはやその精神は儚くなどない。むしろ粘り強い。ネバネバである。
若手のホープとしてこれからの躍進が楽しみだ。


第9位…タキシードサム

ドジっ子紳士サムさん。去年10位からワンランクアップである。はぴだんぶい効果もありここ数年人気V字回復中のサムさんだが、御三家に次ぐ70年代デビューの大ベテランキャラとしての底力を見せつける結果となった。
ちなみに視力は右左共に2.0あります。


第8位…SHOW BY ROCK!!

ショウベエロック。去年8位と同位置をキープ。
こちらもやはりプロモーション活動を非常に頑張っているのでまだまだ食らいつきます。他のサンリオキャラとファン層はやや異なるが、だからこそ貴重だ。
サンリオファンにはバンドがライブ中ミニキャラ化したときの姿もアピールしうるだろうが、ダル太夫が入ってる猫顔の達磨がとても可愛いでありんす。


第7位…リトルツインスターズ

ここで登場御三家の一角。去年は45周年にも関わらず9位とこの子らにしてはやや振るわない結果となったが、やはりサンリオを初期から支えるこの偉大なキャラを忘れることなど許されないのである。
とはいえやはりこの子らに関しては、キャラの性質的にあまりがつがつしないおしとやかな清純っぷりが魅力ではあるので、ファンも命をかけて投票というよりはある程度大人な距離感で応援している結果なのかなとも思う。
でもやっぱりこの無冠の帝王が王者に輝く瞬間は見たいけどねー。


第6位…ハローキティ

配信でこの6位が発表された時点で僕は大企業の忘年会で最後に数百人規模で行う一本締めに匹敵するレベルの強さで手を叩いた。そして同時に陵南に勝って全国大会出場を決めたときの湘北のゴリくらい泣いた。
まあ理由はこのあと説明するが、とにかくまずはキティちゃんである。去年5位からワンランクダウンとなるが、相変わらず休むことを知らずその無限の愛を世界中に与え続けている日本一のキャラクターとして上位は当然。いちごの王さま同様、愛と尊敬を込めて投票されるべき存在である。
と同時に、割とライトなサンリオファンの目線からしたらキティちゃんはベタすぎてあえて投票しない、という人もそれなりにいるのではないかと思う。そしてその領域に入ってこそ真の意味で最強ということだ。
殿堂入りという概念はキャラクター大賞にはないが、どこかファンの感覚的にはキティちゃんはもうその領域にいるということである。


第5位…クロミ

僕が大企業の忘年会で最後に数百人規模で行う一本締めに匹敵するレベルの強さで手を叩き陵南に勝って全国大会出場を決めたときの湘北のゴリくらい泣いた理由はこれである。

かつてこの世には『おねがいマイメロディ』というアニメがあった。サンリオの歴史に残る名作と謳われる伝説のアニメである。そしてその作品の中で一人のカリスマ的キャラクターが生まれた。“クロミ”と名乗るそのウサギは時に横暴で、時に破天荒で、時に下品ですらあった。屁もこいた。バクのせいにした。
しかし根は情にもろく、乙女であり、芯が強く、いざという時のかっこよさたるや男目線で見てもシビれるものがあった。しかし屁はこいた。バクのせいにした。
そんなあらゆる要素を全てひっくるめて最強に可愛いキャラクター、それが“Cheeky but charming”クロミ様だったのだ。
そんなクロミ様は元々アニメオリジナルキャラだったにも関わらず人気が爆発し、キャラクター大賞にもメインキャラとしてエントリーし、2006年にはなんと5位にランクイン。そして『おねがいマイメロディ』シリーズの放送が終了した直後の2010年にも5位に食い込んでいる。
しかしそれ以降長らくトップ5圏内には入れず、10位11位あたりを行ったり来たりしている時期が続いた。14位まで落ちてしまった年もある(2015年)。
それが一昨年突如7位まで浮上し、去年も同じく7位。しかし一昨年より断然票数は伸びている。再び黒の時代が来かけているのは明白だった。

そして今年、クロミ様としては実に11年ぶりのトップ5入りが実現したのだ。

黒の時代の到来。あのサンリオに闇の要素を持ち込んだクロミ様というカリスマキャラクターの魅力に再び世が気づき始めたのだ。酢くせえ。酢くせえぞ。らっきょうだな。

クロミ様もツイッターで喜んでおられた。ファンとしても大満足の結果である。

そして勿論これからも応援し続けるが、やはりここまで来たら次なる目標は一つ。それは…


第4位…マイメロディ

クロミ様がデビューして16年、ことキャラクター大賞においてただ一ついまだに超えられない壁、それが『おねがい』時代からの最大のライバル、マイメロディ嬢なのである。ポチャッコやプリン君、シナモンをすら超えたことのあるクロミ様だが、唯一(一方的に)ライバル視しているメロディ嬢だけは超えたことがないというのは何とも皮肉な話であり、同時にクロミ様ファンとしては何とも燃えるストーリーではないか。つまり久々にトップ5入りを果たしたクロミ様の次なる目標はやはり初のメロディ嬢超え。ウサギのくせに亀の粘り強さを兼ね備えたクロミ様の進撃はまだまだ続く。

しかしそれにしてもメロディ嬢の圧倒的な強さには恐れ入る。1997年から一度としてトップ5以下に落ちたことがないという驚異的な実績を持つサンリオ御三家の一角だが、確かにその気持ちいいくらいのあざと可愛さは、相手に抵抗する余地すら与えないほどに強力だ。まさに可愛いの権化。可愛いのハードパンチャーである。ピンクの時代はどうにも終わりそうにない。


第3位…ポチャッコ

去年3位をキープ。「ハッピーになりたい男子たち、V字回復をねらう」を地で行くはぴだんぶいのエースである。
数年前までの寄り道期間は一体なんだったのかと思うほどここ数年の勢いが凄まじいポチャッコだが、トップ10キャラで唯一80年代デビューであることを考えると、この世代の代表としてまだまだ頑張ってもらいたい。
かつての絶対王者なめんなし。


第2位…ポムポムプリン

去年2位をキープ。今年デビュー25周年という記念すべき年で、中間発表では1位だっただけにプリン君ファンにとっては残念な結果だったかもしれない。
しかし本人は相変わらずいたって呑気。これからも深く物事を考えず目の前の面白そうなことにマイペースに臨んでいくのだろう。もしかしたら1位になってもその意味や凄さをよく理解していないかもしれない。
まさに天衣無縫。無欲の強みというものを世に見せつけてほしい。


そして2021年度サンリオキャラクター大賞、見事トップに輝いたのは…


第1位…シナモロール

スヌーピーさん見てますか。かつて初期のサンリオを支えてくれ、キャラクター大賞にもランクインしていたあなたの意志を継ぎ、今やサンリオはハイパーワンちゃん大暴れ時代に突入しております。ペディグリーチャムが足りません。
そしてそのトップに君臨するは白を制する者。名実共に今のサンリオを引っ張るエースキャラクター。そしてこれからのサンリオをも最前線で背負っていくキャラクターとなるであろうシナモン。
彼の活動を見ているとマイペースなプリン君とは対照的に、ある種の責任感にも似た強い意志のようなものを感じ取ることができる。だからこそファンは強く応援しようと思うのだろうし、それと同時に彼の可愛さはライトな層にも届きやすい“キャッチーさ”があるようにも思う。最強の所以はそのあたりにあるのではないかと思うのだが、何にせよいつまでもキティちゃんにばかり頼ってはいられねえ。俺がサンリオを引っ張っていくんじゃい!
なんて言葉を使うわきゃねえが、そのくらいの精神を持って突き進んでいくのだろう。サンリオファンとしても頼りにしてます。



というわけでランキングトップ20を振り返らせていただいたわけだが、ここからはトップ20圏外のキャラで個人的に気になったキャラをいくつかピックアップさせていただこう。


まずはなんといっても27位のハローミミィ。
サンリオファンにはお馴染み、サンリオファン以外には「え!?キティちゃんが2人!?」なミミィちゃん。彼女はキティちゃんの双子の妹です。どうか知っていただきたい。
サブキャラコンテストで優勝し去年初めてメインキャラクターとしてエントリーし19位という好成績を残したミミィちゃんだが、今年は大幅にダウン。個人的にクロミ様に次ぐキティちゃんと同じくらい好きなキャラクターなのでこの結果は残念だ。まあ彼女は華やかなアイドルのキティちゃんとは対照的に人見知りで控えめな性格なので、知名度が低いのも仕方ないのかもしれないが、実は既にデビューして46年も経っておりメロディ嬢やリトルツインと同期という大ベテランなのである。
見た目はリボンの位置以外まんまキティちゃんと同じ顔だが、その恥ずかしがりやな性格がなんともいじらしく、キティちゃんとは全然違う魅力のあるキャラクターなので、そのあたりをもっと知ってもらわねばなるまい。
実際あまり露出は多くないものの、最近はキティちゃんのYouTubeにたまに登場しその魅力の片鱗を見せてくれている。しかし個人的にはひとまず『ハローキティのすてきな姉妹』という昔のアニメを探して観ていただきたい。僕はあれで完全に落ちた。
控えめだがその潜在能力は実に高いキャラクター、それがミミィちゃんなのである。世よ知るべし。


続いて28位のリトルフォレストフェロォ。
こちらは去年37位からの大幅アップ。一緒に芸能サンリオ部という部活をやっているダチのアントワネット山口君の推しキャラなので、是非引き続き応援していただきたい。キャラに展開があるほど芸人も面白くなるのだ。
この子もまた秘めたる潜在能力高い系キャラである。


続いて33位のジュエルペット。
去年30位から少々ダウン。以前から言っている通り、とにかくサンリオ公式YouTubeで配信してくれているアニメシリーズを観るべし、である。『おねがいマイメロディ』の遺伝子を受け継いだ狂気っぷりに加えて、登場するジュエルペットたちがことごとく全員可愛い。この世界で小さなサンリオと言っても過言ではないくらいに個性的なキャラが揃っているので、必ず推しが見つかるはずだ。ひとまずクロミ様ファンはダイアナに落ちろ。
コロナ禍で延期になり続けている映画最新作、あたしゃいつまでも待つよ。


続いて38位のアグレッシブ烈子。
去年45位からアップ。ネットフリックスのアニメシリーズ効果で日本以上に海外で人気の高いキャラクターだが、そろそろ日本も魅力に気づいてきたか?
リアルすぎて見れないという人もいるかもしれないが、面白さは保証するので是非観てほしい。
シュガーバニーズの「きっとうまくいくよ」以来の決めゼリフ「がんばれっさー」もあるよ。


続いて39位の歯ぐるまんすたいる。
去年34位からややダウン。サンリオ公式キャラクターの中でもなぜかツイッターで僕をフォローしてくれている不思議なキャラ(嬉しいけど)。
社会の歯車として働く皆様を応援するため、日々ツイッターで悩みに答えたり、時には誰もが共感するような愚痴をこぼしたりと独自の立ち位置を確立しているキャラクターなので、是非一度彼のツイッターを覗いてみてほしい。


続いて53位のハミングミント。
去年54位からワンランクアップ。実は最近ちょっと気になっているキャラクターで、それというのも彼女、公式ページのミニゲーム内でなんと堂々と屁をこいているのだ。クロミ様といいジュエルペットのルビーといいなぜサンリオキャラはこうも屁をこくのか。それもクロミ様やルビーはキャラ的にわからなくもないが、彼女はそういうキャラではない。
しかしそういうところも隠さずに見せられるハミングミントちゃんが今かなり好きになってきている。モチーフの動物(鹿)に近い見た目をしているのも他のキャラとは違うところで可愛いと思う。


そして56位のいちごの王さま。
全サンリオファンが足を向けて寝られない絶対的存在。このお方に関してはもはやランキングで推し測れるような次元にはいないわけだが、こうしてエントリーしてくださっていることに感謝し、我々サンリオファンは投票させていただくのだ。
そして王さまのお姿を見るたびにその根底に流れるサンリオスピリットを再確認し、明日の自分が今日よりもそのスピリットを持てているよう気が引き締まるというわけだ。
その理想はあまりにも高いが、最も努力する価値のある理想である。



というわけで2021年度サンリオキャラクター大賞の個人的総括、いかがだっただろうか。
相変わらず更新頻度は少ないが一回の記事は長いという時代にそぐわないやり方になってしまっているが、ここまで読んでくれた人には感謝である。

総じて今年もやはりキャラクター大賞は楽しかった。この年に一度のお祭りがサンリオファンとしてもモチベーションになるし、また来年に向けて全力で好きなキャラを推していこうと思えるのだ。

来年の希望としては、今年サンリオ最初期のキャラクター、コロちゃんがエントリーしてくれたので、同じく最初期にデビューしたバニー&マッティ八千代チャーマーなどのキャラクターも来年エントリーしてくれることを望む。ゾウ自転車も。

それではここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。

また次回。




ゴリって言うほど泣いてなかったな。



気が向いたらお願い致します。サンリオ資金にさせていただきます。